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「おじいさん、こんなにたくさんどうするの?」
おじいさんは半年の間にビッグコッコを10羽程、ミルホーンを4頭程連れてきて俺に従魔にさせていた。
こんなに大量に従魔を作ったのはもちろんサクヤちゃんのためだろう。
卵にミルク、ハチミツがあれば種類は少ないがお菓子を作ることが出来るからな。
「もちろんサクヤのお菓子の為に飼うに決まっておろう。」
「いやいやいや、こんなに飼えるの!?餌はどうするの?」
「餌はほれ、これだけある」
おじいさんは魔法で藁やら餌用の穀物やらを大量に取り出した。
「………こんなにどうしたの?」
「ほれ、前から農村で近くのモンスターを狩って小麦をもらっておったじゃろ?」
「はぁ、確か俺達と会う前からやってた事ですよね?」
「そうじゃ。最近は小麦粉を町で買うようになり、ビッグコッコとミルホーンを飼うようになったから、餌用に藁や穀物を頼んでみたんじゃが、ことのほか喜ばれてのう、小麦の時よりたくさん交換出来たんじゃよ。」
「なるほど~」
確かに穀物はわからないけど農村なら藁なんか山ほどあるだろうね。しかも小麦粉の代わりで良いなら尚更たくさんくれるだろうな。
「それで、自分でやっといてなんですが、なんでこんなに従魔が増えてるんですか?」
「そりゃあ、餌があるからに決まっとるじゃろ!これでサクヤに美味いもんたくさんたべさせてやれるのぅ。」
やっぱりサクヤちゃんかぁ…。
「でも、世話とかどうするんですか?孤児院じゃ無理ですよ?」
「放し飼いで問題ないじゃろ。そもそも野生じゃったし、従魔になって知能もついてるから自分でなんとかするじゃろ。乳搾りはほれ、これだけおればなんとかなるじゃろ?」
どうやらおじいさんの所へ来るメンバーが増えたのも従魔が増えた原因らしい。
「そうじゃ、ついでに厩舎も作っておいてくれ。今度馬も捕まえるから馬用もな!」
今までは牛一頭鶏一羽だけだったので、柱と屋根だけの簡単な建物だった。しかし、これだけ増えるとさすがに可哀想か。
「はぁ、わかりました。」
ということで、鶏小屋、牛小屋、馬小屋を作ることになった。
作りとしては簡単に屋根壁入口があれば大丈夫かな?広さはおじいさんとおばあさんの魔法で広く出来るので、高さに気を付ければ小さくても構わない。
その代わり、魔法で広くするにはきちんと空間を仕切らないといけないので、床も作らなくてはいけなくなった。
まずは鶏小屋。床用に地魔法で平らな一枚岩を出す。そこに柱を建て壁、屋根を取り付けてひとまず完成。
そこに入口と窓を付ける。どちらも自分達で開け閉め出来るように引戸にした。そして、取っ手を大きくしておいた。
続けて牛小屋、馬小屋と作っていった。引き戸用の取っ手は高さを何段階かにしておいた。
どの高さが使いやすいかわからないからね。
数日(一日置きに来ているので実質二週間程)かけて小屋を作った俺達はおじいさんとおばあさんに魔法で部屋を拡張してもらった。
「ねぇ、おじいさん、なんか小屋大きすぎない?」
拡張してもらった小屋は明らかに今いる従魔達が住むには広すぎた。
「これからもまた増えるかもしれんからのう。」
まだ増やす気なのか!?
まぁ増やすにしても当分は勘弁してもらおう。
物のついでと暖炉つきの小屋も一つ作ってみた。
もちろん魔法で拡張してもらった。
何に使うかと言うと、テント代わりに持ち運ぼうかと思ったからだ。
将来冒険者になったときにきっと役立つだろう。
それまではアイテムボックスの肥やしになっちゃうかな…。




