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木材を運び始めた次の日俺は早速厩舎作りを始めた。


「じゃあ、地面を整地するから皆は柱を用意してくれる?」


「わかった!」


返事をしたのはここにいる五人だ。その五人はまだ冒険者じゃないメンバーだ。

さすがに全員で木材を取りに行くのも時間の無駄だし、木材を置いていくのも盗難の不安がある。

その為、俺を含め数人が残り建設と配送を分担したのだ。

残るメンバーは交代制にする予定だが、整地作業は俺がやらなくてはいけないので、考えて残らなければいけない。


早速魔法で地面を固め、柱を地面に埋め込み固定した。

そして、柱を立て、屋根を作り、壁を作り、最後に扉を作る。

この作業を一週間程で終えることが出来た。


「完成だぁ!」


「なかなか良いんじゃないか?」


「だな。後はクイーン達が気に入るかどうかじゃないか?」


今は厩舎が完成近かったので、全員で作業をしていた。その為従魔達も揃っていたので早速従魔達を中に入れてあげた。

中は空間魔法で広くしてあるので馬二頭、狼四頭が入っても狭く感じなかった。


従魔達は中を歩き回り、満足したのかそれぞれ寝床にするスペースを決めたようだった。

そこに俺達は藁などを敷き詰め寝床を作ってあげた。


「ウォフッ!」


「ヒヒ~ン」


どうやら従魔達も気に入ってくれたようだ。

まぁ、クイーン達は孤児院でも泊まるから、ここはたまにしか泊まらないんだけどね。


その後、水の出る魔道具を設置し、水呑場を作ってとりあえず厩舎は完成だ!



次に俺達は敷地の塀作りに取り掛かった。

厩舎と同じように塀を作る係と木材を運ぶ係に分かれ交代で作業をおこなった。

はじめは一メートル程の高さで作ろうと思っていたのだが、まだ周りに何もなく丸見えになってしまうと思い、二メートル程の高さで作ることにした。

その為予定以上の木材を運ばなくてはいけなくなった。

そのおかげ、というか、そのせいでついに泥棒が出てしまった。

実際レベルや実力はともかく、子供混じりの若い連中が大量の木材を運び、周りに厩舎とテントしかない敷地に積んであったら盗みたくなるだろう。


「いや~、ほんとに出るとは思わなかったな。」


「そうね、あまり見ない顔だし最近来た冒険者かしら?」


朝、敷地に行くと見張り担当のメンバーに縛られた泥棒が転がっていた。

転がっている泥棒を見ると、確かに見たこと無い顔だ。町のゴロツキ冒険者とは違うようだ。


「どっかで俺達の事を見て狙ったんだろうな。」


「でもクイーンが一人で捕まえちゃったのよ。さすがね!」


どうやら夜中にやって来たらしい泥棒は盗みを働く前にクイーンに倒されたらしい。鳴き声に気付いて当番の子達がテントを出たら既に気絶していたようだ。さすがに夜中に詰め所に連れていくのは面倒だったので、俺達が来るのを待っていたらしい。


木材を運ぶために森へ行く途中で泥棒達を兵士に渡し、塀作りを再開した。

塀が完成すれば多少は防犯になるだろうが、今だけでなく今後の事も考えて防犯しなければならないだろうな。



それ以降は泥棒も出ることはなく、これまた一週間程で塀は完成した。

俺はおばあさんに習った耐久性や耐火性、防火性を強化する魔方陣を描き塀作りは終了となった。

皆様のおかげで本作【孤児院テイマー】が

【HJネット小説大賞2018】を受賞いたしました。

それにともない2019年書籍化決定いたしました。

応援宜しくお願いします!

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