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序章
「部長ぅ〜この重い荷物何なんですかぁ〜?」
「深森君はおしゃべりさんですねー」
「だって教えてくれないじゃないですかぁ〜」
「知ってどうするんです?」
「へ?あー、さぁ?」
「考えて無い人には教えません!さぁ、行きますよ」
「あぁー部長ーずるいですぅ〜」
今日は八月の第三日曜日。
この町の夏祭りの日だ。
いくら静かなこの町も、この時は賑やかな声に溢れている。
あの日、あの夜、あの星の下で。
僕の人生は大きく変わったと思う。
キザっぽく良く言えば「分岐点(ターニングポイント)」ってヤツだ。
そんな僕の決して普通で無くて誰も知らない物語が、始まる。




