祭りの手伝い
~ 祭りの手伝い ~
みんなは布団に入り語り始めた。
「あーこれこれ この瞬間たまらないね」とニッコリ冬馬君
「そういえば新たな学年どう?」と きみ子
そう彼らは学年が変わっていたのであった。
冬馬君と大喜は四年生になり
多網ときみ子は中学生になった。
「私達は同じ学校だけど違うクラス」
きみ子は言った
「きみ子のつるむ三人組恐ろしい」
とポツリ多網
「まさか、あの婆ちゃんちの時に会話に出た二人」
コクリ多網は頷いた。
「確か虎鮫代に蛇鰐美だっけ」大喜は二人の名前を実際自分で発言してみてあまりのパワフルさに笑った。
多網が恐ろしいってどんなだ
冬馬君は思った。
「あはは、今度紹介するよ」
結構である
最初みんなは元気に話していたが
もう時すでに遅く一人また二人と眠りについていった。
朝目を覚ましたのは スーの叫び声によるものだった
「やばいどうしよう」
なにやらリビングひとり叫んでいる
子供達も目を覚ましリビングに 向かった。
「どうしたの?」
「今日社長に祭りの店手伝ってって言われてたんだ」
ふと外を見た冬馬君
外は晴れていた。
「ハァー 行かなきゃなあ 、せっかくみんな来てるし祭り巡りしたかったけど社長こわくて断れなくて」
きみ子が言った「私も店番やりたい」
「えっ?」
「僕も 」子供達はいっせいに声をあげた
「いいの?そりゃ社長喜ぶよ」
「じゃ、お前も手伝ってくれよ」
スーはサーに頼むように言った
「ええーっ やだよ~」
そんな時
ピンポン 玄関のチャイムがなった。
「とけたみ 始めるぞ!!」
「 社長」とけたみさんビックリ
いきなりその場に飛び跳ねた。
「あっ、どうもこんにちは」
社長はニッコリ挨拶をみんなと交わした。
ちょっとこわもてだが優しそうな人だ。
「遊びに来てるんですか?今日は祭り楽しんじゃってください」
「社長 かれらが手伝いたいみたいなんですけど」
「この子達が?」
「うん、やりたい」
みんなはいっせいに答えた
「じゃあ、是非お願いしようかな」
「やったー」
サー を見て社長が
「貴方もか ありがとう」
「えっ、あっ」
サーも断れずやることになってしまった。
「うちは焼きそば売るから、よろしく」
「なんだか面白くなってきたね」
と冬馬君
社長の車に乗り
みんなでその売る場所に出発
ひゃーすごい屋台の数
みんな準備を始めていた。
「なんだかワクワクするね」
大喜は興奮している
多網は何故か頭にタオルを巻き
気合いがはいってる
きみ子は目をつむり、
きみファイの突きを一人やっていて
サーとスーはかったるそうだった。
「じゃあ今日はみんなヨロシク」
「はぁーい」
子供達の元気な返事
「返事に気合いがたらんぞとけたみ」
「ひぃーはいっ はい」
ビックリしたとけたみさんは大きな声をあげた。
ちなみに社長はとけたみさんのお父さんの友達の息子さんらしい。
その縁でとけたみさんはそこに務めたとのこと。
「人が沢山くるからあわてないで落ちついてやってくれ」
みんなは焼きそばをつくりはじめた
社長がつくり
パックつめを大喜とサー
レジをスーときみ子
客寄せを多網と冬馬君
がすることになった。
準備も整い
街に人があふれてきた
ひゃー盛り上がりがすごい
「いらっしゃい」冬馬君は頑張って声をだした。
焼きそばください
ひとりのおばさん
テンパる スー
「あっかはっ」
「焼きそば えっと いくら あっ五百円にっ あっ なります」
祭りはだんだんと賑わいはじめ
いまやものすごい人の数だった。
「なんだか面白いね」冬馬君はニッコリ
「普段と違う仕事業務、以外に面白いかも」とサー
店は大盛況
「いらっしゃい、いらっしゃい焼きそば美味しいですよ」
みんなも、業務に少しずつ慣れ、手慣れてきていた。
子供達は休憩をもらい焼きそばを食べている。
「良かったら、今は大丈夫そうなんで、
祭り見学でも、行って遊んできてくださいよ」社長が気を遣い、子供達とサーに言ってくれた。
「えっ、大丈夫ですか?ではお言葉にあまえて」
サーと子供達が店番からいなくなってしまうのを寂しがる スーであった。
「あっ、いいなぁ」
多美と多網の母も合流して一同はお祭り見学に。
「すごい賑わいね」多網母も人の数に驚いている。
「やっぱり祭りはいいなぁ、今年も夏がやってきた」大喜もご機嫌はしゃいでいる。
冬馬君は空を見上げた。
ああ、これから夏休みが始まる
まさに最高の瞬間
そしてあまりの嬉しさに急に飛び跳ねた
「やったあー」
多網はタコ焼きを食べている
きみ子はワタガシをほうばった。
色々な催しなどもやっていて、みんなでみていた。
「短冊にお願いごとしましょうよ」と多網の母
みんなは短冊にお願いを書き始め
「みんな、何書いたの?」ときみ子
チラッ
「仕事いかなくても生活出来るようになりますように」
サーの短冊だった。
「みんなの健康を」多網母
「一生夏休みがつづくように」冬馬君の短冊
「夏旅行行けますように」と大喜
「犬が飼えますように」
意外に犬が欲しかったきみ子
自分の短冊に思いを込める。
そして、「きみ子の三倍はすごいへがかませますように」と多網だった。
祭りをぶらぶらして
自分達の屋台に戻ってきた。
「おかえりなさい」と社長
顔を揉みくちゃにしながら嬉しがるスー
「フーッ戻ってきた」
よっぽど忙しかったようだ。
時刻は夕方を過ぎた頃
祭りは夜になり更に賑わいをましていた。
「さあ売るぞ~ おおーっ」
そんな時、スーは前から会計で待っているお客さんを忘れ、後に待つお客さんを先にやってしまっていた。
そんな時だった。
「お前バカか! こっちが先に待ってんだろうがよ」客はきれた
テンパる スー
「あっ、すいま 申し訳ありません」
足はガクガク震えている。
「フーッ」ため息をつきすぐさま、次のお客さんにとりかかるスー、落ち込んでる暇などない。
冬馬君は大人達も色々大変なんだなぁ
毎日仕事して、怒られたりして、
偉いなぁ立派だなぁと関心していた。
スーファイト!!
みていると、スーはたくさん怒られていた。
ときには、苛立つ客に 怒られ テンパり具合を笑われ 社長にも怒鳴られ
スーは態度には表さなかったけど、いろいろと大変だったろうなと思った。
でも、文句も言わず、泣き言言わず一生懸命働くスーは格好良かった。
スーだって、傷ついてることはあるだろう、気にしてることもあったろう。
冬馬君も客引きを頑張った。
「焼きそば美味しいですよー」
「少し休憩いってこい」
「はいっ」ようやくスーは休憩
「フーッ」腰をおろしお茶を飲んでいた。
「お疲れ様」冬馬君はスーに声をかけた
「おっ! お疲れ様」スーはニッコリ笑った。
「仕事って大変?」
「あはは、人にもよるんだろうけどね、僕みたいな不器用で人付き合いが苦手な人間はなかなかね」
「やっぱり大人でも仕事行きたくないなんてあるの?」
「そりゃあ、あるさ 社長に怒られるだろうけど、毎朝あー今日休みだったら
なあとか、あと何時間寝れたらなんてそんなことばかり考えてるよ、あまり模範にはならないね」スーは苦笑いした。
「僕も学校行く前、よくそう思う」
「あはは、気持ち良く分かるよ帰る時
終わった瞬間は嬉しいんだよね」
と言ったスーの気持ちが良く分かる冬馬君だった。
「まあ、なにごとも無駄な経験はないと頑張ってるよ」
「さて、もう一踏ん張り頑張ろうか」
と立ち上がったスー
「うん」
こうして、初日の祭りの店番をみんな一生懸命頑張った。
「みなさんご苦労様本当にありがとう」社長の終了をつげる合図だった。
みんなはやり遂げた感じが嬉しかった。
「やったー」
スーの家に着いた時は22時をまわっていた。
スーこと、とけたみさんもリビングルームで安堵の顔を浮かべている。
「あー良かった、終わった」
明日は人が足りてる様で、手伝いは大丈夫らしい。
「明日は自由行動だ」と喜ぶとけたみさんだった。
そして、ようやく 乾杯する サーとスーと とけたみさんのお父さん
一日の疲れを癒してるよう。
子供達も疲れたのか、それとも子供達だけの空間に移動したかったのか
すぐさま布団のある部屋に移動した。
こうして祭り初日の夜はふけていった
のであった。
つづく




