出発
こんばんは。
KURAです。
昨日更新できずすみまっせんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
奈 この愚図が。
ううぅぅ……。
「オハヨウゴザイマース♪」
瞼を開けるとあのうざったらしいピエロ面が……ない!?
ガバッと起き上がり、目の前の馬鹿を突き放す。
「なんだ!? その奇っ怪な面は!」
「はい? 気分転換に医者の面にしてみたんですが」
「……あー、ペスト……だっけ? 聞いたことはある」
「いえ、ぺスタです」
惜しいな!
そう、コイツが被っていたのはペストの医者がかぶっていた仮面。
あの不気味なことで有名なやつだった。
失神しそうになったぞ……。
考えても見ろ、起きたら目の前にペスト面だぞ?
死ぬわ。
「さて、朝ごはんですよ~」
「おう、わかった」
……朝ごはん?
食うものなんて持ってきたのか?
それとも誰かがとってきたのか……。
ま、いっか。
「あ、カイトが来た!」
「遅いぞ」
「うるせぇ」
「遅いわよ! というかもっと申し訳なさそうにしなさいよ!」
「ふわぁ~あ。眠いなぁ」
なんか、机もあるし。
《あ、机は私が作っときました~》
……それはどうも。
あ、おはよう……つか起きてる?
《起きてるぜ。おはよう。カイト》
お、起きてたか。
さて、俺も座るか。
地べたに。……机も作ったなら椅子もつくってくれても良かったんじゃないかな。
「じゃーいただきます」
「いただきまーす」
「なんですかい? それ」
「あー、俺達の世界で食べる前の挨拶さ。……つかなんで敬語?」
「あー、なんとなく? ほら、あんた達は勇者だし、俺はただのオッサンだから。ため口でいいならため口で話すよ?」
「ためでいいよ」
「わかったー」
つーな、年上だし俺達が敬語使うんじゃないか?
……別にいいのか。
で、ご飯は~肉とスープか。
肉は誰が狩ったんだろ。
それとも誰かが持ってきたのか。
「そういえばこの肉はどうしたんだ?」
「あー、俺。歳とってから早起きでねぇ。ちょっくら朝に狩ってきたんだわ」
「そうか。ありがとう」
「そうでもないぞ。オッサンだから戦闘で役にたたないだろうからねぇ」
ふーん、狩りできてる時点でつよそうだけどな。
うん、このスープも美味しい。
肉は~……わかんねぇ。
食べたことないな。
でも美味しい。
肉の旨味もだが獣臭が丁度よくあって肉を食ってる! って感じがする。
ふぅー、ごちそうさん。
腹一杯腹一杯っと。
さて、出発かな?
「ごちそうさま。さて、出発?」
「んー、はい。もうそろそろ出発ですね~」
「さて、行くか」
「旅には慣れてるがカイト達は大丈夫なのか……」
「俺の足腰でついていけるかねぇ……」
俺達は平原を三時間ほど歩き続け、森にたどり着く。
太陽が真上にあって明るい筈が、森の中だけ異界のように薄暗い。
おいおい……木があるからって暗すぎじゃねぇか?
「さて、入りましょうか」
……当たり前なのか……?
俺とリョウカ以外困惑することなく入っていく。
また悪路を五時間ほど歩くと……つか疲れた……。
「なぁ、まだー?」
「確かに……もうそろそろ休憩いれたほうがいいんじゃないか? 俺らはいいがカイトやリョウカは慣れてないだろ?」
「おいおい、俺を忘れんなよ……。俺もいい歳こいてんだからキッツイんだぞ?」
「ふむ……ではここで休憩としますか」
やーっと座れる……。
「ふぃー! 疲れた~」
「足いたーい!」
「イタタ……腰痛い……」
「どんくらい休憩するんだ?」
「んー、一時間くらいですかね」
「日が暮れちゃわない? それ」
「そうですね~」
「いや、そうですね~じゃねぇよ」
ん? なんかリベとエマが話してる。
まぁ、俺には関係ないか。
……ねみぃ。
寝るか。
「エマ、出発するとき起こして。寝る」
「わっかりましたぁ~☆」
おやすみなさい。
「おきてくださーい!」
「あぁ、わかったぁぁぁぁぁ!?」
「どうしました?」
「なんだそのマスク!」
「え? 眼球マスクですが」
目の前に飛び込んで来たのは顔の中心に巨大な目が描かれたマスクだった。
中々ビックリした……。
「始まりますよ!」
「……は? 何が?」
「いいからいいから♪」
あ、日が暮れる。
薄暗かった森の中がスッと闇に包まれていく。
すると、目の前に闇が集まり形を作っていく。
まさに闇。それ以外言い表せない……。
すると闇が濃くなっていく。
そして一気に晴れる。
そして現れたのは……。
「国が出現した……?」
「どうです? このビックリ演出」
「ハハハッ確かにこれは凄いな」
俺達は知らぬ間に国に着いていたのであった。
あと一話更新すると思います……。
出来なかったらあしたに……。
奈 甘えんな。
すみません……。
では皆様。
さようなら




