サラVSサマエル
こんばんは。
KURAです。
奈 はぁ。
絶不調です。
少しおかしいかもしれないので、治ったら見直しします……。
奈 ま、頑張りなさい。
え、怖い……。
奈 はぁ!?
私は戦いたくなかったんじゃない。
力が無くて負けることで……何かを無くすかも知れない……何かを亡くすかもしれない……。
抗えない圧倒的武力に呑まれるのが嫌だった。
でも何故かサイガには……サイガだけにはついていけた。
だから私は迷宮に挑戦した。
それで私は武力以外でも戦える事を知った。
私は守られるだけの存在では……なくなれた……かな。
だから私は戦う。何かを守るために。無くさないように。
「エスコートはいりますかな?」
「いらないわ。柄じゃない。あと、いつまでも保護されてちゃ守れないでしょう?でも、ありがとう。アス」
「いやはや、最近の淑女は勇ましいですな。最近の男衆にも見習ってほしいですね。では、行きましょうか」
「うん」
私とアスはゲートを通る。
あれ?エスコートされてない?
まぁいいか。
「ふむ、この悪しき気配は悪魔か……?いや、大罪持ちもいるな。貴様らの相手は、俺……か」
「ほぅ?サマエル貴方まだそちらにいたのですね」
「買いかぶらないでくれよ、俺の自我はさっき芽生えたばかりだぜ?」
「よくもそんな嘘をつけますね」
「ハハッ嘘は得意だぜ?嘘じゃねぇがな」
……なんの話をしてるんだろ?
わかんない。
「退きなさい。幻死させますよ」
「退けねぇことなんざしってんだろ?」
「目を潰された神に忠誠を誓いますか……」
「誓ってねぇけどよぉ。仮にも主なんだわ」
「両者退けないようですね」
「ま、そんなわけでよぉ。死んどきなや。【主に呪われし死の蛇よ我が呼び掛けにより出でよ】《死の蛇》行ってきな。俺の可愛い呪われ者たち」
「あの蛇に触ってはいけません!」
へ?何あの蛇!禍々しい!
怯えながら逃げる。
「あ?お前らしくねぇじゃねぇか。俺は惑わされてねぇぜ?」
「私は惑わしません。惑わすのはサラ、貴女です」
「へぇ?そっちの嬢ちゃんか」
ふぅー心を落ち着かせて別の世界を魅せるように。
うん、いける。
「【惑え、全ての者は、全ての物は私に呑まれるそして出ることはない。永久の牢獄へと】《世界は私の思うがまま》呑まれなさい」
「ひゅぅ~♪やるね!お嬢さん!」
蛇は惑わせたから使い物にならなくなった筈……。
なのにこの余裕……なんで?
「なんで……そんな余裕なの?」
「あ?そりゃあお前……なんでだろーな?さぁな?」
「貴方が忠誠を誓ってないからでしょう」
「ま、それもあるだろーがな。俺が別に死んでもいいと思ってるからじゃね?」
「!?……なにを馬鹿な事を」
「死ぬくらいなら……裏切ってもいいんじゃない?命を亡くすと……何もかも無くすよ?」
「クハハッそれもいーかもな!でもよぉ神は許さねぇみたいだぜ?」
「何を……?」
何を言ってるんだろう?
「───君達、面白くない。僕の天使達よ。もっと僕にこいつらの絶望を見せてよ」
神の声が響いた。
その瞬間天使の様子が変わった。
「ハッ!やっぱこうなるか……ギギギッ時間無いから要件だけ伝えるぞ?」
「貴方、耐えて……いるのですか?」
「黙って……聞けよ……!俺はこの後死ぬ。でもよー仮にも俺は死を司ってんだぜ?来世ぐれぇには記憶を受け継げるわ!……まぁ今世で……葡萄酒飲みたかったな~……。まぁ来世で飲むか。アス!何十年か、何百年か、わかんねぇけどよ!また、葡萄酒飲もうぜ!じャあ、アバよ!」
そう言うと彼は何処からか蛇を呼び寄せ、自分の首筋に噛ませた。でも彼の身体は止まらなかった。
「あれ?なんで、死んでも動くの?」
「おそらく、神が操ってるのでしょう」
「あははっ!だーいせーいかーい!前から怪しいと思ってたんだよね~」
「ちっ畜生めが」
「ま、がんばりなよ」
玉座に座っている神はそう言い笑うと他の戦闘を見だす。
「サラ、少し足止めしてください。少し本気を出します」
「あれ?アスってあまり本気出したくないって言ってたような……?」
「はい、過去を思い出しますから。でも友のために過去なんて言ってられないんですよ」
「ふーん、わかったけど……そんな時間稼ぎできないよ?多分。《世界は私の思うがまま》」
少しだけ、私の世界に招待してあげる♪
呼び掛け……は魂が無いってことは自我が無いんだしいらないか……。
世界は茨の世界で……いいかな。
「……げ!もう破られた!アスー!きついよー!」
「はいはい。わかったよ。こんぐらいでいいか」
え、誰?
アスは紳士だったけど……目の前の人は葉巻を吸って荒々しい雰囲気……。
「誰?」
「あ゛?俺か?アスモデウスだよ。若い時の……な」
そう言うと煙を一気に吐き出す。
「おうおう、俺を出したんだ幻死する覚悟はできてんだろぉなぁ?」
「……」
「ちっ調子狂いやがる。はぁ~、やるか。《俺は幻、俺は現実。景色は幻、景色は現実。お前は幻、お前は現実。さぁ、お前は……誰だ?》」
《お前は誰だ》
お前は誰だお前は誰誰誰レレレレレレレれ!?おまおまえはだれだれ、!?
「正気に戻れ、余波だけで精神崩壊すんな」
ハッ!あと……少しでおかしくなってた……。
あれ?あの天使……は?
「あの……天使は?」
「あ?幻になって消えたよ」
「……は?」
「身体が幻と思ったんだ。だから幻さ」
言ってる意味がわからなかった。
でも恐ろしいことを言ってるということはわかった。
「ハッ!わからねぇか。っし!戻るか。じゃあな嬢ちゃん」
「え?うん」
「……では少し休みますか」
戻った……。
一瞬で変わった……。
「次は神……だね」
「はい」
神……か。
勝てる……のかな。
でも少し惑わせれたら……少しは守れるかな。
すみません。
短めで終わらせていただきます。
奈 すみませんね。治したらビシバシ書かせます。
え~怖い……。
では、皆さん。
adjö!
奈 は?




