中の原衛兵隊女性兵士装備美麗化計画②
第二章の中の原衛兵隊の宴会中のワンシーンです。
ベアトリクスとブリジットさんがテーブル上でコップを合わせて小さく乾杯をしている。二人共既に二杯目だ。
二人の共通の話題は、衛兵隊の装備をいかに美しくしていくか、だ。
以前、ハンスさんのとりなしもあって、衛兵隊工作所の親父さんとお弟子さんの二人に、一般人である私達に加えてベイオウルフの分まで、まるでネックレスのような綺麗なネックガードを無料で作って貰ったことがある。
そこにつけ込んだ……いや、不服を申し立てたブリジットさんに根負けして、中の原衛兵隊の女性兵士全員分のネックガードを作らされた。
以来、なにかと工作所の二人に働きかけているようだ。
デザインは絵が上手なベアトリクスだ。ベアトリクスらしくなかなか巧妙で、新しいものを作成して更新するわけではなく、傷んだものの修復の際に進めようとしているので、徐々に浸食……いや、美麗化が進んでいるらしい。ベイオウルフも引きずり込まれたようで、隣の席で二人の話を大人しく聞いている。
衛兵隊の女性兵士は当然皆グルなので、ベアトリクスとブリジットさんを中心に馬鹿に出来ない勢力になっているらしい。
今回、賭けに参加したはずの工作所の二人と他の女性兵士が参加していないのは、今夜の二人の協議を踏まえた上で二回目の宴会の時に女性兵士に囲ませるつもりだろう。宴会に名を借りた吊し上げだ。不憫にもほどがある。




