壊れた? もともと壊れていた
こんばんはー!
KURAです!
奈 奈落です。今日はカフェインとってたので起きてます。
お、奈落さんもカフェインデビュー?
奈 貴方みたいに狂ったようにとりませんよ。
ちぇー。
あ、今回うそ!? みたいにキャラが変わって驚かれるかも知れませんが、ちゃんときっかけ作ってるから……いいよね?
奈 知りませんよ。駄目だったら読者が減るだけでは?
そうですね。
「あーあ、なんだ。俺はもともと知っていたのか。なんであんなに取り乱してたんだろ」
「……どしたの? リベ」
「なに、昔を思い出しただけさ。さてご婦人、俺、目覚めがとっても悪いんだ時間を戻してくれないか?」
「……いいよ。その男はなかなかの重役だが……この男が重役なら程度が知れるだろう? 派手におやり。魂は、頂くけどね」
「大食いは変わりませんねぇ」
「全くだ」
魔王連中はもう放っておくか。
あーあ。ほんっと目覚めの悪い。
「り、リベ……? 雰囲気が……違うよ?」
「思い出した、といえばいいかな?」
「っ! そう。なら、私も良いのかな?」
「ああ、良いさ。久しぶりにやろうか。何年ぶりだっけ?」
「えーっと……七歳の頃だから……十三年ぶりくらい?」
「なるほど。あの婆さんもう死んでるかなぁ。ま、あの婆さんのお陰でいまがあるんだが」
「死んでるんじゃない? 私達に魔法かけたときだって死にかけだったわよ?」
十三年前俺たちに記憶を改竄する魔法をかけた婆さん。
さすがに死んでるか……?
「ふぅー、青鬼、ねぇ。一応赤鬼って呼ばれてたんだが」
「ノーフェイス……んー、あ。顔をコロコロ変えてたときにそう言われたなぁ」
「……なら俺の青鬼なんだよ」
「き、貴様ら、何を話している!」
「ま、いっか。とりあえず」
「そうだね。久しぶりの」
『朝食前の運動といこうか!』
……あぁ、青白い月に浮かぶ小さく、不気味に笑う姿で青鬼って言われたことあったっけか。
まぁいい。
久しぶりに出してやったんだ。
次元の狭間から剣を出す。
「久しぶり」
相変わらず白く無骨で、歪んだその剣はどことなく嬉しそうだった。
「そうかそうか。嬉しいか。なら血を吸わせてやんねぇとなぁ」
「ひっ……ま、まさ」
「はいはい。解説するまえに献血お願いしまーす! 首の血でいいぞ?」
前の男の胴体お別れパーティーなんてしている暇はない。
次だ。
つぎの血を!
「運動しなきゃなぁ。この程度じゃ全然たんねぇよぉ」
動くものは敵……って訳ではないがな。
さすがに魔王連中に斬りかかったら死ねる。
ってなわけで第三勢力だぞ?
喜べ。二人だからさっさと殺せよっ!
「ヒャハハハハハハハハハハハッ!」
リュウナside
「ふふ、久しぶりに見た。リベのあんな嬉しそうな姿。さーて、魔力結晶・形状・杖剣。生きて帰れると思う? クイズだよ?」
「私は帰れない、だよ」
「では私は帰れる、に」
「僕は帰れない、に賭けようかな」
「んー、ま、遊びだから賭け金は無しで。ってなわけで答え合わせしてくるね?」
杖を天に掲げて恨む。
祈るんじゃないよ? 恨みこそ我が力。
『深淵魔法 復讐の檻』
「恨みはないけど恨むよ?」
さーて、殺ろうか。
気にくわないんだよねぇ。
昔の私の癖に中々強かったから。
というわけで八つ当たり。
「時間はたぁ~っぷりあるから、勘を取り戻したいなっ」
手始めに何から思い出そうか。
再びリベライトside
「待て! 話し合おう。そうだ! 私がここを革命した暁には君を重役……いや! 英雄! そして富を与えよう!」
「クククッ富なんざ奪った方が早いんだよなぁ。そうだ。興がのった。お前はまだ生かしといてやるよ」
「ほんとうかっ!」
二人とも有象無象の前で殺したら絶望が見れそうだしな。
さーて、王さんも連れてくるか。
「夜法 月の住人」
これは世界に引き付けられる力が六分の一になる。
いわゆる約六倍だな。
これは気を付けないといけないんだ。
飛びすぎてしまう。
「……久しぶりやったがやれるもんだな。ヤッホー! 元気ぃ?」
「な、なんじゃ! きさまは!」
でっぷり太って偉そうなおっさんが出迎えた。
あーあー偉そうに髭生やしちゃって。
とりあえず髭ちぎる。
「ぐああっ! な、なにをするっ!」
「お、そっちの方が良いよ。あんた。かっこよく見える。-五億から-四億くらいにはなったかなっと!」
その太い腹に踵をめり込ませた。
うえっ変な感触。
いうなればスライムだな。
スライムに足を突っ込んだ感じだ。
しかも生暖かい。
「気持ちわりぃんだよてめぇ。ま、いっかこい」
手を引っ張り上げて浮かし、そのまま上に蹴りあげる。
んーこの感じ……いったか?
落下地点、いわゆる広場に急ぐ。
「あ、やっぱり合ってたー。ヤッホー王様。さて」
「ぐへっ」
とりあえずキャッチしたが重いから落とした。
そしてあの革命の主導者を走って連れてくる。
「さーて! アバズレ共とクソ野郎共! 楽しいショーが始まるぜ!」
「なになにー? 何が始まるのー?」
やっぱノリ良いなリュウナ。
アイコンタクトで笑いあうと、素敵な笑顔を振り撒き声を上げて見せた。
「えっとねー! この国がこんなことになってる原因をつれてきたんだよー!」
「なんだって!? そんなことするやつは悪いやつじゃない! そんなやつは首を落として晒さなきゃ!」
二人ともオーバーに動き、ショーを演出する。
「まてまて! それは可哀想だ。チャンスをやろう。んー、そうだな、ジャンケンで負けたら、というのはどうかね!?」
「なんてこと! 優しい! 慈悲深いわね! おい、重罪人彼の優しさに咽び泣きなさいよ」
「じゃあジャンケンだ。じゃーんけーん、ポイ!」
俺の手はパーだ。
二人とも顔が大変な事になっている。
見つめる先は己の手。
そりゃそうだ。
指全部無くなってたら驚くよね。
「あらら、指が全部無くてグーしか出せないなんてほんと運が悪いねぇ。ってなわけでー! 断罪ショーへと参りましょうか!」
「最後のチャンスも掴みとれないなんて、なんて罪深い人なのかしら!」
「それでは首をはねましょう! 皆さんごいっしょに!」
「さーん!」
あれ? おかしいなぁ。いつもなら声が返ってくるのに。
絶叫とか、制止の声とか。
ま、いいか。
「にー!」
「いーち!」
「サヨナラ」
リュウナと二人同時に首を落とす。
……んー、これで悲鳴が上がるはずなんだけど。
「……なんて! 自国の王が!」
「自らの革命軍のリーダーが!」
「殺されたのに声をあげないなんて!」
「なんて! 罪深いのでしょう!」
『なので次はお前らだ』
「ねぇ、 ショクキス」
「なんだいエマ」
「あれって昔暴れまわった道化師兄妹ですよね?」
「だったらなんだい」
「いや、面白いショーですねぇ」
「だろう?」
「やっぱ趣味わりーよお前ら」
いやーこの後書くかどうか悩まれますねぇ。
奈 書け。
いや、違う作品ですよ? ローテーションにしてるので。
奈 じゃあいいんじゃないですか?
明らかな依怙贔屓っ!?
ま、気分ですね。
では、皆様。
またの機会に。




