4-夜の計画
「で、どうするの?」
キースがまったりお茶を飲んでから聞いた。
グスタフはまだかかりそうだ。帰ってから夕食にしようとのんびりしている。その暇つぶしに話を向けただけだ。
セリは、そろそろ起こそうかと話していたが、自然と起きるまでこのままでいる事になった。
夜寝れなかったら、散歩に出ても良いだろう。
「洞窟の中でなら、特に心配もない。」
夜時間として落ち着いた色の魔道具が、点々道に続いている。その光景の違いもセリは喜ぶかもしれない。
「夜食がいるカシラ?」
「オレ、スープ麺が食いた〜い。」
カナンが注文をしているが、連れて行くのは決定だろう。別にいらないが。『幼い番と2人きりの状況は避ける事。』
セリの側に居るために条項だ。
それを破るとアクレイオス、保護者がうるさい。
最悪、セリと居ることを禁じられるわけだが。守っていれば、大抵の事叶えられる。そのためでもあるが、セリ以上に優先させるものはない。
そんな計画を思い描き、ロードは腕の中のセリが身動ぎしたのをとらえた。
「夕食ならまだ後だぞ。」
「起きても良いわヨー」
ハーブ水が置かれた。ポヤとした頭でも、それを手に取り喉を潤す。
夕食はまだな時間。つまり結構寝たなと考えながら
リラックスした状態のカナンを眺める。
何か本を読んでいるが、キースやグスタフの読む系統ではなさそうだ。片手で持ち歩けそうなサイズ。
足に乗っけて大きいページを開いるグスタフや、分厚く立派な装丁の本を読むキースを見ている。
馴染みのある本な気がして、ロードの膝から立ち上がり近づいていった。
「何読んでるの?」
ロードがセリが出ていってしまったショックで固まっているのに気付くのは、会話をしていない2人だけだった。
カクヨムの方は、投稿し終わりました。
次には、分析編をしてから→新規投稿!の予定です。
ツイッターの投稿、やってみようかなと調整投稿中です。(BBやっこ)




