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「では、クラン『シリウス孤児院』で登録させていただきます。」


クランやホームの話をした翌日さっそく冒険者ギルドに向かいクランを立ち上げようとしたところ、問題なく登録出来てしまった。

元々ギルドからもクランの話が出ていたのだから当然か?

名前も皆が使っていたパーティー名をそのままクランの名前にした。


「それで、以前もお話ししたクランハウスはどうしますか?」


続けて土地の話になり年長冒険者と受付のお姉さんが話を進めた。


「それなんですけど、もっと広い土地ってありますか?」


「広い…ですか?冒険者ギルドで確保している土地は門の近くや、大通りの裏などの冒険者が便利な土地ばかりなので、あまり広い土地はないですね。そんなに広い土地が必要なのですか?」


「そうですか、いや、将来こいつも冒険者になるから従魔用の土地が必要なんですよ。」


そう言って年長冒険者は俺の頭に手を置いた。


「あぁ、なるほど。でしたら商業ギルドで土地を探した方が良いかもしれないですね。」


なんでも、本来土地の売買は領主の代わりに商業ギルドがしているらしい。

今回の土地の話は商業ギルドが優先的に冒険者ギルド用の土地を用意していたらしい。

商業ギルドからしても優秀な冒険者は良い素材を持ち込むため、この町を拠点にしてもらいたい為に良い土地を用意したらしい。


「わかりました。じゃあ、商業ギルドに行ってみます。」


「あっ、ではこちらをお持ちください!」


そう言ったお姉さんは受付の後ろから取った皮紙を渡してきた。


「これは?」


「紹介状です。こちらを商業ギルドに持っていけば多少安く土地を購入出来ます。」


どうやら条件が合わなかった冒険者用に用意してあったようだ。ありがたく貰っておこう。


「それと、契約をするときは商業ギルド証を持っている人がいれば簡単に手続き出来ますよ。」


「わかりました。ありがとうございます。ではこれから商業ギルドに行ってみます。」




冒険者ギルドを後にした俺と年長冒険者は一度孤児院に戻り、商業ギルド証を持っている子と一緒に商業ギルドへ訪れた。


そして受付で皮紙を渡すと土地の売買を担当する人が来て、受付から離れたテーブルへと案内された。



「なるほど、ではこの辺りなどはどうでしょうか?」


席に着いた俺達は担当者にこちらの要望とそんなに大金は払えない事を話したら、町の地図を取り出しある場所を指し示した。


「こちらは門からも通りからも遠いのでそんなに高くはないですし、外壁沿いなので従魔を飼うのも周辺への影響も少ないと思いますよ。」


確かに利便性は悪そうだが広さも値段も申し分無さそうだ。後は実際に土地を見てみた方がいいかな?この世界の地図は大雑把だから確認をしっかりしないと大変なことになりそうだ。



その後、実際に土地を見に行き、広さを確認して契約する運びとなった。

担当者は契約の準備をするために、俺達はお金を用意するために一度別れ商業ギルドでまた会うことになった。


お金は俺がアイテムボックスに持っている分で十分足りるのだが、それなりの大金なのでそれをポンと出せるのは怪しまれる。その為冒険者ギルドへお金をおろしに行くのだ。

冒険者ギルドや商業ギルドではある程度のランクになると銀行のようにお金を預けることが出来るのでそれを利用するのだ。

冒険者ギルドも商業ギルドも世界中にあるのでなかなか便利である。


お金を用意し商業ギルド証での身分確認も出来、クランシリウス孤児院は無事に土地を購入することが出来た。

1,000,000アクセス

130,000ユニーク

ブックマーク1,000件

ありがとうございます。


と思っていたのにここ数日の異常なアクセスで数値がおかしな事に……。

しかもジャンル別のランキングにもランクインしていた。

怖い…。

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