二人のピエロ
こんばんは~。
KURAです。
奈 奈落ことアバドンです。
いやぁ、遅くなりすみません。最近月1頻度になっちゃいましたねぇ。
奈 なっちゃいましたねぇじゃないですよ。もう少し早くできないんですか。
んー、無理? いや、出きるっちゃあできますが……どうなんだろ。
奈 あーそうでしたね、貴方リアルでは受験生でしたね。勉強しなさい。
おや、珍しいですね。
……マージか。
あの二人……結構ヤバイ奴だったんだなぁ~。
まぁアイツほどじゃないが。
「クレイジークラウン……ねぇ。気が変わった。行くか」
「ん? 行くの? カイトめんどくさいって言ってたじゃない」
「なんかあの二人が暴走してる。ま、暴走しててもここはどうせ滅ぶんだし良いんだけどなー」
「そうね。じゃあ止めに行く?」
「止める必要あるか?」
「……まぁ、無いね。とりあえず見に行こうか」
「そうしよう」
二人で走っていくとすぐついた。
身体能力上がったか?
リョウカはまだしも俺はあんま運動神経良くなかった記憶があるが。
ま、良いか。
「ありゃ? あの二人ってあんな感じだったっけ? 覚醒イベ?」
「じゃね? 俺達に襲いかかってきたらちょっと戦うか」
「だね」
二人は広場のような場所で虐殺を行っている。
……俺はサバサバしてると言われるが別に他人が死んだところでという論を持っているので良いのだがそういえばリョウカはどうなのだろうか。
「……もしかして心配してる? 無いよ。殺しを忌避するほど平和ボケが抜けてないつもりは」
「……ま、そうか。そうだよなぁー。ラノベみてるお前だったら殺さなかったら~とかの厄介事は知ってるよな」
「いやいや……盗賊とか反逆者とかは殺さないと後々怖いでしょ。快楽殺人だったのしても別に私に止める義理は無いし。革命起きてたんだから半分くらいは遅かれ早かれ死んでたでしょ」
「冷めてるなあ~」
「他人が死んだところで私に何の影響があるのかしら?」
「ま、ないわな。俗に言う自己中なのかもしれんが」
「それの何が悪いのかしらね。皆我が身が恋しくないのかしら」
「だよなぁー」
……む、終わったようだ。
んー、爪甘いなぁ。
シック達からの視界では革命軍がまだ残ってる。
「シック! 残党殺しといて。恨まれたら厄介だしね」
「ん? やぁカイト来てたのか」
「やぁリベ。なかなか楽しそうな感じになってるじゃないか」
少なくとも初対面より何倍も良い印象だ。
「……貴様は頭がおかしいよ。殺人鬼だぞ?」
「俺に関係あるか?」
「……全く貴様はよくも悪くも」
苦笑いしながら肩をうとめている。
俺としてはこいつより恐ろしい奴を見たしなぁ……。
「ヤッホ。リュウナ元気?」
「……そうでも、かな?」
女子は女子で話しているようだ。
ま、女子のことは女子に任せて。
「で、見てたんだが夜法? ってなに?」
「あぁ、見てたのか。なに、独自の魔法と思ってくれて構わない。まぁ……幾分か魔法よりめんどくさいが」
「へぇー出てきてた魔方陣もその関係?」
「そうだ。頭のなかに魔方陣を描けるほど暗記しないといけないんだ。特にこれがめんどくさかったよ」
頭をトントンと叩きながら言う。
よほど辛かったのか苦笑い気味だ。
「確かに難しそうだ。だが、リベは使いこなしてるんだろ?」
「当然。叩き込まれたからな」
「ほう。そういえばなんで急にこんなことになったんだ?」
「いや、魔王? から魔法をかけられたらなんか自分の精神世界に飛ばされてね。そこから思い出したって感じかな」
「魔王? 他の魔王が来ているのか?」
「あぁ、ご婦人だったよ」
ふむ。是非会ってみたいものだ。
「あ、そういえばなんか革命軍のやつらが言ってたがクレイジークラウンってなんだ?」
「あぁ、俺達の昔の呼び名だな。大暴れしてるときにな、ピエロみたいにやってたんだ。みててわかっただろ?」
「まぁ、そうだな。でもなんでだ?」
「ピエロメイクで顔を隠してたからかなぁ? メイクするだけでも全然バレなかったし。ピエロの印象が強すぎて地の顔までは目がまわらないんじゃないか?」
「なるほど。随分楽しそうだったが、感想は?」
「楽しかったよ。久々に暴れることができて」
「そうか、それはよかった。さて、この更地……どうしよっかなぁ~」
そう、革命軍、王国軍共に壊滅した今。
ここに国はない。
残骸しかないのだ。
しかも二人が暴れまくったせいで結構更地に近くなっている。
むー、放置?
ま、魔王と相談しようかな。
奈 さすがに受験生に書きまくれと言えるほど鬼畜じゃないですよ。 聞きましたよ? あまり芳しくないので結構キツイとか。
余計なお世話ですねぇ……。
間に合いますかねぇ~今月から始めたんですが。
奈 遅くないですかね?
遅いですね。はい。
奈 ま、公立落ちても私立は受かれるようにしないと。
ま、高校は行きたいですからねぇ~。
さて、皆様このへんで。さよーならー




