表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/314

138

「おにいちゃん、あかちゃん!」


うん、赤ちゃんがいた。…それもゴブリンの赤ちゃんだ。


ゴブリンと言えば倒しても特に素材も無く、一対一なら普通の大人でも倒せるモンスターだ。

しかし、繁殖能力が高く、その相手を選ばず動物のメスから人間の女性まで関係なく繁殖するため、一匹みたら三十匹の某黒い奴並に嫌われている。

その為、本来であればすぐにトドメをさすべきなのだが…


「おにいちゃん、あかちゃんげんきないよ?どうしよう!?」

「赤ちゃん、死んじゃうの…?」


妹ちゃん、それにサクヤちゃんがゴブリンの赤ちゃんに興味を持っちゃったみたいだ。

正直ゴブリンは倒すべきなんだが、さすがに赤ちゃんを倒すのは精神的に辛いものがある。それに妹ちゃんとサクヤちゃんがゴブリンの赤ちゃんをかまいたがっているようだ。


まぁ、困った時はおじいさんに聞くのが早いか。


「おじいさん、ゴブリンって従魔にしても平気ですかね?」


「こやつを従魔にするのか?まぁ、特には問題ないじゃろ。成長してもそんなに強くはならんじゃろうしな。じゃが、町の住人には嫌がられるかもしれんぞ?」


「あ~、そういう問題もあるのか。でも、従魔がたくさんいるのはもう知られてる事ですし、慣れてもらうしかないかな。」


「つまり従魔にするんじゃな?」


「逆に聞きますけど、今さらあの赤ちゃん、倒せます?」


「……無理じゃな。」


ということで、さっそく赤ちゃんを従魔にすべく行動を開始する。

まずは弱っている赤ちゃんの魔核に魔力を流し従魔にしつつ、回復魔法を使った。


赤ちゃんであり、弱っていたのでゴブリンは簡単に従魔にすることが出来た。


「グギャ~、グギャ~!」


続けて回復魔法を当てていると少しは元気になったのか、ゴブリン赤ちゃんが泣き始めた。


「とりあえずご飯あげてみようか。」


ゴブリン赤ちゃんはおしめをしていないので、泣いている理由がご飯位しか思い付かなかった。

というかゴブリンの赤ちゃんって何食べるんだ?

うちの従魔達は狼や鳥、リスや蛇、芋虫や蝶などなので、なんとなく食べるものはわかる。だが、ゴブリンは地球にいなかったので何を食べるのかがわからない。

今までの経験からすると雑食だとは思うのだが…。


まぁ、無難なところでこれかな?


俺はアイテムボックスからミルホーンの乳と清潔な布を取り出し、布に乳を染み込ませてゴブリン赤ちゃんの口元に持っていった。


「おにいちゃん、のんでるよ!」


「すごい勢い…。」


どうやら乳は飲むようだ。妹ちゃんとサクヤちゃんが赤ちゃんに乳をあげたそうにしていたので交代してあげた。


手が空いたので俺は火を起こす事にした。

ここで暮らしてたとはいえ洞窟の中は冷えるから赤ちゃんが寒さで弱るといけないからだ。


洞窟内に風が流れてるのは確認済みなので、冒険者組にも手伝ってもらい焚き火を作った。


ゴブリン赤ちゃんが乳を飲み終えたようなので妹ちゃんに赤ちゃんを連れてきてもらった。

アイテムボックスから布と毛皮を取り出し地面に置き布団にし、お腹いっぱいで寝てしまったゴブリン赤ちゃんを布団に寝かせた。


必要無いかもしれないがミュウと銀リスに赤ちゃんの隣に寝てもらいモコモコ布団になってもらった。

ポイズンスネークは残念ながら暖かくないので今回は遠慮してもらおう。


とりあえずはこれでゴブリン関係は終わりでいいだろう。

中を制圧したことを伝えに俺とクイーンは入口にいる皆の所へ向かうのだった。

皆様のおかげで本作【孤児院テイマー】が

【HJネット小説大賞2018】を受賞いたしました。

それにともない2019年書籍化決定いたしました。

応援宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 敵対生物として一方的に皆殺しにして 赤子だけは可哀想だから大して何も考えずに保護って 転生者とは思えないほど考え無しで驚いた というかサイコフラグ?
[一言] ゴブリンどもは皆殺しだby.子鬼殺し
[一言] ゴブリン赤ちゃんにとっては、シュウ達は親の仇ということになる訳ですが…。 繁殖力も旺盛なんで後々困りませんかね? 去勢するの?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ