竜の上で咲いた花
こんばんは~。
お久しぶりです。
申し訳ありません。KURAです。
奈 奈落ことアバドンです。……いっそ5話くらい書くまで奈落に閉じ込めますか?
やめてください!
サイガside
ほのぼの。
まさに言い表すとしたらそうだろうな。
(サイガ基準で)
「ねみぃなぁ」
「寝たら? あと……三時間くらい着くのはかかるわよ」
俺達は他の国に行くために飛行竜に乗っていた。
ロクに貸してもらったんだが……みんなやることなくて寝たりしている。
……あ、例外いたわ。スイだけはキラキラした目で景色を眺めてる。
いいなぁ、純粋で。
「じゃね……ようと思ったんだけどどうした?」
「いや、気付くの早すぎないかな。まぁいいや。ここの神が紹介してほしいってさ。レイズって呼んであげて。じゃあね」
「こ、こんにちは! レイズと申します」
「へぇ、ここの神様かぁ。そんな畏まらなくていいよ。俺なんて力持ったガキさ」
「神もそのようなものです。私も昔はこの力を使って無茶しましたぁ。……それが現在神話として残ってて恥ずかしいですけど。……まぁこの話は置いておいて。この世界の邪神が一人消えました。調べるとサイガ様の配下のようでしたので礼を言いにきました」
「へぇ、誰?」
「さぁ? 私もこの世界の人以外が倒したとしかわからないもので……」
「……(―――――――――――)……あー、俺の配下の邪神かな? 今聞いてみた。場所はあっちか?」
「はい」
「おっけー。褒美をあげなきゃな。たっしかー、矢と紙と筆があったはずー……あったあった」
奈落に突っ込んでおいた奴だ。
もしもの時に便利だから色々と突っ込んでるんだが……すっごい便利だな。
そして褒美をやるとの旨を書いて俺の魔力の結晶の珠をくくりつけて。
そして腕で飛ばす。
まぁいわゆる、投げた。
すると超スピードで飛んでいった。
「これでいいかぁ。……さて、レイズ礼なんざいらんぞー。眠いからねていい?」
「は、はい」
「じゃ、おやすー」
ベルside
「あら、寝たわね。こうなるともう起きないからもう帰ったらどう?」
「あ、貴方は?」
「ただの悪魔よ。コイツに仕えてるけどね」
「は、はぁ」
……ん?
この子の目……。
「君、何を迷ってるの?」
「へ?」
「迷ってるよね?」
「……確かに。俺ぁ中々見てきたから分かるもんだが迷ってる目だな。……つーか嬢ちゃんさすがだねぇ」
「ふん。伊達に生きてないわよ」
「……そう……ですか。私は……迷っていた……のですか」
彼女の目は明らかに迷いで曇っていた。
「……その……私邪神も倒せないし、こんな神でいいのかなって」
「いいのよ! だって創ですらコイツ倒せないのよ? 邪神に近い存在……違った。邪神以上の存在を」
「カッカッカッ! 違いねぇ。嬢ちゃんは忙しそうだが、こんな老人みたいに暇をもて余してから見える景色何てもんもあるんだぜぇ? ましてや、神なんだ。もっとゆとりを持とうぜぇ?」
「まぁねぇ、私のところの神なんて最悪だったしねぇ」
「ほう? こっちの神なんて一回引きこもりやがったからな?」
「……こんな……私でも……いいんでしょうか……」
「何回も言わせんなっていんだよ。お爺ちゃんからのアドバンスだ」
「いいと思うわ。……ねぇぬらりひょん。この子貴方より年上と思うわよ?」
「こりゃ一本とられちった!」
「あははっ、なによそれ」
「カッカッカッ!」
「……ふふっ」
彼女は小さく笑う。
なんだ。
「アンタも笑えるじゃない」
「かたっくるしい顔してたからなぁ」
「この時代にしかめっ面なんて流行らないわよ? 時代はスマイルよ! smile!」
「ふふっ……おかしい。貴方達面白いんですね」
「……」
「……」
二人とも顔を向かい合わせる。
『あっははははは! コイツと付き合ってると無理にでも面白くなるよ』
「……スピー……」
ほんっとコイツ無茶苦茶なんだから。
お気楽に生きてないと鬱なっちゃうわ!
次の更新はなるべく早くいたします!
あと眠いのでここらへんでー。
奈 くずが。 ま、いいでしょう。私も眠いので。
では皆様。
これにて閉幕、カーテンフォール!




