護衛中ー
ズキッと頭が傷んだ。
「つっ 寝すぎたか? 頭いてぇ」
「おはよう」
ビクッ!
サイガが驚き振り返ると……。
「えっ、まだお前いたの?」
「ひどっ!いるよ!」
「へーなんで逃げないの?」
「え……うーん……うーん暇だから?」
「あはは、なんでだよ」
「だって墓場にいても暇だもん」
「へー。あ、俺仕事あるからついてくる?」
「? なんの? というか仕事してたの?」
「失礼なれっきとした冒険者ですー。仕事は護衛だよ」
「ふーん行くよー」
「じゃあ行こう」
「茨に乗るぞ」 ニョキ
「えー」
「乗れ」
「行くぞ」
ーーーーーーーー移動中ーーーーーーーーーーー
どんぐらいスピード出てんだろ?これ。
ーーーーーーーーギルド到着ーーーーーーーーー
「よし行くぞ」
「はいはい」
集合場所どこだ?
聞けばいっか。
受付の人に聞いた。
「すいませーんこの依頼ってどこ行けばいいんですか?」
「あーそれは西門ですね」
「わかりましたありがとうございます」
「西門いくぞー」
「行き先わかんなかったの!?」
「ちっそうだよ」
「着いたけど……あれか?」
コンコン
馬車をノックする。
「すいませーん護衛の依頼ってこの馬車ですか?」
「あ、はいそうです」
「俺は依頼を受けた冒険者でサイガと言います。よろしくお願いしますね」
「はい私は商人のカンムといいます。こちらこそよろしくお願いしますね。ところでその方は?」
「あーこいつはアンナ、ただの付き添いです。」
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いしますね」
「で行き先はどこですか?」
「イーギン王国です。あと敬語は慣れないのなら別にいいですよ」
「ん、わかった。でそこって良い国なのか?」
「えーそう言われると困るんですが王様は良い方ですよ」
「へー貴族とか腐ってんのか?」
「んー悪い噂しか聞きませんね」
「へー気に入らねぇな スラムとかあんの?」
「あるもなにも国の三分の一ぐらいがスラムですね」
「デッカっ!」
「それでは行きましょうか」
「おう」
ーーーー進展があるまでカットーーーーーーーー
「みなさん!盗賊です!」
「あ?ちっ」
外を見ると男たちが馬車をとりかこんでいた。
「てめーら馬車だ!強奪するぜー!」
「あ''?有罪」
サイガの茨ビンタ!
一撃必殺だ!
盗賊は負けてしまった。
「よし行くぞ」
「は、はい」
「強いんですね」
「?ああ」
「というかあの茨なんですか?」
「んー企業秘密だ」
「そうですか」
ーーーーそのほかなにも進展なく到着!ーーーーー
「よし着いたな」
「はい、ありがとうございました」
「おう、どっか宿しらね?」
「ああそれならあっちにありますよ」
「ありがとな」
「これ報酬です」
金貨一枚もらった。
「んじゃあな」
「宿行こうぜ」
「ん、わかった」
てかこいつ馬車でほぼ話さなかったな?
「いらっしゃいませー」
「おう10日でどんぐらいだ?」
「銅貨五枚です」
「じゃこれで」
ぴったし二人分銅貨十枚だす。
「はいこの鍵に書かれている部屋にお願いします」
「行くぞ」
「鍵ほら」
「いいの?」
「だから二部屋とったんだよ」
なんで俺一人で二部屋使うんだよ。
「ありがとう」
「じゃあな俺寝るから」
「はや!」
「夜することあるから」
「じゃな」
「じゃあね」
バタン
よし寝よう。




