蜘蛛の子供
こんばんは~。
KURAです~。
奈 遅い。
……はい。
すみません……。
「さて、断罪者とあの蜘蛛の子に会いに行くか」
「もういくの?」
「ああ、……とりあえず飛ぶからアザ達翼になってくれ」
「その必要は無いかと……俺らが分離するとき俺らの身体があなた様の身体に取り込まれていて身体の半分を持っていかれたので出そうと思ったら出せるかと」
「……まじか。…………ホントに出せたし……。んーじゃあアザは着いてきてくれ。シュブ達は……待機!観光でもしててくれ。……でも意味無く殺しはしないように。えー……ベルは……ゴメン仕事してて。ぬらりひょん達はこの世界のアンデッドでも見てきたら?」
「……フッ。ありがたき幸せ」
「アザトース様こっちを見て笑わないでいただけます?」
「あら、あなた久しぶりの旅行よ!」
「はいはい。どこいく?」
「……仕事か……。貯まってるんだろうなぁ~……」
「わかった。……行くぞ。おめぇら」
「「「「「はっ!」」」」」
「ねぇ」
「俺らは!?」
「あ……待機!さすがにお前らついてこれねぇだろ」
「「まぁ……はい」」
さて、行くか。
うお!すげぇ。
アザ達が居たときとは違うな……。
アザ達がいるとゲームみたいな感じだったけどこれはホントに自分で飛んでるから気持ちいいな~。
っとそうこうしてる内にあいつのいる洞窟についたか。
「ん……?分体がいない……?おいおい殺されてねーだろーな?」
とりあえず先を急ぐか。
……奥にいたのは青年に8本の足が背中から出ている前とは違う異形だった。
「おいおい随分ちっちゃくなったなぁ?」
「おまえ……みたことある。……とうさんのまえにきた……だっけ。おまえ……だれ」
「喋れるのか!?俺はサイガという。おまえは?」
「……スイ。さいが……おまえ……おれ……ころせるか」
『……サイガ……殺して……』
「!!!……何故死にたいと思う?」
「なぜ?……いみ……なに?」
「あぁ、あんま言葉がわかんないのか。なんで死にたい?」
「……おれ……ころした……」
「……」
「おれ!ころした!おかあさんも!とうさんも!あぁあぁあぁ……」
頭を抱えだすと8本の脚が青年の身体を突き刺しだした。
って止めんと!と思ったがアザが瞬時に止めた。
……速いな~。集中しないと俺も見切れんな……。
怖い……部下が怖い……。
「うあぁあぁあぁあ……ころして……ころして……」
「お前の父ちゃんは……今さっきの話からして断罪者の死体は?」
「……したい…………あぁ……とうさんの肉か…………たべた……体が…………」
「…………そういうことね。蜘蛛としての体質みたいなことか。…………おい!スイ!俺と飯食い行こうぜ!」
「めし?かり?」
「違うよ。町に行けば金っつーもんがあれば飯食えるんだよ。俺が払ってやっから!行こうぜ!」
「え……おれ……しにたい」
「いいからいいから」
「え……あ……う」
「行くぞ~。アザ!行くぞ」
「はっ!」
「え?え?」
スイをお姫様抱っこして持っていく。
……だって背中に翼はえてるし、これが一番楽だったというか……。
そしてしばらく飛行してイーギンの近くに降りる。
んー、さっすがに8本脚をはやしたまんまじゃ入れねぇよなぁ……いや、いけるか……?
いけるか。裏街限定で。
うん。いこう。
「行くぞ~。できれば脚を小さくしてくれるといいが……まぁいいか」
「え……うん。ひっこめるならできるけど」
「じゃやってくれ!じゃ飯でも食って明るくなろうぜ!」
「う、うん」
俺が何故スイを飯に誘ったかはわからない。
花鈴を重ねたのかもしれない。
だけども……助けて友達になれたら……いいと思う。
自分勝手かもしれないが。
次の更新は……う~ん。
奈 来週の火曜まで謝罪更新週間ですね。
……え?
奈 来週の火曜日まで1日一回どちらかを更新しましょう。
何故もうひとつのことを!?
奈 私が知らないわけないでしょう。はい、決定。拒否は受け付けません。
え~。……では皆様……。
Vale




