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ビッグコッコの卵に赤ちゃんがいることがわかってから妹ちゃんはつきっきりで世話をするようになった。赤ちゃんがいることを知ったサクヤちゃんも一緒になっていた。
「あかちゃんたのしみだね!」
「うん!」
世話をするためにビッグコッコの近くにいるのは良いが、ずっとそばにいるために少しストレスが溜まってきているか?ちょっとビッグコッコが落ち着かないようだ。
それに、近くにいると刷り込みが二人を親と認識してしまうかもしれない(モンスターや鶏に刷り込みが在るかはわからないが)。
「二人とも、あんまり近くにいるとビッグコッコも落ち着かないからこっちにおいで。」
俺は鶏小屋の中に箱を作った。中からはビッグコッコが見えるように覗き穴を作り、外からはただの箱にしか見えない。この中にいればビッグコッコのストレスも減るだろう。
「ピュイ~」
「ホー!」
箱の中にはぴーちゃんとシャドウオウルが一緒に入っていた。
基本的に従魔達は自由に行動しているが、最近妹ちゃんとサクヤちゃんが同じ鳥系モンスターであるビッグコッコにつきっきりだった為にどうやらヤキモチを焼いたらしい。
そして、二羽はかまってほしくて近づいたのだが、二人は赤ちゃんに興味を持ったと勘違いし一緒にビッグコッコを観察するようになった。
まぁ、二羽にしてみれば二人にかまってもらえてるので問題無いだろう。
ちなみに二羽とビッグコッコの仲は悪くない。というか従魔同士で仲が悪いのはいないので悪しからず。
妹ちゃんとサクヤちゃんがつきっきりになって一週間程たったある日ついに赤ちゃんが生まれた。
最初は気づかなかったが、いつの間にかビッグコッコのそばでヒヨコが鳴いていたのである。
ビッグコッコの子供なので地球のヒヨコよりも大きいが、確かに黄色いヒヨコだ。
妊娠しているわけではないし、一週間たっているので妹ちゃん達の集中力が無くなりかけている時だったので気付くのが遅れてしまったのだ。
まぁ、そのおかげであったかはわからないが刷り込みを回避しビッグコッコを親と思っているようなので良しとしよう。
「ぴよぴよ」「ピヨピヨ」
「ピヨピヨ」
妹ちゃんサクヤちゃんヒヨコが話をしている?
まぁ、仲良く遊んでいるようだ。
ヒヨコを鑑定したところ、ヒヨコだけどビッグコッコであるらしい。ということは、進化ではなく成長で鶏になるのだろう。
その後もビッグコッコの出産?ラッシュとなり毎週ヒヨコが生まれるようになった。
地球のヒヨコの成長速度はわからないが一月程で卵を産むようになり、卵の生産量も増加していった。
しかし、さすがに数が増えてきたのでこの小屋周辺で飼うには人手が足りなくなってきてしまった。
そこで、おじいさん達と相談し、孤児院でもビッグコッコを育てることにした。
育てるには孤児院はそこまで広くはないが、小屋は空間魔法で広く出来るので、外に出すのを交代制にすればなんとかなるだろう。
さっそく皆で鶏小屋を作り、一羽ずつ孤児院へ運び育てることになった。
孤児院の子供達は卵が美味しいとわかっているので喜んで世話をしてくれた。
出産ラッシュには続きがあり、ミルホーンも妊娠していた。相手がいるわけではないのに不思議だ…。
こちらも地球ではわからないが、数ヶ月かかると思われた妊娠期間が一ヶ月程で終わり、無事に子牛を出産し、
「あかちゃん!!」
「赤ちゃん!!」
と妹ちゃんとサクヤちゃんは喜んでいた。




