第2話
学校に着いた龍山は面倒なあいさつ当番を終えて教室に入った。そしていつものメンバーといつもの様に下らない話をしていた。
智昭「おーっす」
恭輔「おはよー、龍」
今智昭に挨拶を返したのは小川恭輔。同じクラスの親友だ。
隼人「なあ、今朝のニュース見たか?東京すげーことになってんなぁ」
今のは小林隼人。恭輔と同じこのクラスの親友だ。
智昭「あぁ、なんかおかしくねーか?警察が対応しきれてないんだぜ」
(会話が続く)
〜キーンコーンカーンコーン〜
智昭「あっやべ、授業始まるぞ!」
(また退屈な授業が始まるのか。)
龍山はため息をして席に戻っていった。
2時間目の授業が終わり、3時間目の授業が始まろうとしていた、その時に夏目先生から放送がかかった。
放送:夏目からですが放送します。次の授業の時間に緊急集会をします。体育館まで移動してください。担任の先生はよろしくお願いします。
隼人「集会ってなんかあったんかな?」
恭輔「どーせ誰かがなんかやらかしたんやろ」
智昭「でもいきなり緊急集会っておかしくね?」
3人は移動の準備をし始めた。
〜集会〜
生徒指導「えー最近の学校生活は...(中略)本題に入ります。今朝のニュースで見てきた者もいると思いますが今東京都内で暴徒がでて、被害も相当になっています。ですが東京都内だけでなく、現在周りの県にも被害が出てきています。そこで今日は授業を4時間目までにして、給食後に下校することに決めました。詳しいことは〜」
集会が終わり、皆が教室にもどってきた。
恭輔「ラッキーじゃね?もう帰れるって」
智昭「そうだなー、この後ゲーセン行かね?」
隼人「いや、お前ら中3なんやで勉強しろよ」
教室では他にも午後の約束について話している人達がいた。これからこんな事になるなんて誰も予想していなかった。