表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雲の上と草の根~実は高スペックなことを本人だけが知らない~  作者: あかかど


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/58

2日間の感謝

「よしっと…これで大丈夫かな?」


釣りやバーベキューを楽しんで2日経ち俺は帰り支度を完了させた。帰り支度と言っても持ってきた荷物は僅かだったし、忘れてしまったら困るものはしっかりと荷物に入れたことを確認した。


「準備は完了したか?一応忘れ物があってもおっちゃんが連絡してくれると思うけど」

「しっかりと確認したから大丈夫だ」

「それなら荷物持ってキャンピングカーに行くか!」


俺達は二日間使わせてもらった部屋をきれいに掃除し荷物を持って車に向かった。車の前には既に最後の支度をしている秀明さんや西村がいた。


「これで準備OKか秀明?」

「大丈夫だ、何から何まで手伝ってもらって助かったよ。サンキュー満」

「これくらいなんてことない。今度は梨恵さんも連れてくるといい。潮音も喜ぶ」

「そうさせてもらう。お!来たか二人とも、こっちも準備完了したから荷物入れちゃいな」


俺は荷物を車に積み込み西村さんにこの二日間の感謝を伝える。


「西村さんこの二日間本当にありがとうございました。こんな楽しい休日を過ごせたのは久しぶりでした。釣りも本当に楽しかったです!ご飯も人生で食べた魚料理の中で一番おいしかったです!」

「こっちも楽しかった!今度は友達も連れてくるといい、またいつでも来な!」

「はい!その時はよろしくお願いします!」


俺は西村さんと熱い握手を交わした。そしてまた必ずここに訪れ釣りをしに来るという事を西村さんに伝えた。


「楽しかったよ誠翔君、また来てね!」

「潮音さんもありがとうございました!サーフィンで波に乗ることが出来て本当に嬉しかったです!」


釣りをした次の日、俺は潮音さんにサーフィンを教えてもらった。最初は本当にできるようになるのか不安だったが流石に波に乗るようになるとまではいかなかったが立つことは出来た。あの短時間であそこまでできるようになったのは本当に潮音さんのおかげだ。


「こっちも誠翔君の筋が良くて教えがいがあった!あそこまで上達が早くて才能があったのは秀一以来だったと思うよ。今度は教えるだけじゃなく一緒にやりたいから絶対また来てね!それと旦那も言ったけど次はお友達連れて来なね!」

「はい!是非お願いします!」

「それとこれお土産!」


そういうと潮音さんは二箱のクーラーボックスを渡してきた。相当の重さだ。


「これって魚ですか?」

「そうそうさかなさかな。良ければお家に帰ったら食べてね!」

「こんな量悪いですよ!一箱でも申し訳ないのに二箱なんて!」

「良いの良いの!私たちは食べようと思えばいつでも食べれるし逆に受け取ってもらわなきゃ困っちゃうって位まだまだ家にあるし」


そう言われて潮音さんは俺が返そうとしていたクーラーボックスを返してきた。ここ数日でものすごい量の魚を食べたと思っていたがまさかまだそんなに残っていたとは。考えてみれば釣り初心者の俺であれだけの量を釣ったのだから釣り好きの秀一や秀明さん、更に釣りのスペシャリストの西村さんもいたのだそれもそうかもしれない。


「それじゃあありがたく頂きます!大切に食べさせてもらいます」

「うんうんそうしてそうして!」


俺はクーラーボックスを車に入れそして秀一と一緒にキャンピングカーに乗り込む。


「それじゃあ二人とも最後の確認だけど本当に行っても大丈夫か?」

「え~と…はい!大丈夫です!」

「こっちも大丈夫!」

「分かった!それじゃあ出るぞ!」


秀明さんは車にエンジンをかけ窓を開ける。


「それじゃあ二人とも本当に助かった!楽しかった!今度は梨恵の事連れてくるよ」

「あぁそうするといい!梨恵さんだけとは言わずに誠翔君の親も連れてくるといい」

「はい、母も喜ぶと思います!」

「私梨恵ちゃんと誠翔君のお母さんと女子会したいから絶対連れてきてね~!」

「それじゃあ行くぞ~!」


そうしてキャンピングカーは帰路に就いた。帰りの間は行きの時と同様軽く寝たり秀一や秀明さんとくだらない話をしたり途中でお昼ご飯を食べるために飲食店に寄ったりした。そして行きの時には終了させることの出来なかった生徒会の仕事を完了させる事が出来た。


―――――――――――――――――――――――――――――

「二人とも着いたよ」

「ぅ~ん…ふわ~あ…」


気付いたら俺と秀一どちらも眠っていており秀明さんの声で目が覚めた。窓から外の様子を見ると俺の住んでいるマンションの敷地内だった。


「ありがとうございます秀明さん行と帰りどっちも運転してもらって。秀明さんのおかげで本当に楽しい思い出ができました!」

「それはこっちのセリフだし楽しんでくれたようなら何より。秀一も起きろ~、お前誠翔君の家寄ってくんだろ?」

「う~ん…あと5分」

「ここは家じゃないぞ~起きろ~」


秀一は秀明さんに起こされ目をこすりながら目を覚ました。そして俺たちは自分の荷物やクーラーボックスを車の中から下ろした。


「それじゃあ二人とも楽しかった」

「本当にありがとうございました、帰り気を付けてください!それとお仕事頑張ってください!」

「そんなミスするとは思わないけど帰り事故起こさないように気を付けろよ親父、あと母さんによろしくな!」

「あぁ勿論!それじゃあね!」


秀明さんは車を発進させ、俺たちは秀明さんが乗っている車の影が見えなくなるまで見送った。見送った後俺は自分の荷物を持ちマンションに移動した。


「にしてもこのクーラーボックス重いな。これどれくらい入ってるんだろう」

「潮音さん誠翔が一人暮らしって聞いてしっかり栄養取ってもらわなきゃって張り切ってたから相当入れてるんじゃないか?」

「そうなのか、ちょっと確認してみるか」


俺はその場にクーラーボックスを置き開く。そのクーラーボックスの中からは溢れんばかりの捌かれた魚が入っていた。しかし真空パックに入れられていることは鮮度的などにとっても救いだ。


「この量は…秀一いる?」

「いや俺も正直言って十分もらってるしな」

「だよな~…誰に配ろう」


雲雀や真波などの仲のいい人におすそ分けで配るのを前提としてもこの量となると普段から料理をする人に渡したい。俺の知り合いの中で渡せそうでそれに当てはまる人物と言うと…あ一人いるな。


俺は自分のポケットからスマホを取りある人に電話をかける。


「もしもし、三葉です」

「あなたから電話なんて珍しいわね、どうしたの?」

「いえ、実はですね」


俺は今の状況を簡潔に電話相手に相談した。


「そういう事、それならありがたく頂戴するわ」

「そうですかありがとうございます!どのタイミングで渡せばいいですか?」

「今日これから暇ならこれからでもいいし、学校なら放課後お願いしたいわ」

「そうですか、それじゃあ今からお伺いしてもよろしいでしょうか?」

「分かったわ、じゃあ住所送るわ」


電話を切りその後住所がメッセージで送られてきた。送られてきた住所は俺の家からは少し距離があったが学校からの距離で言えば俺の家とは大差なかった。それと予想通り寮ではなかった。


「受け取ってくれそうな人がいて良かったな!それにしても誠翔誰と電話してたんだ?」

「電話相手か?」


俺が電話していた相手、それは俺の知り合いで普段から料理をして魚を受け取ってくれそうな人…それは


「金城会長だよ」

あけましておめでとうございます。新年早々風邪をひきました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
前半部分、流石に波に乗るようになるとまではで、のところまでがダブってしまっています。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ