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捕虜少女の行く先は、番(つがい)の腕の中?  作者: BBやっこ
第三幕 騎士団
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第三十九話 夜呑み


魚料理かあ。

肉!というタイプなのだろう


夕食として肉料理もある。

珍しいので摘んでもらおう。


グスタフが

香草をくれ、キースからお酒とチーズが差し入れられている


豪華な晩餐だ。


酒に合う!

透明で水のようだけど、香りはお酒だった。


「清酒っていう島国で作られてるの」


かなり強い


喉を潤すように飲んでいる


流石に明日は呑まねーから!

カナンも、もうオフモードだ。


きのこを食べる

バターと黒い液体を使ってやいたもの。

黒い見た目に反して「美味しい。」


包み焼きした魚にも合う。



モグモグと口を動かす。



ゆったりと食事の会



「2日後の模擬戦だね

気合は?」


兵士の熟練度を見る物だったはずなのに


使ってくれちゃって


本意ではないのかな?


「兵士の熟練度を住民に見せる催しなのに、兵士でないセリの参加

を申し出たのヨ」


「騎士の中ではセリちゃんを怪しむ奴が多いからねえ」


人族の住む方から

突然現れていればそんなものか。

「けどなあ〜ロードが囲い込んだ時点で、受け入れるのは当然

っていうか、攫ってくることになってないからラッキーな方。」



喋りすぎっ

頬をつねる


組織の問題も入るのか


「獣人の気質もある。群に入ってきた者の力を図りたいんだ。」


「そういえば、グスタフも出場させられていたね?」


「昔のことだ」

クイっと飲んだ


大弓で戦った話を聞く。


「模擬戦は双方の見せ場だ。

叩きのめすだけが、勝ちじゃない。」


セリは頷く。この城でのセリ自身のためでもある。

カナンとロードは、ここに所属しているため…


「強制だな」

「断る理由はない。」


勝ちを得ないと。


「認めさせる」

そうすれば、セリの望みが叶いやすくなる。


軍の力も頼らなければならないかもしれない。

その考えがあって、模擬戦の参加を了承した。


新人同士は、少しの魔法と武器での戦いだな

自分の力、技を出し切っての対決。


応援するのが慣習。

その後が、魔法武器を駆使した戦闘。


「オレが使うのは、ナイフね。」

クセのありそうなナイフは、風魔法が付与されたものらしい。

投げているところを見たが、

急に曲がったり、速さと音で撹乱するそうだ。


「相手は、斧かなあ。力自慢のオッサンなんだよお」


その時は、セリも観戦できると思う。

ロードが心配気に

「怪我しないようにな」とセリを撫でる。

魔法防御をかけての模擬戦で、かすり傷は難しい。

打身くらいにはなるかもしれないが。


「終わった後がめんどい」カナンは、上司に絡まれる決定らしい。


ロードは団長との対決で

「ド派手にやる」


何か思うところでもあるのだろうか。気合が見える。


「景気づけに乾杯しようぜ!」


セリにはベリージュースで


「勝利をこの手に!乾杯〜」

カナンの音頭で、それぞれ杯を掲げたのだった。


しっかり食べ、決意表明と気負わない言葉を送られ

「まあ頑張れ」


本番前の屋台を楽しみにセリは早々に、

寝入ったのだった。

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