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餅は、よく喉に詰まる

正月だった。


テレビでは、朝から特番が流れていて、コタツの上には雑に置かれた皿と、焼きすぎた餅が二つ残っていた。

俺は一人暮らしだった。

実家に帰る予定もなく、特に理由もなく、

「正月っぽいから」というだけで餅を焼いた。

――それが、原因だった。

一口目は普通だった。

二口目で、少し引っかかった。

「……ん?」

飲み込めない。

咳も出ない。

空気が、入らない。

一瞬で、背中に冷たいものが走った。

(あ、これ……)

喉に詰まった餅は、思った以上に、動かない。

立ち上がろうとして、膝が崩れた。

テーブルに手をつくが、力が入らない。

視界が、狭くなる。

(最悪だな)

そんな感想が、妙に冷静に浮かんだ。

誰かに見られているわけでもない。

劇的でもない。

英雄的でもない。

俺は、


餅を喉に詰まらせて死んだ。

これからよろしくお願いします!

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