お茶会
こんばんは!
KURAです。
滑りこみますので前書きはこれで終わりにします!
帝国に着き、城の窓から入る。
門?めんどくさいので飛び越えました。
「やほー」
忍びこんだ先にはクリンがいた。
「これはこれはサイガ様!つい先日国の見直しが終わった所でございます。報告と残った貴族への紹介も兼ねてお茶会を開きたいのですが……」
お茶会!?へー男もお茶会するのかー。
淑女の趣味みたいな感じなんだけどなー。
「おお。いいぞー」
そしてお茶会の準備が終わったらしいので部屋へと入る。
「えーサイガ様、残った貴族はこの者達でございます」
「……イタン・セブラインです」
「……タリン・バクカタディアと申します」
わーお、警戒されまくってるねぇ。
「つか二人だけしか残らなかったのか?」
「詳しくは二家、でございますが」
「それで帝国の経済は回るのか?」
家といっても使えるのは一人だけだろう?
「いえ……。しかもイタンは辺境の土地をおさめておりまして実質私と一人しか……」
あー無理っぽいなー。
「まぁそれはおいておくとして、腐っていた貴族への処置はどうしたんだ?」
「そこも決まっておりません。とりあえず檻にいれておりますが」
あー……下手に殺せないしな~。
あ!
「奴隷にして経済復帰させたら?奴隷商人なら俺の国にいたはずだぞ」
「奴隷ですか……。それをすると国の印象などが悪くなり暴動など起きませんかね?」
「あー、俺の国の奴隷制度がかなり緩いんだよ。
まるでお手伝いさんクラスに、でもそれじゃまた悪事するだろうから政治の権限をなくして平民同然にしたら?」
「おお!確かにいいですね!あやつらも平民になるというのは結構な罰になりそうですな」
「じゃ、それで貴族の処置はいいな」
「はい。あ、紅茶が冷めてしまいます。私の国の紅茶には少し自信があります。飲んで見てくだされ」
「ああ」
俺飲んだごとねぇし違いなんざわからんけどな。
そうおもいながら紅茶に口をつける。
……ん?なんか視界が揺れるっつーか霞むな?
……カマかけるか。
「クリン、これをついだのは?」
「私の執事でございます」
「ほぉ、うまい紅茶だ」
「……!」
目が少し揺れたな。
「どうしてコレを使ったんだ?」
「……」
答えない……か。
(聖魔法リカバリー)
最近できるようになった詠唱破棄で治しておく。
「どうしたのですか」
あ、忘れてたよイタン君。
「いやいや少し気になってね」
「……なぜわかったのですか?」
「やはり毒か。すまないけれど鎌をかけさせてもらったよ?なぜこんなことをしたのかな?」
あーこの丁寧口調おれのキャラじゃねっつの。
鎌をかけるのはこっちのほうがやりやすいしなー。
そう思っていると執事が理由を語りだした。
「正直に言いますと、ついこの前まで私の言うことなど聞かなかった王が「すまなかったな。セリン、私が間違っていた。この国の政治は最悪だ、これから掃除をするだから手伝ってくれないか?」などと言うのですよ?はっきり言って変わりすぎて気持ちが悪いです」
あ、うん。それは俺も思った。
「な、なぜだ!」
「だから私は洗脳や悪徳宗教を疑ったのです。そのやさきこのような少年が帝国にきた、王は名前に様をつけて」
あ、俺も毒仕込むわ、これ。
「だから私は毒を仕込んだのです。これで以上です、私はどんな罰も受けます」
「無罪、はい終わり。いやすまんな~。確かにそれはキモいわ。しかもその状況で俺怪しすぎんだろ」
「さ、サイガ様!?」
「確かにそれは怪しいな」
「い、イタン!?」
「怪しいですね。あと気持ち悪いですね」
「タリン!?」
あ、皆もそう思うか。
そしてこの後飲みなおした紅茶と雑談を楽しみお茶会は解散になり、家へと帰った。
あーねみ。
おやすみなさい。
───この時俺はいつものように眠気を我慢しながら寝室に直行してすぐさま寝た。だから気づかなかったのかもしれない……。
頭の片隅にちらつく悪い予感に。
どうだったでしょうか?
では
SAYOUNARA
追記
最後に文章を追加しました。




