吸血鬼の国 ヴァンデッド
こんばんは。
KURAです。
いやー、遅くなってしまいすみません。
奈 まぁ許してあげましょう。
明日もできれば更新したいです。
奈 いや……断言しなさいよ……。
……ます。
奈 は?
更新しますよ!
奈 よろしい
「これが吸血鬼の国ヴァンデッド……」
「はい♪ ではみなさん。これをかぶってください」
そういうとエマは俺たちに仮面を配った。
俺は般若の面。
リョウカは狐のお面。
リベは青鬼のお面。
リュウナは顔が無いお面。
ヘクトはピエロ面。
「なぁ、エマ? これってさぁ、お前のイメージ?」
「ええそうですよ? 皆様のイメージに合うように作りました~」
「そうか~。って俺が般若ってどういうことだコラ!」
「イタタタタタ、なんですかこの頭グリグリ……イタイイタイ!」
某幼稚園児がされるようなあの頭グリグリだ。
あれホントにすると結構痛いんだよな。
「私キツネ……? これってどういうことなんだろ」
「リョウカなんていいじゃない。私なんて顔が無い……」
「俺は鬼……か」
「俺がなんでピエロなんだろぅねぇ。そんなふざけてないつもりだが」
「で、なんで仮面を配ったんだ?」
「だって吸血鬼の国ですよ? 人間が入ったら吸われますよ?」
「あっ……」
「ってーことでー私が作っときました☆ それ被ってたら中々の事がない限りバレないでしょう」
そうか……。
なぁ、ブラック。吸血鬼ってどれくらい強いんだ?
《んー、そこの魔王はもちろん一人で滅ぼせるけど、お前ら全員で戦えば高位吸血鬼一体ならギリギリ倒せる……くらいじゃないか?》
《ですね~。ま、そんな事になったら私が力出しますけど》
でも、俺以外を守る可能性は低い……か。
《クフフ、よくわかってらっしゃる。ま、死なせたくないなら精々バレないようにすることですね》
はぁ、そうするよ。
さて、仮面も被った事だし入るとするか。
「じゃあ行こうか」
「うん」
「バレなきゃいいがなぁ~」
中に入ると以外にも普通の国だった。
普通の食べ物らしき物も売られており食べるものはありそうだ。
多分吸血鬼達にとってのジャンクフードとかお菓子が食べ物なんだろうな。
さて、宿を探すか。
あ、いいところに人……じゃなくて吸血鬼が。
オールバックの黒髪か。
こういう世界では黒髪って珍しそうだけどな。
なかなか厳ついけど、アニメとかで絶対かっこいい事しそうな顔だ。
「すみません。宿は何処に行けばいいでしょうか」
「ん? お前新参者か? 敬語はいらんぞ。俺はそこまで高位じゃないしな! えー、宿だったか? この道をまっすぐと行くと広場に出るんだがそこには4つ大きな道があるんだ。まずこの道、そこから北、東、西に3つ分れてる。西の道をまっすぐ行くと宿屋があるんだ。えー、右側にあるんだが、反対側の左にギルドがあるんだ。多分すぐにわかる」
「ほぉー、ありがとう! では」
「おう。吸血鬼生は永い、また会うだろうからそんときは酒でもおごってくれよ」
「あぁ、その代わりそのときの財布事情次第な」
「はっそりゃそうだ!」
ふむ、道は教えて貰った。
そして吸血鬼の国にもギルドはあるのか。
というか人間の方のギルドに行ってないけど吸血鬼のギルドの方が先に行けそうなんだが。
「じゃ行こうぜー」
「うん!」
「あいつ馴染みすぎじゃないか?」
「まあ……カイトだし」
「おいそこぉ! 俺をしれっと変人扱いすんな!」
「さすがカイト様、緊張もせずに吸血鬼と接するとは……常人の行動じゃありませんね」
「おいおい……そんなカイトをいじんなよ……」
ヘクトだけが良心だ……。
そしてあの吸血鬼のオッサン……名前きいときゃ良かった。に言われた通り進むとギルドと宿屋があった。
とりあえず宿屋で部屋とるか。
……ん!? 俺金ないぞ!?
「なぁ、重大な事に気がついたんだが」
「なんだ?」
「俺ら金持ってなくね?」
「……あ」
しゃーない。ギルドで金稼ぐしかないよなー。
というか吸血鬼の国の金の単位ってなんだろ。
人間のほうの金の単位も知らんけど。
はぁ……明日7時に起きなきゃいけないんですよねー。
朝練があるんです。
奈 あれ? 貴方って部活入ってましたっけ?
いえ、入ってません。何か学校の行事の練習なんですよ。
ほんっとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーにめんどくさい。
奈 どんだけめんどくさいんですか……。
いや、私なんかリーダーになりましたし。
リーダーといってもそんな指示するんじゃないんですけどね。
なんか指導をちょびっとするくらい。
奈 なんですかそれ……。
はぁ。憂鬱です。
ではみなさん。
グッドバイ!!




