初のクエスト
こんばんは~。
夜遅くにすみません。
KURAです。
ちなみに相方の奈落さんはいま「す」……!?
奈 いますよ~。
馬鹿な! 貴様は寝ていたはず!
奈 コーヒー飲んでテレビ見てました。
コーヒー美味しいですよね~。
奈 微糖しか飲めないくせに。
うるさいです!
「ではこちらの書類を書いてきてください」
「はい、わかりました」
俺らは今吸血鬼ギルドに登録しようと来ていた。
そして書類を書くために丸机に皆で座っていた。
書類かー、ラノベ的じゃないな。
ラノベだったらギルドは血をカードにやったり、してたけど……まぁ、こっちのほうが効率は良いわな。
ちなみに書類の内容は名前、能力(得意な武器、魔法、特殊能力など)、親吸血鬼(白紙可)だった。
親吸血鬼とはエマに聞くと噛まれて吸血鬼になった場合は噛んだ吸血鬼が親になるらしい。
俺らは居ないから当然白紙だがな。
名前も偽名を使う方が良いそうだ。
……というか、ギルドで本名使う方が珍しいらしい。それでいいのか……ギルドよ。
ちなみに俺はムクロ。東骸の骸から取った。
リョウカはフォクシーだそうだ。
狐面からだって。そのまんまだな……。
リベはヴルーだそうだ。滅茶苦茶言いにくい。
まぁ、ブルーだな。ヴラッドとブルーを混ぜたらしいが……とても言いにくい。
リュウナはノーハート。意味はわからん。
教えてくれなかったし。
ノーハート。心がない?
……中々意味深な名前をつけるな……。
ヘクトは最初オッサンにすると言っていた。
オッサン大好きか?
理由を聞くと分かりやすいし、被らなさそうだから……だそうだ。
オッサンって何か言いにくくないか?
面と向かってオッサンって……。
あと、それだとヘクトがよく言う『オッサンは~』とかが自分の名前で自分を呼ぶイタイ奴みたいだなっていったら速攻変えてた。
そしてサンになった。
オッサンのサンから取ったと言う。
サン……太陽……それにしても吸血鬼に似つかわしくない名前になったな。
俺の得意武器……剣だな。ブラックがいるし。
得意魔法は雷。
特殊能力は特に無し。
だな。
提出しに行くか。
と、席を立とうとすると。
「おいおい、軟弱もんがいるなぁ? なんだぁ? その仮面。見せられないくらいに顔が醜いのか?」
「おいおい、やめてあげろ。しょうがないだろ。生まれつきなんだから」
「ギャハハハハ」
……ラノベでもよくあるけどさ、こんな馬鹿っているんだな。
こういう連中はあんま関わらない方がいいな。
「……そうだ。醜いんだよ。ほっといてくれ」
「…………!」
「……!」
……アレ?
なんか思ってた反応と違う。
笑ってくるかなと思ったのに。
「ムクロ……殺気、殺気」
「おいおい、殺気出すのはいいが出力が強すぎだ。至近距離でくらう俺らの事を考えろ」
「さ、殺気? 強すぎない? いつから貴方は凶悪になったのよ」
「ん~俺もいい歳こいてるからキッツイなぁ~」
「やはりいい殺気出しますねぇ~貴方」
《な、何事だ!? ……あぁ、なんだカイトの殺気が漏れただけか》
「皆ひどくない!?」
『だってムクロだし』
……グスン。
ま、まぁあいつらも黙ったし提出してこよっと。
提出しに、受付さんの所へ行くと。
受付さんの目が明らかに怯えていて、しかも手が震えていた。
……ねぇ、ちょっとイラッとしただけでなんでそんなに怯えるの? おかしくない?
「はい。お願いします」
「は、はい。承りました……」
受付さーん!? 声震えてますよ~!?
そしてリョウカ達が提出しに行くと普通に営業スマイルして通常営業だった。
……解せぬ。
「さて、なに行くかー」
「ランクとかは関係ないらしいから稼げるのいこうよ」
「そうなのか?」
「……なんで聞いてないんだ?」
「え? 皆聞いたの?」
「聞いた」
「当然」
「あたりまえでしょ」
「俺も聞いたぞ~」
「私もです」
「……俺だけ!?!?」
何故かおれだけ説明されていなかった……。
解せぬ。
「では、これ行きましょうか。多分これなら私達で行けます」
「なんだ? それ」
「法を破った吸血鬼の殺害です」
「おーけー。つか吸血鬼って死ぬのか?」
「そりゃ死にますよ。え~この格だと……五回殺せば何もしなくとも死にます」
「へー。俺はいいが皆はどうだ?」
「私もいいよ」
「俺もだ。今頃人形の殺害に怯えたりしない」
「俺もいいよー。早く休みたいからな~。早く稼げるのがいいわ~」
「よし、行くか」
俺らは出るときに絡まれることもなく……(というか怯えられていたが……)出発した。
町を歩きながら、疑問に思う。
「そういえばその吸血鬼ってどこにいるんだ?」
「この国のどこか」
「……はぁ!?」
「いえ、めぼしはつけておいたんで行きましょうか」
「なぁ、ムクロ」
「なんだヴルー」
「お前の配下有能すぎないか?」
「そうだな……」
有能だけど、残念なんだよなぁ~。
こいつ。
あと、魔王だし。
《魔王はそんなに関係ないのか》
うん。だって悪いやつじゃなさそうだしー。
《そんなことより、残念ってなんですか! 残念って!》
残念じゃん。
《残念だな》
《!?!?》
そして、ある建物の前で止まった。
「ここですよー。逃がさないでくださいね。多分あちらもこっちに気づいてます」
「わかった。俺がやるわ」
とりあえず場所を確認しようか。
『電感知』 ちなみに俺のオリジナル。
神経を通る電気を感知しようとしたら出来た。
……あーいるな。
でも二人いる。
でも体に力が入ってるのは一人だけだ。
じゃ、入って捕まえてから殺すか。
万が一があったらいけないからな。
『神経加速』
反応速度を速くしたけど、逃げられたらエマフォローしてくれ。
《わっかりました~》
扉を蹴破り中にいる二人の吸血鬼の首をつか……めなかった!
一人は捕まえたけど一人逃がした!
一人はエマにぶん投げて、もう一人を追う。
《あ、こっちじゃありませんね。一応こっちも指名手配されてましたけど》
わかった。追ってくる!
屋根に登った吸血鬼を見つけた。
うん。この距離なら……。
喰らえ! 『電龍!』
「当たった! 死んだか?」
屋根から転げ落ちたから様子を見に行ってみる。
もちろん逃げられたら駄目だからダッシュで。
うん。死んではないけど気絶してる。
神経系が麻痺ってるな。これ。
とりあえず担いで戻る。
戻ると、エマがもう一人の方をぐるぐる巻きの簀巻きにしていた。
「こっち終わったぞ~」
「はい~。こっちは生きたまま連れていきますけどそっちは殺していいですよ~。その剣なら殺せます」
オーケー。ブラック!
《あいよ》
とりあえずブラックで頭から股まで縦に真っ二つにしておいた。
「死んだ?」
「死にましたね」
「じゃあ持っていこうか」
「私達何もしてなくない?」
「……だな」
「そうね……」
「タバコ吸いてぇ」
まぁ、簡単だったし。
二人で出来たから別に今度からでいいんじゃね?
そして、ギルドに俺達は帰っていった。
そして、俺達の初クエストはなんの問題も無く終わったのだった。
そのあとは手に入れたお金で宿に泊まって寝た!
だって疲れたしな。
あ、ちなみにお金の単位はヴラドらしい。
1ヴラドでパンが一つ買えるから……何円だ?
百円くらい?
まぁ、パン一個分らしい。
あー、全然アルファポリスの方書いてないな……。
24話……序盤だからなかなか書けないんですよね~。
とりあえずコレとアルファの方を明日一話書きます!
なんでかって言うと日付がもうない!
奈 ですね~
はい。
ではみなさん。
おやすみなさ~い。
……最近これ変えれてないな……。
明日は変えます!




