神剣
こんばんは?おはようございます?
わかりません!
KURAです。
奈 糞餓鬼。
ひっどい!?確かに夜中に起こしたことは謝りますが……。
奈 ……はぁ いいですが。これからはやめてくださいよ?
善処します!
「ふわぁ~あ。……そういえば転移した後の俺らの認識とかってどうなってんだろーな~。記憶から消えてる……のは少し悲しいけどそれが一番いいかもな。記憶があるならじっちゃとばっちゃに心配かけるな……。神様辺りにもしも会えたらそれぐらいは言ってもらいたいな~。……勿論帰れない場合の時だけど」
……独り言が多過ぎだって?
ぼっちの宿命だよ……。
つーか俺の両親め……!
砂漠の水より簡単に蒸発しやがって……!!
あ、俺が言ってるのは母方の祖母祖父なんだけど両親が居ないから迷惑かけっぱなんだよな~。
それプラス下手したら失踪事件……頭が簡単に下がるな……。
…………クソ親父、クソババァ……アンタら一体何で俺を放ってどっかいったんだよ。
この疑問は俺のせいでじっちゃとばっちゃに迷惑掛けたときに必ず思う。
はぁ……勇者……か。いや剣聖とも書いてたな。
彼の騎士王のような活躍をしても俺は勇者でも、剣聖でも無いんだよな。ただの高校生。
人なんて殺せない……かもな。けど殺せるかもしれない。
自分で言うのもなんだが俺って頭のネジとんでんだよね。
勿論じっちゃばっちゃには感謝してる。何か……何だか頭がおかしいんだよ。
いやストレスとかでは無いんだよ。
生まれた……いや気づいたときには頭がおかしかった。
しょうがない事なんだよ。
……こんなこと考えてる奴が勇者だなんて笑えるよな。
……そうだなイカれた勇者って感じだ。
くははっ!明らかに裏切りそうだな!
俺の目標は無い。空白。からっぽ。白紙。
そんなもんだ。この異世界ででも見つかればいいんだけどな。
見つかんなかったらじっちゃばっちゃに恩返しする事が目標になるだけだ。
そう、久しぶりに自己分析? してるとリョウカが部屋に入ってきた。
「おいおい、男の部屋にいきなり入ってくんなよ」
「……あんた」
「そうだ。リョウカ、お前はどうだったんだ?」
「……いいけどさ。治しなさいよ?そのわっるい面。魔王みたいだわ!……あぁそうそう、ステータス?私は賢者よ!崇めなさい!」
「はいはい。ははぁー!」
「何よその(棒)がつきそうな言い方はー!」
「くははっ」
「……笑い方。気を付けなさいよ。あ、朝食の時間よ。メイドが話しかけられないほど目付き悪いのも困ったものよね~。じゃ、私は朝食食べにいくけどカイトはどうするの?」
「まじかよ……。そんな目付き悪いか?俺。……あ、朝食俺も食べる!」
「はいはい。戻ったわね。気を付けなさいよ?ソレ一応学校では見たこと無いけど」
「ははっ見せるわけ無いだろ?お前ぐらいさ、俺の素を見せるなんざ」
「はっ!その割にはメイドに見られてたようだけど?」
「くははっ勝手に見ただけさ」
「屁理屈め。じゃ、朝食行こ」
「あぁ、腹も減ってきた」
俺の部屋を出て、リョウカの案内で食堂のような所に向かう。
王達が先で待っているようだ。
……これさ、勇者じゃなかったら首切りもんだよね?王族を待たせるとか。
と、着いた。……でけー……。
「予想以上にデカいなー」
「当たり前じゃない。王族の食べる食卓なんで大きいのはラノベじゃなくても定番よ!」
「まーそーかもなー」
そして俺達は席につく。
はー、テーブルマナーとか俺まなんでないんだが。
「テーブルマナー等は気になさらず。そちらの世界では常識も違うかもしれませんからな」
「りょーかい。ではいただきます」
「いただきます」
お、美味しい。やっぱ王族の料理は少し遅れてるという設定の多い異世界でも美味しいな。……いやこの世界自体の料理が美味しいという可能性も……?
まぁいいか。
……ん?王族達?何か詠唱してたよ。
5分ぐらい。いやー、習慣なんだろうけどめんどくさそうだね。
詠唱というかいただきますとかと同じような言葉を言ってるんだろうけど5分って長いよね。
さて、食べたし訓練しなきゃいけないんだろうな。
「勇者様庭に出てくださいませんか」
「いいよ」
よしきた。よほど厳しくなかったら頑張るぜ!
そりゃ俺を殺す気で訓練されたらギブアップするが。
庭に出ると王から説明された。
「これは神の御作りになった神剣です。勇者様のお力添えになるかの」
「……これ絶対真の勇者とかしか抜けない奴だろ!?……抜けなくても文句言うなよ」
「文句等あるはずもございません」
台座に乗り突き刺さってる剣を握る。
…………なんだこれ。……不快感?
なんというか…………天敵に触ってるというか……なんというか……。
いや!馴染んでいく。
剣が俺に馴染んでいく……いや、俺に染まっていく。……言い方変だな。
俺の一部になっていく。
へぇ?軽くその剣は抜けた。
剣を回しながら言う。
「……魔神剣ブラック……ねぇ?くははっ神は神でも魔神か?」
「なに?カイトだけずーるーいー!」
「ではこちらを」
「なになに!?」
後ろで何か言ってるが知らん。
これは良いな。
俺の体みたいだ。
んー、例えるならー触手?腕?そんな感じ。
「この案山子を試し切りに」
「あ、ありがとう」
なんか騎士が案山子貸してくれた。
じゃお言葉に甘えて。
横に一閃、縦に一閃。
斜め切り、また一閃、一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃!
剣の形を変えて双剣にして滅多切り。
剣の形変えれるのは良いな。奇襲ができそうだ。
そして、俺の中のナニカを剣に貯めて一閃!
……あ。やっべぇ……何か闇色の変なのが飛んでって城壁にパックリ傷が……しかも結構でけぇ……。
……たまたま見てないってことは……
「「「「………………!」」」」
無いですよねー。
はぁ目ぇひんむいて驚いてるし。
さーてどう誤魔化すかな。
サイガ一行が到着まであと4日!
奈 というかこれテンプレなんですか?
……さぁ?
私がテンプレかいたらこうなりました!
まぁサイガ達まだ来てないからいいよネ!
奈 はぁ……。じゃ私寝ますので。おやすみなさい。
はーい。おやすみー!
では私も寝ますね。はい。
ではでは皆様~!?
ご機嫌よう!good days!




