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プロローグ

こちらのページを開いて頂きましてありがとうございます。

初投稿で、さらに小説は初作品となります。

このお話は1~2年程前に漫画として描こうと創ったものでした。漫画はどこにも発表したことがない素人の趣味で、小説はもとより門外漢の為、未熟な表現、突っ込みどころ満載かと思いますが、宜しくお願いします。

 

「――こうして悪い魔女は互いに力を合わせた王様と魔法使いたちにやっつけられ、王国は平和になりました」



 暖炉の炎がパチパチと爆ぜる音をうつらうつらと聞きながら、白髪の祖母の優しい声がけれどね、と続ける。



「今はもうその姿を見せることはないけれど、魔女は今も身をひそめて貴方を見ているわ。

 悪い子にしてると魔女はおそろしい魔法を貴方にかけてしまうわよ」



 子供の頃、寝入りばなに読み聞かせてもらった物語では、魔女がいたのは昔のこと。

 存在すると話すのは精々言うことを聞かない悪い子を脅すための方便として。



 けれど、わたしは知っているわ。



 魔女はきっと今も気配を消してどこかにいる―――




… * … * … * …* … * … * … * …* … * … * …




 カランカラン。



「――あら、こんなところにお客様なんて何百年ぶりかしら」


 扉を開けた先にはまるで来ることがわかっていたかのように、黒い衣を纏った美しい女性がわたしを見ていた。

 艶めく漆黒の髪は腰に掛かるほど長く緩やかに波うっている。



「ここに来たからには代償を払ってでも叶えたい願いがあるということね?」



 妖艶に目を細めると、にぃとその紅い唇が弧を描いた。



「―――さぁ、貴方の願いはなぁに…?」



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