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よし、計画は立てた。次は出掛ける用意だ。

と言っても、背負子と水筒位しか用意するものがない…。

本当はナイフとか欲しいけど3歳児に私物などそれほど有るわけもない。背負子は物置にあるし、水はいざとなれば魔法で出せる。

背負子も水筒もアイテムボックスを誤魔化す為に用意してるだけだからね。

お昼は無い。貧乏孤児院だからだ。森で何か見つけて食べられればいいな。




しかし、孤児院出て初めて行くのが町の中じゃなく竜の森とはな。早く町の中も見てみたいものだ。




次の日の朝、ご飯を食べて出発だ。院長先生達にはナイショなので、コソコソ移動。しかし、こういうときに限って妹ちゃんに見つかってしまう…。

妹ちゃんを引き離すのに10分以上かかってしまった。なんとなく出鼻をくじかれた気分。

気をとりなおして物置へ行き背負子を背負い水筒に水を補充し、いざ出発!!




ここで、孤児院を、町を出るにあたって位置関係を説明しておこう。フレイの町は竜の森が近いため、町のわりに規模がでかい。その中心部は当然人も多く商店や宿屋、冒険者ギルドなどがあり栄えている。逆に町の外側は低所得の家が多くなる。他の町にはスラムなどがあり治安が悪いらしいが、この町は竜の森のおかげで何かしら稼ぐ手段があり、そこまでにはならなかったようだ。孤児院もこの低所得層にある。

町の周囲には頑丈な柵と木で出来た外壁が張り巡っている。モンスターがいるので当然だろう。これが街や王都なら頑丈な石壁などになる。

町を出るには本来なら町の入り口にある門からでるのだが、当然3歳児の俺は出してもらえないだろう。

しかし、外壁が木で出来ているのが幸いした。孤児院の近くの外壁に子供が通れる程の穴を見つけていたのだ。

恐らく門を通らないように誰かが開けたのだろう。

今回はこれを使う。早く普通に出られれば良いんだけど…




さっそく外壁の穴から町の外へ出た。竜の森へは街道が出来ているのでその道に沿って歩いて行けば良いはずだ。地図も無いし方向もわからないので道をはずれないようにしなければ。



街道を歩きながら魔力探知、気配察知の練習をしていると複数の何かが後ろから近づいてくるのに気付いた。

俺は慌てて近くの岩陰に隠れ魔力を操作し気付かれないようにした。

隠れて少しすると後ろから馬車が通りすぎていった。恐らく竜の森への定期馬車だろう。歩いて一時間程の距離なので馬車ならそんなにかからず着くことが出来る。お金に余裕のある者は馬車で森に向かうらしい。俺は金が無いから当然歩きだ。まぁ、3歳児では乗せてもらえないだろうけど…

隠れたのも同じ理由だ。こんな子供が一人で歩いていたら怪しさ爆発だからな。

だから俺は人に見つからないように移動し、森でも誰にも見つからないようにしなければならない。

透明になる魔法とか出来ないかなぁ~



孤児院を出てから約一時間半程で竜の森近くに到着した。馬車には10回ほどすれ違ったが、おそらくは気付かれなかっただろう。



少し休憩して、俺は竜の森の周りを歩きだした。街道から竜の森の中にいくつかの道が出来ていて、そこを通れば比較的安全に森の中程迄行ける。沢山の冒険者達が通るため近くのモンスターはほとんど倒され、新しいモンスターは近づいてこないからだ。しかし、薬草やら果実やらは取り尽くされてもうのこっていないだろう。それに、人が多いと見つかる可能性も高くなる。

だから俺は街道からそこそこ離れた位置から森に入る事にした。










皆様のおかげで本作【孤児院テイマー】が

【HJネット小説大賞2018】を受賞いたしました。

それにともない2019年書籍化決定いたしました。

応援宜しくお願いします!


2019年5月24日金曜日

「孤児院テイマー」

HJノベルス様より発売決定いたしました。

皆様宜しくお願いいたします

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