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冬馬君の夏  作者: だかずお
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スペイン最後の一日




冬馬君の夏




『スペイン最後の一日』



冬馬君はホテルの部屋の窓から景色を眺めた。

街は18時を過ぎたのにまだまだ明るい。



この景色を見るのも今日が最後



明日は帰国


なんだか少し寂しい


毎度のことだが、旅の終わりの頃、来た時が恋しくなる冬馬君であった。


みんなは着替えて


フラメンコの踊りを見に行くことに。


場所は正子と多網母が観光ブックで調べていた。



皆は地下鉄に乗りこみいざ出発。



隆は心の中思った。


帰ったら、職場の同僚に 「スペインの地下鉄乗り回してさ ふっ、もうどこでも行けるよ」なんつって〜


自慢のじの字にもならんだろう。




多網父こと通称サーは思っていた。


まえに座ってる人、身長大きい、あの足がぱかっと開いたら、中で何百人もの小人が支えてたらビックリしちゃう ぷっ。














彼はそう思い




















笑った。





さて、電車は目的地に。


店を地図を見ながら歩いて探すと


「あった」と正子


店の前にはすでに人だかり


「わぁー人気あるー」と大喜


多網は何故か一人リズムをとっている

ノリノリ多網


並んでいるとチケットが買えた。


「まだ、時間あるから、お土産買いに行こうか」と隆



冬馬君と大喜は、清香とアミに最高の物を選ぶぞと意気込んでいる。



きみ子は「虎鮫代ちゃんと蛇鰐美ちゃんに何買おっかな」と言った。



冬馬君の頭にこないだ会った、虎鮫代ちゃんの顔が浮かぶ、どんな顔だったっけって?


えっと


虎と鮫をかけて 代 を足した顔である



分かるか!!


率直に言おう 虎と鮫が混ざった顔だ。



蛇鰐美ちゃんにはまだ会ってないが、間違いなくアイドル系ではないだろうと勝手に想像した。



お土産屋さんをまわる一同



冬馬君は可愛いキーホルダーを見つけた、バルセロナと言う札を持ったフラメンコを踊ってる女の子のキーホルダー「これにする」



大喜はチョコレートを発見 「これっ」





きみ子が手に持っていたのは動物の首輪と持ってるだけで呪われそうな不気味な人形ではないか。


ギョッとする冬馬君

「そんなの買うの?」


「あの二人見かけと名前によらずちょっと変なの好きだから」


いや、見かけから何から充分、変なような.......


「この首輪は蛇鰐美ちゃんにと、この可愛い人形は虎鮫代ちゃんでいっか」



いや、絶対可愛くないだろ、目四つあるし、頭から手生えてるし、あんなの良く店に置いてあったな。



遠目で見ていた大喜の顔は笑いをこらえ噴火寸前の顔だった。



冬馬君は思った、首輪は一体何に?まさかその蛇鰐美ちゃんを封印するのに必要なグッズなのだろうか?



多網は自分に「褒美」と言ってまた、真っ黒のTシャツを買っていた。



日本でも買えるやんけ〜〜



サーは悩みに悩んでいる、あっこれ買ったらきっと僕のこと太っ腹で最高の男と思われる、でもちょっと高いな。


でも、こっちの安いの買ったら、うわぁーけちぃー

渋ったなこいつと思われる



あーもうどうしたらいいんだ。



そっ、そうだその中間を選べばいい。



ちなみに高いのと安い物の金額差はニユーロ(250円くらい)だったと言われている。




買い物を終え



いよいよ、フラメンコ



「楽しみですね」とウキウキ多網母



時間になり店に入る



薄暗いフロアのテーブルに座り、さっそくディナータイム



「ひやっほー」喜ぶ子供達。



大人達はさっそくビール



「では、素敵なスペイン旅行に乾杯ー」

みんなで乾杯風景を写真にとってもらった。



そして、ギターの音が鳴り響く



多網がおもむろに弾く真似をする、出たっエアギター


女性と男性が出てきて踊りが始まる


フラメンコの世界にしばし一同酔いしれた



なかでも一番酔いしれたのは



なんとっ



多美



彼女は覚醒した



手足をバタバタして「ちゃっ」 「ちゃっ」「ちゃ」

「ちゃ」 そして盛り上がりを見せると




「ちゃーーーーーーーーーーーーーーー」




「ちゃ」 「ちゃ」 「ちゃーーー」



この旅一番の見せ場となった



もう大興奮




「見たか? これが多美様だぁーーーー」




と叫んだらこわい。





多美は大興奮手を握りしめ、まさかの指を突き出した



皆さんは覚えているだろうか?

多美が一時期、急所攻撃にハマっていたことを。


皆さんは忘れていても、あれを以前くらった大喜はいまだに恐怖から多美の前に立つ時は自然にケツをおさまえて隠していた。



そんなことを、この斜め前に立つ白人男性は知るよしもない。




時は来た




ゴォ〜〜〜〜〜ン






「ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」





ズゴシュッ





「ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーシュ」




白人男性はその場でフラメンコを超える見たことないダンスを踊り続けた。



が、何故だろうその表情は苦悶に満ちている




多美のみぞ知る



ちなみにこの時、疲れていたのか隆爆睡であった。



フラメンコが終わり感動する一同



「いゃあー最高でした」と感動する多網母と正子



子供達も真似して大興奮



ちなみにエア多網ギターも同時公演終了




多美は指を拭いていた。




ホテルの部屋に戻り最後の夜



「明日はスペインとバイバイだね」ため息きみちゃん



「あーもう終わりかぁ、あっと言う間だったなぁ」大喜が言う



「終わる頃はそんな感じになるねー」と正子



「あー仕事やだなぁ、子供たちは良いなぁまだ夏休みで」と正直素直な男サー。




夏休みはまだ、少し残ってる



本当に楽しい旅だった。



冬馬君は部屋の外を再び眺めた、さっきは明るかった景色は今やすっかりネオン街に変わっている



しばらく、景色を見つめていた。




ありがとう スペイン



またいつか来る時はきっとこの思い出を思い出すね。




朝から活動してた一同、夜は疲れていたのだろう

ぐっすりすぐに夢の中



ときおり聞こえる興奮の舞



「ちゃ」 「ちゃっ 」 「ちゃ」



多美か!!


無意識に大喜はケツをおさまえていた。




「ちゃっ ちゃ ちゃ」 「ちゃー」





明日の朝ははやい、飛行機出発は朝方なのだ。





すぐに眠りについたと思ったら耳元で声が



「みんな起きて帰る支度して、飛行機乗り遅れちゃうよ」と多網母



寝ぼけ眼だったが、冬馬君の心の中は あーいよいよ帰る日か だった。



空港にタクシーで向かい。



飛行機に搭乗した。



窓側の席の冬馬君



離陸した直後



「みんな見て」



「わぁー」子供たちは声をあげた。



上空から見えるスペインの大地



「信じられない、さっきまであそこに居たんだ」

興奮気味に喋る冬馬君



「その上を今は飛んでる」と多網



パイロットが夢の大喜も大喜び「最高〜綺麗な景色」



きみ子もいろんな思い出を思い出し感無量の表情を浮かべている



みんなは言った




「ありがとう最高の思い出を!!スペイン また絶対 遊びに来るよ」




まるで、その言葉にスペインがニッコリ笑っていてくれてるよう




楽しかったスペイン旅行はこうして幕を閉じた。






一同を乗せた飛行機は日本に向けて飛んで行く







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