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「お~い!」
「ワォ~ン!」
どうやら冒険者組もこちらに気付いたようで俺達を呼んでいた。実際問題この集団の事を聞かなくてはいけないので、俺達はクイーン達の元へ向かった。
「遅かったな」
「うん、色々なお店を見てたから。それよりこの集団は何なの?」
「ねえ、よく見たらあそこにいるの商業ギルドの人じゃない?」
冒険者組が話しかけてきたのでこの集団の事を聞こうとしたら、商人組の子から情報が出た。
「あぁ、多分そうだな。後は冒険者ギルドの人や確か肉屋なんかも来てたはずだ」
う~ん、いったいどういう繋がりなんだ?
「ねえ、あそこの獲物の山はやっぱり?」
「クイーン達とクルスのバカが頑張った成果だな……」
イリヤちゃんが見つけた猪や鹿、鳥の山は狩りに張り切ったクイーンや子狼達、ぴーちゃんにクルスくんの仕業らしい。
どうしてこうなったか、聞いてみるといつも通りといえばいつも通りの事だった。
始めに冒険者組は肉を狩りに町の外に出た。
町の外でクイーン達と合流し交代で狩りに向かうことになったらしい。テントを置いていく訳にはいかないからだ。そして、留守番を残して近くの森に向かったらしいのだが、それからは想像通りの狩りが始まったらしい。
あまりにもたくさんの獲物を狩るので冒険者組は留守番にも手伝ってもらおうとテントまで獲物を運んだらしい。
だが、物には限度というものがある。あまりにも多い獲物、そして、解体による血の臭い。見かねた衛兵が冒険者ギルドに手伝ってもらえと助言してくれたらしい。
その後、衛兵が一緒にギルドへ行って説明をしてくれたらしい。獲物の山や血の臭いは迷惑だったが、町に肉が出回るし作物を食べる猪を倒した事でクイーン達の印象も良くなったからみたいだ。ギルドとしても肉や毛皮等が手に入るので喜んで協力してくれた。この時商業ギルドに連絡してくれたのも冒険者ギルドだった。
「で、冒険者ギルドや商業ギルドが解体出来る人を集めたんだ」
「さすがに門の側で解体は出来ないからこっちに来たんだよ」
「これ以上増やすわけにもいかないからクイーン達は狩り終了と」
「クルスは解体させてるぞ」
とりあえずは理解出来たかな。にしても人数は多いしこれ、どうするんだろう?
確認の為に商人組の子達がギルド職員達の所に向かっていった。よく見ると商業ギルドの受付のお姉さんも見えたのできっと変な契約にはならないだろう。
集まった冒険者達を見てみると若い冒険者が多く見られた。理由は簡単、ギルドから解体の練習として駆り出されたらしい。ただ、少ないが報酬も出るし、少しだがお肉も貰えるのでほとんどの冒険者が喜んで参加しているらしい。
「「「「ぐぅぅぅぅ~」」」」
夕方に近づくとあっちこっちからお腹の鳴く音が聞こえてくる。その音は若い冒険者達から聞こえてくる。
「そろそろ良いかな?」
「早く食べさせてあげないと可哀想じゃない?」
即席のかまどで肉を焼いていた俺はスープを作っていた商人組の子達と食事開始を告げた。
待ってましたと若い冒険者達は肉にスープにと群がってきた。
冒険者組に合流してから俺達が何をしたかというと食事作りだった。アイテムボックスが使えれば問題無かったのだがさすがにこの状態では大量の肉を処理しきれない。ならばどうするかといえば彼らに手伝ってもらうのが一番だ。それに冒険者ギルドに納品するのはブロック肉なのでけっこう細かい肉が出るのだ。それを食べるにもこの人数はちょうど良かった。
さすがに今日だけで解体は終わらないということで残りは明日になった。残りは冒険者ギルドが預かってくれるらしく、予定外の食事に喜んだ若い冒険者達が運んでくれるらしい。食事の方も冒険者達の女の子達が焼いてくれているのでちょっとした宴会のようだった。
いつの間にかお酒を呑んでいる人もいるが荷物運びは大丈夫なのだろうか?端のほうでいつの間にかいたおじいさんは気にしたら敗けだろう。
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