海の一日
冬馬君の夏
『海の一日』
皆はまだ、海辺でくつろいでいる
どこまでも続く青い空
波の音に海の家
こっ、こほんっ そして可愛い水着ギャル 多網父は顔を赤らめ思った。
いっそのこと海に住みたい。
海に住んだサーは五年目にしてニュースに出ることになる、変な男が砂浜にひっそり五年間暮らしていたそうです、ヒゲで顔が覆われ毛むくじゃらの動物?あだ名は珍獣サー海坊主である。
あー良いなぁそんな生活
良いんかぃ!!
あんたの場合は夜の海に怖じ気つくだろうサーよ。
虎鮫代ちゃんの舌は出たり入ったり回転したり忙しかった、本当に本当に本当にどうでも良い話だが、現代には回転寿司と言うお店がある、こんな店があったらどうだろう。
その名も回転舌
どんなお店か?
回転舌に入ると中に虎鮫代ちゃんが立っていて回転する舌を眺められるのだ。
ペロ ペロ ペロ ペローッ
今日はいつもより多めに回っておりまーす
ちゃん ちゃん。
さて、何故今の虎鮫代ちゃんの舌は活動的に動いてるのか?
そう虎鮫代ちゃんは大の尻フェチだったのだ。
男のケツを眺めていて、ご機嫌なのである
キャッ キャッ。
きゃはっ
あっ、ピラミッド型、 逆三角形、あっ豆腐もある(なんぢゃーそりゃ)
きみ子の肩を叩きつぶやいた、「日本語で喋ると男性陣にばれちゃうからこっからは ペローッ ペロン ペロペロ ペローッ」
聴いていた大喜はギョッとした、なんだぁ?と言うかそんな言葉できみ子は理解できるのか?
「うそーっ、きゃあああ」
理解していた。
一体何を言ったんだ?額から汗を垂らす大喜。
虎鮫代ちゃんはつづけた「でね ペロン ペロ ペロ ペロリーチョ なのぉ」
「うそーっ、やばいね」
なにが、やばいんだ何が?一番ヤバいのはこの二人なんじゃないかと大喜は思ふ。
「でね、ペロ ペロン ペロ ペロ」
「あっはっはー何それー超ペロンじゃん」
誰か通訳してくれ。
気づいた冬馬君も思った、またでたか。
多網は微動だにせず、サングラスをかけ一点を見つめいる。
「多網 分かるあの言葉?」と大喜
返事ナッシング
「多網」冬馬君も声をかけ、サングラスをとる
寝とるやんけ
目を開き多網は「アイルビーバック」と囁いた。
うん、多分英語の意味は分かっとらん。
冬馬君と大喜は砂浜に寝そべりこんな事を語り始める
「いつ、清香達にお土産渡そうか?」
「夏休み中に会えたら良いね」と答える大喜
真上にはサンサンと輝く太陽
ザーッ ザブーン 波の音
あーお二人さん青春だねぇ〜〜
「ペロン ペロ ペロ ペロン ペロ ペロ」
「ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロだちょー」
誰かあれ止めろ!!
異様な会話も波音以上に二人の耳に交じってきていた。
奴らはペロンペロン星人か!!
ペロンペロン星人が何者かはよく、分からんが進化の過程でどこかずれてしまい、ペロンペロンがメインの言葉の星人にちがいまい。
「今頃何してるかなぁー清香」冬馬君の胸は急に鼓動を速めた、なんとも切ないような嬉しくもある不思議な気持ち。
清香は僕の事どう思ってるんだろぅなぁ
すると、この手の話が好きな女性陣いつの間にかペロ語はとだえ、すぐ真横にいた。
「あーさては恋ばなね」とニタニタ嬉しそうなきみ子
「ちっ、ちがうよ」焦る冬馬君と大喜
「大丈夫、大丈夫清香ちゃんとアミちゃんでしょ、そーゆう話はこのせんれんされたお姉さん達に任せなさい」ときみ子が自信満々に言い放つ。
一体だれが洗練されたって?
しかし、間違いなく相談してはいけない二人に見えるのは私だけであろうか?
「えー冬ちゃんに大ちゃん恋してるんだ?」虎鮫代ちゃんものってきた。
最初は恥ずかしがっていた二人だが、なんだか海でこんな話が出来るのが楽しくなってきている。
考えたら、きみ子はもう二人の事を知っている、これは色々話しやすい。
「きみ子は二人の事知ってるの?」と虎鮫代ちゃん
「キャンプ行って会ったの」
「どんな人?」
「清香ちゃんは少し虎鮫代ちゃんに似てるかな」
全然ちゃうわ
冬馬君は即座に断固として思った。
「アミちゃんは、蛇鰐美ちゃんかな」
でた、そいつ、 へびわにみ。
冬馬君と大喜は思い出す、冬休みの婆ちゃん家の旅行での夜の会話。
きみ子友達三人衆。
すでに今こうして、虎鮫代ちゃんには会ったが蛇鰐美ちゃんには会ってはいない、まぁ、ただ者ではないのは間違いないが。
「へぇー恋してるんだ二人 ペロン」舌が回る。
「その様子じゃ本気だね、ペロン」
なかなか鋭い虎鮫代ちゃん。
ザーッ ザブーン 波が引いてはみちる
すると、虎鮫代ちゃんらしからぬ語り口調
「恋って、良いよね〜何気ない日常に突然色が塗られたよう」
おお虎鮫代ちゃんなんか凄い、てゆうかあんた本当に虎鮫代ちゃんか?
「恋は女を亀から鮫に変えるのよ ペロン」
ヒョエー例えの意味が全く分からんがすごし虎鮫代ちゃん。
だから鮫に似ているのか。
「で、二人はお土産渡したの?」ときみ子
「まだなんだ、なかなか電話しづらくて」冬馬君が言った。
「あたしが電話してあげようか」虎鮫代ちゃんが言う
いやそれはまったくあんた誰?となるからやめるべきだ。
「夏休み中には渡さないとね〜、ちんたらしてたらお土産忘れてるのかなぁーなんて思われちゃうよ」ときみ子の指摘。
「そうかなぁー待っててくれてるかなぁ」冬馬君はそれを聴きちょっと嬉しくなる。
覚えておけ、冬馬よ 言ったのはきみ子だ。
きみ子はぶっこいた、 ブリッ プシュ〜
かなり強烈な香りだった。
薬局にこんなのあったら売れるだろうか 「きみ〜〜の屁の匂い」
売れるか!!
さて
冬馬君と大喜は夏休み中に二人に電話することを決めた。
「よし、約束して、おみやげを渡そう」
「おーっ」
意気込む二人
「そう言えば去年の夏も終わり頃に清香達に会ったね
」と大喜
「うん、そうだった、懐かしいなぁ」
「よーし今年もだー」
「ヤァー」
気合いの入る二人
きみ子と虎鮫代ちゃんもそれを聴きニッコリ
と、このタイミングで突然、多網が「アィルビーバック」
なんぢゃーなんぢゃー もんぢゃ〜
でたぁー久しぶりの上の言葉(笑)
突然、全然出番のない奴がきれた
「ちゃーーーーー ちゃーーーーー ちゃーーっ」
以上、多美でした。
子供達はサーを起こして、 再び海へ
「一緒に泳ごうよ」冬馬君達がサーを引っ張る
「さっ、鮫いないかな?」
いるか!!
あっ虎鮫代ちゃんがいた。
この時、多網はひらめく 画期的なまさに多網人生史上に残る素晴らしい発想
それは海での遊び
その名もズボン脱がしごっこ(これが人生史上一番素晴らしい発想か)
その名の通り、いたってシンプル
海パンをばれずに下にひっぱり脱がす
まさに最先端の遊び(どこがじゃい)
良い子はマネしないように!!
多網はニヤリほくそ笑む
冬馬君、大喜、サーの立っている、背後に奴は立ち、
水中眼鏡を着用
ニタァ〜〜
「アィルビーバック」と言いゆっくりと潜っていった
。
目の前に動く三つの海パン
多網はそれを見て
笑った
腕に力が入る
一番近くにあった海パンを思いっきり下にずらす
「しゃああああああああああああああ」
ズルリ
見事成功
海パンはずるむけ
「ぎゃああああああああああああああああっ」
海上からは声にならぬ悲鳴が
多網は歓喜の声をあげた
「ひゃあっはっ」
だが、顔を出しギョッとしたのは多網
なんと
全然知らないオッサンが目の前にいたからだ。
多網は一目散に逃げ出した、手に海パンを握りしめたまま。
オッサンは混乱していた「何だ何故、私のパンツさんがいきなり脱げ消えた、まさか?」
「人魚のしわざ?」
オッサンは呆然と立ち尽くしている
本当に海は最高
子供達は日が暮れるまで、海につかっていた。
冬馬君は海に潜り、すぐさま顔を出す
濡れた顔に風が優しくそよぐ
ふぅー気持ちいい
一瞬この夏の沢山の思い出が、頭をよぎった。
なんだか言葉に出来ない気持ちになる
ずっと みんなとこうして、遊んでいれたらなぁ。
海にも夕方が訪れる
「そろそろ、帰ろうか?」と多網父
うん
皆は着替えて、車に乗り込んだ。
この時、海を振り返った、多網母はこんな人を見つける事となる
それは日が暮れても一人海に入っている人
「あの人、本当に海が好きなのね」
皆さんはご存知だろう彼の正体を。
そう、多網に海パンを脱がされ彼は地上に上がれずにいたのであった。
多網は鼻くそをほじり、そんな事はすっかり忘れている。
「あぁー楽しかった」ときみ子と虎鮫代ちゃん、虎鮫代舌が8周した ペロン。
サーも仕事の悩みを忘れ楽しんだ。
日常で自然と触れ合う時は大事だなぁ、そんなことを思った、多網父こと通称サーであった。
また仕事頑張るかぁー。
明日も、まだ休みなサーは上機嫌
この楽しさを続けたかったのか、こんな事を言った。
「みんなで今日このまま、うちに泊まりにきても良いよ」
子供達はそれを聞いて、顔を見合わせ「やったー」
車内で大ジャンプ
「サー最高〜〜」叫ぶ子供達
虎鮫代の舌がとどまる事を知らず 回る 回る よく回る
ペロ ペロ ペロ ペロ〜〜ッ
「やったーまだみんなで過ごせる〜〜」
まだまだ賑やかで元気な一行の車は多網家に向かう
ようしーまだまだ終わりじゃない
多網家旅行始まりだ〜〜!!
つづく




