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ランキング一位ってどういうこと?

この作品呪われてるのかな?


今俺がいるのは購入した土地の前だ。一緒にいるのはいつものメンバーに年長冒険者二人。


「ずいぶん広い土地買ったんだな?」


クルス君が購入した土地を見てつぶやいた。

孤児院を出たメンバーには元々話してあったらしいが、いつものメンバーはクランの事を知らなかったので説明がてら土地を見に来たのだ。

そして、そこでは妹ちゃんがクイーン達と走り回っていた。


「何も無いから広く見えるけど、孤児院よりは狭いよ?」


「そうなのか!?」


実際この土地もそれなりに広いが、孤児院も広かった。領主様が孤児院と、そして院長先生の為に用意してくれたからだ。


「それで、これからどうする?」


「う~ん、買える土地が無くなるかもしれないから早めに買ったけど、何も準備出来てないからね~。」


「じゃあ、何すりゃいいんだ?」


「ん~、まずは土地の整備かな?それから森で木材を用意して、ここまで運んで、家を建てる、かな?」


「けっこうやること多いわね。」


「そりゃあ、簡単には建てられないよ。それこそ木こりや大工みたいに専門の人がいるんだから。」


「俺達だけで出来るのか?」


「おじいさんに手伝ってもらうけど、時間をかければ大丈夫だと思うよ。」


「じゃあこれから頑張らないとな!」


クルス君が声をだし皆が気合いを入れ直した。


「いや、今からやることあるよ!」


俺の一言で皆の視線が集まった。

そして、早く何かしたいのかクルス君が急かして聞いてきた。


「何すんだ?」


「まずは土地を確定しないとね」


「確定?もう買ったんだから俺達の物じゃないのか?」


「土地は俺達の物だけど、ここからここまでが俺達の物ってしっかりしとかないと、周りの土地と混乱しちゃうからね。」


まだこの世界はしっかりとした測量が出来ていないので大まかな土地の配分になっているので、しっかり自分達の土地を確保しなければいけなかったのだ。

これが町中ならば、すでに建物が建っているのであの空き地とかで分かるのだが、まだ建物一つ無いこの場所は特に土地の区分けがわかりづらいのだ。


「とりあえずロープで囲っちゃおうか。」


商業ギルドの人と見に来た時に付けた印を元に地魔法で段差を作り、杭を立てロープを張り簡易的な囲いを作った。


「なんか、ロープを張っただけなのに俺達の土地って実感するな…。」


「おにいちゃん!ここにおうちたてるの?」


「そうだよ、大きくなったらここに建てた家に住むことになるよ。」


妹ちゃんは目をキラキラさせながら土地を見ている。

俺はまだ何もないのになぁ~と思いつつもワクワクしている。


「じゃあ、明日から頑張ろう!」


クルス君の掛け声に皆は答えるのであった。




次の日から俺達は今までの活動に加え建築に使うための木材を準備し始めた。

と言っても、以前と同じようにおじいさんに木を伐ってきてもらい、枝を払い乾燥させ、角材や板材に加工するだけだ。

今回は冒険者組も総出で手伝ってくれている。なんと言っても自分達の家を作るのだからな。


加工してる合間に俺はミニチュアサイズの家の模型を作っていた。

どんな家を建てるのか、構造的に問題ないかの確認のためだ。

専門家がいないので完璧とは言えないが、おじいさんから見ても問題無さそうだとの言葉ももらえた。


ある程度の建物の目安も出来たし木材の加工を頑張るかな!

アクセス数が恐ろしい…。

何がどうなってんだ!?

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