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次の日はおじいさんの所へ向かった。

午前中は前回と同じく俺は木材の加工、クルス君はおじいさんと訓練、イリヤちゃんと妹ちゃんはおばあさんとサクヤちゃんと裁縫や皮革加工をしていた。

クルス君には前回の獲物の解体もお願いしている。なんでもオークは食べても美味しいらしいので楽しみである。また、オークは買い取れる素材もあるのでこちらも嬉しい。


皆でお昼を食べた後は前回と同じメンバーで狩りに向かう。

おじいさんの後について森を進んでいくが前回とは違う道を進んでいるようだ。


「おじいさん、いつもの方向と違うと思うんですけど!!」


「あぁ、今日は違う所で新しいモンスターと戦ってもらう予定じゃ」


「新しいモンスター?」


「安心しろ、ゴブリンよりも弱いからのう」


「ゴブリンよりも弱いモンスター?」


「まぁ、着いてからのお楽しみじゃな!!」


おじいさんは笑いながらどんどん森の奥へ進んでいく。

30分程歩くと森の中に広大な花畑が現れた。


「師匠、ここが目的地か!?」


「そうじゃ。今日はここでレインボーキャタピラー、マジカルバタフライと戦ってもらう。」


「レインボーキャタピラー?」「マジカルバタフライ?」


俺達は花畑を見回してみるがそれらしいモンスターは見つからない。


「おじいさん、そんなモンスターいないよ?」


「何を言っておる、ウジャウジャ居るではないか!!」


そう言われ、再度確認してみるが蝶や蜂芋虫はいるが、モンスターは見当たらない。


いや、何かがおかしい?


そうか、サイズがおかしいのか!!


「もしかして、あの芋虫と蝶がモンスター?」


「そうじゃ。」


確かによく見ると、蝶も蜂も芋虫も、そして、花もでかかった。


「それと、ハニービーには攻撃してはならん。」


「ハニービーはあの蜂ですか?それはなぜ?」


「あぁ、あの蜂じゃ。ハニービーは単体なら弱いんじゃが、一匹攻撃すると、周囲のハニービー全てが襲ってくるんじゃよ。お主らならば倒せはするじゃろうが、危険じゃから今はまだ攻撃は禁止じゃ。(それに数が少なくなると困るからのう…。)」


「はぁ…。じゃあ、とりあえず蝶と芋虫を倒せば良いんですね?」


「そうじゃ。それと、ハニービーに攻撃は当てるな!!…じゃな。」


そうして俺達はレインボーキャタピラーとマジカルバタフライの攻略を始めた。


おじいさん話と鑑定の結果まとめると、レインボーキャタピラーは身体の色が単色で七種類、七色あるモンスターで色が違ってもレインボーキャタピラーと言うらしい。ホーンラビットよりも弱く、攻撃手段も糸を吐くくらいしか無いらしい。しかし、その糸は品質も良く色も七色あるので人気の品のようだ。

一応肉?も食べられるらしい。


マジカルバタフライはレインボーキャタピラーのが進化?羽化?したモンスターらしい。

マジカルバタフライはレインボーキャタピラーと同じく七色いて、色による法則は無いらしいが地水火風魔法、もしくは麻痺、毒、睡眠の鱗粉を操るらしい。


「うっし、じゃあ、俺とシュウで芋虫、イリヤとおチビは蝶を担当な!!」


「了解!!」「わかったわ。」「あい!!」


「ハニービーには気を付けてな!!」


クルス君の掛け声で俺達は狩りを開始した。

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