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お昼を食べ終わり、武器の強化を考え始めた。
まずはクルス君の武器。
お金を出せば高級素材の武器を買えるが、それはありえない。俺が考えたのは切れ味増加の付与がついた剣だ。あれが作れれば安い剣でも数段良い武器になるだろう。
後は以前おじいさんから習った魔力で武器を包む方法だ。これは普段俺が使っているので効果は確認済みだ。これをクルス君が、もしくは俺がクルス君の剣に使えれば完璧だ。
これもおじいさんおばあさんに確認してみよう。
次にイリヤちゃん。とりあえず矢を改良することは決めている。ならば弓は?弓を短弓から普通のサイズ、もしくは長弓にするか?……難しいかな。イリヤちゃんの体格もあるが、森の中だと大きい弓は扱い辛いだろう。
となると…ボウガンを作ってみるか?作り方はわからないが、おおよその形は何となくわかる。トライ&エラーの繰り返しかな。ってかこの世界にボウガンは無いのか?
妹ちゃんに関しては今は様子見かな?もう少し方向性を決めてからの方が良いだろう。
俺は新しい魔法を覚えたいな。自分でイメージして魔法を使うことは出来るが、元々ある魔法を覚えて改良する方が楽なのである。
それに、イメージで作った魔法が存在してたら時間の無駄だからね。
今後の方針を決めたら、新しく従魔になったレインボーキャタピラーに会いに行った。レインボーキャタピラーは孤児院の生活に慣れたのか、昨日から糸を吐いてくれるようになった。
それを子供達が集めてくれたので少しずつ赤い糸が増えてきた。
もう少し安定するならば他の色のレインボーキャタピラーを従魔にするのも有りかもしれない。
将来的には布を作りたい。絹は蚕から作れたから、レインボーキャタピラーでもいけるかもしれない。
いや、もしかすると他にも糸を作れるモンスターがいるかもしれないな。
夕方近くになり俺はシャルちゃんと調理場にいた。ビッグスネーク、キングスネークの肉を手に入れたので作ってみたい料理があるのだ。
「それで、どんな料理を作るんですか?」
「えっと、『からあげ』っていうお肉を油で揚げた料理らしいよ」
「揚げる?らしい?」
「俺も冒険者が話してるのを聞いただけだから詳しくはわからないけど、美味しいらしいよ。だから、シャルちゃんの力を借りて作ってみたいんだ。」
「そうなんですか。なら頑張りましょう!!」
冒険者が話してるのを聞いたというのは嘘だ。さすがに生まれ変わって前世の記憶があるから、前世の世界の料理を作りたいなんて言うのは頭を心配されてしまう。よって、冒険者から聞いたと曖昧な話をした。
シャルちゃんに手伝ってもらいたいのは本当だ。俺の記憶も正確じゃないし、調味料も足りないのでシャルちゃんの料理スキルに期待だ。
まずは深めの鍋にボアの脂身を入れ火にかけ揚げ油を作る。火は魔法で作っているので火加減の調整は簡単に出来、薪も使わずにすむ。
魔法が無かったら油を作るのは手間もお金もかかりそうだ。
揚げ油を作ってる間に蛇肉の準備。
一口大に切ってもらい、塩やハーブの唐揚げ、香辛料のスパイシーな唐揚げを作る。この味のバランスはシャルちゃんに丸投げだ。
そして、温まった揚げ油に肉を投入。油の揚がる音と香ばしい匂い。動物油なので少しクドイ気もするが許容範囲だろう。
そろそろ肉に火が通ったあたりで肉を取りだし『唐揚げ』の完成だ!!
匂いに誘われ子供達が調理場を覗いてるのが目の端に見えた。じゃあ皆で試食タイムだ!!




