眠りの後には
こんばんは!
KURAです!すみません!
遅れましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
なので明日も更新します!!!
奈 明後日も更新しなさい。
サーイエスサー!
ほんとすみませんでした。
「起きてー」
リョウカが起こしに来るが……眠いな。
狸寝入りするか……。
「もー、三十分後にまた来るからね!? その時までに起きてなさいよ! まったく! いつも寝たらすぐに起きないんだから……」
ブツブツと話ながらリョウカが遠ざかっていく。
寝るか。
と、二度寝しようとしたら声が俺の部屋に響いた。
「なかなか、自分の欲に素直じゃないか」
「……誰? 俺寝たいんだけど」
「ハハハハハ、それはすまないことをした。我々としても君のような者とは仲良くしたくてね。偵察でここに来たのだがつい声をかけてしまったんです」
「我々……魔王の所か?」
「そうです。……あぁ、姿を現しましょう」
現れたのは髪がぼさぼさで何故かきまっているタレ目のイケメン……。
何だろう……急に仲良くしたくなくなったぞ。
というか。
「どこに隠れてたんだ? つーか魔族って角とか生えてねぇんだな」
「私は吸血鬼ですからね。霧になって天井に張り付いていたんです。私達、魔王にとって貴方のような欲に忠実な人はとても……良い」
……ん?
私達、魔王?
「ちょ、ちょっと待て。お前……魔王なのか?」
「はい。改めまして、吸血鬼王エマ・ハイマと申します」
「……まじかよ」
「はい。まじです」
聞いてねぇぞ!? ブラック!
《知らねぇよ! 何であんな最強クラスの魔王が来んだよ!?》
「フフフ、それはですね。神殺しの古剣よ。まぁ、娯楽ですかね。暇なんですよ? 生き続けてはや五億年……。刺激が欲しかったんです」
「……そんな遊戯感覚で来んなよ」
「フフフ。さて、貴方についていきましょうか?」
とかとんでもないことをのたまう吸血鬼。
っておいおい!?
ふざけんなよ!?
「領地とか、配下とか無いのかよ!?」
《無理だな。こいつは領地、配下をもたない放浪魔王だし》
「よくわかってますね。神殺しの古剣。私に帰ってほしいなら娯楽を寄越しなさい」
娯楽……スマホとかも渡したくねぇし……。
家にならルービックキューブとかあんだけど。
……やむなし……。
「はぁ……わかった。わかったよ! 好きにしやがれ。その代わりにお前ってわからないようにしろよ」
「わっかりました♪ え~っとあれがあったはず~……あった!」
空間に手を突っ込んでピエロマスクを取り出した……。
あ、そうだ。
「お前魔法は何が使えるんだ?」
「私? 一応ほぼ使えますが」
「どこまで極めてんだよ……。そうか、じゃあ俺の魔法で召喚したことにするからな~」
「ふむ、では何の魔法でしょう?」
「雷だ」
「わかりました~」
さ~て、一眠りするか~。
「カイト~、起こしに……って誰!?」
「私は吸「龍雷!」イタタタタ……」
「こいつは俺の召喚した奴だ。エマと呼んでやれ」
「う、うん。でもいいの? 思いっきり魔法使ってたけど」
「無傷ですからおきになさらず~」
「や、やっぱ手加減するよね。早とちりしちゃった」
「…………一応本気でやったんだがな」ボソッ
「え?」
「なんでもない」
はぁ、寝れなかったな……。
「あ、私たちのお供? をするひとと会うことになるんだってさ!」
「うぇ……また面倒事の予感……」
「面倒事ってカイトは寝てただけじゃない」
「あぁ、そうだったな」
《念話しますよ~。それで用件ですけどあの子の血吸っていいですか?》
吸ったら俺、自害してやるよ。
《フフフ……よくわかってらっしゃることで》
《俺の専売特許の念話が……》
ドンマイブラック……。
はぁ、面倒じゃなかったらいいんだが。
というかあと一眠りしたかったな。




