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冬馬君の夏  作者: だかずお
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眠れない





「眠れない」





冬馬君の机の上には七夕祭りで買ったキーホルダーが置いてある。


それを見ては

ハーっ 楽しかったなぁ。

みんなにもう会いたい。


今は七夕祭りから帰った夜

自宅について布団に入っている

明日は学校

しかし、なかなか寝付けずにいた。


なんだか、眠くないなぁ。

今日は隣に誰もいないなぁ、

とけたみさんとスーの乾杯する声も聴こえないなぁ。


しかし、眠れない

時計の針はカチッ カチッと動いている

時刻は一時をまわっていた。

ああ、早く寝なきゃ

こんなふうに思う日に限って、なかなか寝付けない時がある。


冬馬君は今頭の中、色んな空想をして楽しんでいる


自分が清香とデートしてるところや

漫画のヒーローになったりして活躍してるところだ。


一人ニタニタ笑っていた


カチッ カチッ


なんと3時をすぎていた。


ぎゃー、もうこんな時間


あと4時間しか眠れないよ


一人焦っていた


こうなると余計眠れない。


冬馬君は一日、8時間は寝ないとダメなタイプであった。

そう、眠くてからだがだるい気がしてしまうのだ。


今日は授業五時間の日だ。

やばいよ

一人焦っていた

一向に眠れない

ああ、もう

掛けている薄い布団をかぶった

寝なきゃ 寝なきゃ


目をつむった。


頭の中では、はやく眠らなきゃ


チッ チッ チッ 時計の針はまわる


少しウトウトしはじめた



あっ、あっ 寝れる


夢の中に発進~ GO


目はとじかかった



ブーウー ~ーん


なっなんだ!


蚊だ


うわっ、ああ くそぉ


見事に連れ戻された


「うわおいやー」


チッ チッ


時計は走る ひとり走る 休まず走る




「やばいよー何時?」


なんと時刻は4時


うわぁー 冬馬君は必死に計算した


ギリギリまで寝るとして

最高のばして七時四十分だから

あと えーっと えーっと

必至に計算して、ますます目は覚める



今や目は大きく開ききりギョロギョロ動いていた



またきたーっ ウトウトの波


よしっ、発進 GO~



ぶぅぅーぅーん

ウルサイバイクが通った


「むきゃー」


部屋には光が差し込みはじめている


ああ、5時すぎだ


今や、なかばヤケクソである


寝ないからね、もう寝ないから

なぜかイラっていた。


時間がすくなくなり、余計焦っている




そして……




「起きなさい、朝よ」


えっ?


気づいたら寝ていた冬馬君


ああ、頼むまだ寝かせてくれ


眠い


寝たいのに起きなきゃいけない

これは 嫌だった。


あと一分


こんな、時でも時計は容赦ない



走れ~走れ~ 回れ~






「起きなさい」


「あと三十秒」


ああ、昨日の眠れなかった時間帯に戻って眠りなおしたいと 布団から 起き上がる冬馬君であった。


針は周る ぐるり ぐるり


あと十秒


お願い時間よとまれ


時計の針はまわる


まわれーまわれー 止まるなーGO~


冬馬君は電池を抜いた


行きたくても、まわれない針はカチッ

カチッとその場で貧乏ゆすりをはじめた。


「へっ」



一日が始まる



みなさんも今日一日いってらっしゃい

!!


木の上から鳥が言っているようだった





つづく


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