狂気
こんばんはー。
KURAです!
え~。
何もいうことないな(笑)
奈 狂気ってなんですか?
見てればわかりますよ~。
ではこれくらいにして本編どうぞ!
「───────────!」
甲高い叫び声が響き渡る。
「っちぃ!何度も叫びやがって!」
「くっ!僕でもキツイ……ね。サイガは普通に動けてるけど……」
「……!フェル!」
「え……?……!?……」
おいおい!?仲間同士で戦わせるとかちょっと趣味がわるくねぇか……?
「目でわかるけど……お前斬らないでってなんだよ。さすがに仲間を問答無用で斬るほど無差別に殺さねぇし」
うーむ。どうするか。
ゴリ押しで突破しようかな。
と考えをまとめていると。
「おやおやぁ♪?なかなか変わった心が集まっているじゃありませんか♪」
「……誰だてめぇ」
「……あら、貴方は……ああ!酷い!心が壊れてしまっている。……修復するには……過去を受け入れる……?おやおやぁ♪なかなか愉しそうな事じゃあありませんか♪では、《記憶の回帰》」
「あ?……やばゆだn……」
白い光が俺の胸に入って……────────?
ルシファーside
動けない!
どうしよう……クレースの糸は厄介なんだよな……。
「ゆだn……」
サイガ!?
どうしよう!倒れちゃった!
……うごけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
ブチッ
「よしっ!切れた! 逃げなきゃ!」
「へぇ?あなたもいい心をしている」
何かされる前に逃げないと!
サイガを抱えて、走って町まで帰る。
クレースの子孫……は大丈夫かな……。
でも今はサイガのほうが大事なんだ!
町に入り、家に行くとベルとサイガのお爺さんがいた。
「ベル!お爺さん!サイガが!サイガが!」
「なに!?」
「……これは……記憶を無理やり夢の中で体験させる……といった魔法かの。……イカン!サイガの記憶は!サイガの記憶はやっとのことで霞んだ所だったのに!これは……わしでもキツイかもしれん……とにかくサイガが起きない事を願うしかない……」
「何があったんですか!?」
「私も知りたいわね。聞いたことなかったから」
「わしにサイガの許可なしに喋ることはできん。でも……一つ言えることは─────
サイガside
えっと?ここはどこだ?
ああ、僕は小学校の修了式が終わって帰るとこだったんだ。
僕もついに三年生かぁ~。
と、友達はあんまり…………一人しかいないけど仲良くできるといいな!
……あれ?僕の友達って一人だっけ?
…………うん。一人だけだね。
……寂しくないもん。
だって僕には花鈴がいるもん!
えへへぇ、ずっと仲良くできるといいなぁ。
今日の夜中は何をしようかなぁ……。
再びルシファーside
─────サイガは昔一睡もできない特殊体質。簡単に言えば全く眠らなかったんじゃ」
今のサイガからは考えられない言葉は僕たちの心を激しく揺さぶった。
「おう、じじぃ。久しく忘れてたよ……この気持ち。言い表すなら……そう!絶望をね」
殺気があり得ないほど濃密に僕たちを襲った。
ここここここここ、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
爺ちゃんside
「ぐぬぅ!……」
ベルフェゴールとルシファー……は気絶しておるな。
さすがにこの殺気は悪魔とてキツイか。
「正気に戻れ!小僧!また世の中を混乱の世にするつもりか!」
「あぁ!それもいいかもな!」
「くぅ!サイガに一番効くのが精神攻撃とはのぉ」
「アハハハハハハハハハハハハハハ!なんだかとても愉快なんだ!」
「正気に戻れ!小僧ぉ!」
これは……わしの最期がついに来るかもな。
サイガ父side
資料庫を漁っていると懐かしい手配書があった。
「あはは、なつかしいなぁ。このころはなんだっけ……そうだ!『魔王』だ!サイガも政府から魔王なんて呼ばれるぐらい暴れたもんなぁ……。あのときはきつかったなぁ……。僕たち全員でやっと止めれたからなぁ……」
父は昔の手配書を片手に思い出にふける。
まさか異世界でまた魔王が復活しているとも知らずに。
しかも成長していて、手をつけられない状況を知らずに。
「今思い出されたら今度こそ僕死ぬかもな」
などと言いながら。
サイガside
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ♪」
なんだかとっても愉快だ!
この世界を今なら壊せそうだからな!
さて、今から何しようか♪
勇者は狂気に呑まれ狂喜する。
奈 完全に主人公壊れましたけどいいんですか?
いや、過去編にもってこうとしたらこうなったんだもん。
奈 ……そういえばあなたこの前メンタルヘルス診断で9つぐらいひっかかってましたね。それの影響ですか?
誰が異常者だ!
クソッ!
……では皆様!
vaarwel




