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わたしはあなたに恋をした#2

作者: 横ヤシ

「ただいまぁ〜」


俺の名前は横田ソウキ

26歳の社会人である。


「お帰りなさ〜い!」


俺には妹がいる。横田アキネだ。

そして、ブラコンだ。


「ねぇねぇどうする?わたしにする?それとも私?」

「そういうのいいから、」

「ぶー」


うちの妹は確かに可愛いが

本当に幸せになれるか心配だ。


「ご飯出来てるよ!」

「おぉ!ならご飯から食べようか!」

「そうしましょう!」


うちの妹はなんでもできる。

料理、洗濯、掃除、そしてうちの妹は投資家だ。

俺よりも凄いとは、


「なぁ、我が妹よ、」

「なぁに?兄さん」

「お前そろそろ彼氏とか作らないのか?」

「バンッ」


あ、やべ

うちの妹はキレたら怖いすごく、


「兄さん?」

「は、はい」

「私は彼氏なんて作りません。」

「なんでだよ」

「私には、兄さんがいるからですよ。グヘヘ」


うん。

うちの妹はいつも通りだ。


「あー、そういうのいいから、ちゃんと彼氏作れよ」

「ご馳走様」

「お粗末さま」

「今から風呂、入ってくるわ」

「はーい」


俺の至福の時間は湯船に浸かっている時である。


「何もかもから解放されてるこの時間、最高だぁ、」


ガラガラガラ


「お背中洗いましょうか?兄さん」

「ひやぁぁぁぁぁぁ」

「入ってくるなぁぁぁあー」

「いいじゃないですかぁ」

「私に背中洗わせなきゃ出してあげませんよ?」

「ヒッ」

「さぁ兄さん、お背中流されましょうねぇ〜?」

「ぎゃぁぁぁあ」


ムニッ

胸当たってるんだよぉぉぉおー


「あれぇ?兄さん」

「は、はいぃ!」

「もしかして、興奮し、」

「してない!」

「・・・そうですか、」


「や、やっと解放された、」


眠たくなってきたな、


「寝るか」


zzz...

ん?なんかお腹らへんで違和感が、

んてぇ!何してんだよ!


「むにゃ、むにゃ、あら、起きたんですか?兄さん、ムニャ、ムニャ」

「なんでお前俺の布団の中で寝てんだよ、」

「兄さんとくっつくとあったかいからですよ」


くっ、可愛すぎる

我が妹が可愛すぎて気絶しそうだ、


「とにかく!自分の布団に戻りなさい!」

「は〜い、」


次の日


「おはよう」

「おはようございます!兄さん」

「ご飯出来てますよ」

「うまそぉ〜ジュルリ」

「私と結婚すればいつだってこんなに美味しい料理作れるんですよぉ〜?」

「それは却下」

「ぶー」

「ちょっと今日は、上司と釣りに行ってくるから4時ごろには帰ってくるな。」

「は〜い」


数時間後


「やべ、雨が降ってきたな、早く帰らなきゃ。」

「ただいま〜」

「お帰りなさい!」

「わっ!」


妹が飛びつく様に抱きついてきた。

可愛い、


「今ずぶ濡れだから離れろぉ」

「嫌です」

「どうして」

「長い時間、兄さんと会えなかったんだもん」

「たったの7時間だろ」

「たったって、私からしたら7時間は1ヶ月たっている様なもんです!」

「はぁ、」


その後妹は1時間以上抱きついたままだった、

流石にきつい、


4時間後


「雷が鳴ってるなぁ、」

コンコン

「あの、兄さん、」

「なんだ?」

「あ、あの、か、雷が怖くて、い、一緒に寝てもいい?ですか?」

「はぁ、仕方ないなぁ、」

「ほらこっち来い」

「あ、ありがとうございます。」

「に、兄さん、」

「今度はなんだ?」

「抱きついても、いいですか?」

「今回だけだぞ」

「ありがとうございます。」

ゴロゴロ


「ヒャッ」


すごく震えてる、

それほど怖いんだな、

次の日


「ふぁ〜」

「ん?動けない、」

「スゥ、スゥ、」


妹がくっついて離さない様に寝ていた。


「はぁ仕方ない」


俺は少しの間だけこの状態でいた。


「起きてください、起きてください!」

「ん?あ、おはよう」

「私の寝顔見ました?」

「うん、見たけど、」

「わ、忘れてください、」

「あ、あぁ、」


か、可愛すぎる、

どうして我が妹はこんなに可愛いんだ、


「そういえば今何時、・・・」

「10時?!」

「やべぇ、終わった、」

「兄さん」

「ん?」

「今日は仕事ないですよ?」

「・・・え?」

「ほら、」

「・・・」


俺は勘違いをしていた。

そういえば今日、日曜なんだ、


「そういえば今日、お前誕生日だよな?」

「そうですけど?、」

「なんか欲しいものはないか?」

「欲しいもの、強いて言うなら、兄さ、」

「俺はダメだ」

「ぶー」

「まぁデートくらいならしてあげるぞ、」

「はい!行きましょう!」


30分後


「兄さんこの服可愛いですか?」

「か、可愛いぞ」

「あ、兄さん照れてるw」

「て、照れてねぇし、」


ゲームセンターでは、


「負けませんよぉ〜!」

「俺も負けないぞ!」


You lost


「お、俺が負けた、」

「やったぁ!」


我が妹喜んでる時も可愛い、


「もうこんな時間か、」

「帰ります?」

「帰るか」

「はい!」


ブーブー

携帯がなっている、


「母さんからだ」

「ソウキ、アカネ」

「驚かないでね、」

「実はあなた達、兄弟じゃないの」

「え?」

「え?」

「アキネが誕生日の時に言おうと思ってたの」

「ちょっと用事できたから切るね」

「う、うん、」

「兄さん!いや、ソウキくん!」

「は、はい」

「私をあなたの婿にして下さい!」

「ごめんなさい、」

「え?」

「こっちから言わなくてごめん、」

「僕はアキネ君が好きだ。雷で怖がるとこも、ゲームで勝って喜ぶところも、僕はそんな君が好きだ!」

「僕の、僕の!お嫁さんになって下さい!」

「?!」

「はい!」


僕たちが結婚して幸せになるのは、

そう遠くない話


僕は最初から妹が好きだった。

でも妹の幸せを願っていた。

それなのに妹に頼っていた。

僕こそ君に依存をしていたのかもしれない。

僕はとても今幸せだと神様に言いたい











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