エルフの咎
こんばんは!
KURAです!
まだ私が寝てないのでセーフ!
奈 ……オマケしておきましょう。でもその代わりあと一話ですよ。
……わかってますよ。
「エルフが居るところへ明日行くことになった!」
「……は? トゥイルニは良いとしてヘクトは良いのか?」
「仕方ない。ただし、悪影響を及ぼすと思ったらすぐ帰るぞ」
「ま、そこがおとしどころでしょうね~」
「お前ら喧嘩してたんじゃねぇのか?」
「してましたよ? 五回ほど私死にましたし」
「何故生きてる」
「だって私吸血鬼ですもーん」
朝食を食べていたらこんなだ。
さすがのリョウカ達も反応できてねぇぞ。
「オレだって右腕もってかれただろーが。ほら、見てみろ」
「焼かれてるし」
「そうだ。回復魔法で回復しないように、ってそこまでするか? 友達によ?」
「だって貴方刹那でもあれば回復しますし」
「片手潰せただけでも楽になったしな」
「殺す気か!?」
「はい」
「うん」
こいつらの友情はなんなんだ……?
目の前で繰り広げられる会話に言葉がでなかった。
「それいったら俺だって片足もってかれたし」
「貴方にとっては両手あったら一撃必殺じゃないですか」
「うんうん。ま、片足でも必殺みてーなもんだがな」
「……ちょっと待て。何でヘクトは片足失っても歩けてる?」
「土で義足を作った。魔法が使えればこんなもん楽になるぞ?」
「ちょ、ちょっと待て。カイトも触れないがエルフの所へ行くのか?」
「あぁ、オレが連れていけば舐められないだろうし、最低限の扱いは受けると思うしな」
「ま、基本的に他種族から見るとドクズなので気をつけてくださいね」
「……まぁそれはオレも反論できないな。あいつら嬉々として殺すからな……」
「それ俺ら行っても大丈夫なのか!?」
「あ、一応言っておくがそれは敵対行動を取ったら、だぞ? さすがに敵対してもいないやつを嬉々として殺す奴等の所なんて同種族でも連れていかねぇよ」
「ま、そりゃそうか。……ってかリョウカは驚いていないようだな?」
「そうだよリベ! だってテンプレじゃん!」
「……は?」
「……あー、リベ。コイツの言うことは気にしなくていい」
「……わかった」
まぁそりゃそうだよな~。
テンプレなんてわかんないよな~。
渋々頷くリベを見て思った。
そして目を輝かせるリョウカを見てため息をついた。
「…………いや、明日の予定は中止だ。《空気障壁》……チッこいつらは……」
「わお、エルフっていつからこんな血生臭く?」
「こ~れは俺も想定外」
「何だ? 何が起こってる?」
「チッ……この家気に入ってたんだが……《ツリーハウス》解除」
俺たちが居た家は変形し、木となった。
……いや、トゥイルニの発言からすると木を変形させて家にしていたようだ。
そして、見通しの良くなった周りを見ると弓を持った男達に取り囲まれていた。
「なぁ、英雄サン? なぁにここに虫けら連れてきてんだ? ……もう英雄とは呼べねぇなぁ!? 罪人が。断罪の時間だ。てめぇら! 矢を放て!」
「……下らない。《物質掌握》『帰れ』」
放たれた矢は途中で止まり、Uターンして放った男たちへと帰っていく。
「ぐあっ!」
「ぐぅっ!」
「貴様ら……! 許さんぞ……! 大罪人どもが……!」
「……なぁんでこうなるかなぁ。オレがおかしいのか?」
「おかしかねぇよ。俺もそうだがおっさんは周りから取り残されていくのさ。それが良かろうと悪かろうと」
「……神よ、聖霊よ、精霊よ私は今改名せん」
「……!! 馬鹿! お前何する気だ!?」
「新しき我が名は『キルエ』悪しき我が同胞を断罪することを誓おう」
「……エルフを消すきか?」
「必要ならば」
「エマ、止めるぞ」
「はいはーい。丁度新鮮な血があるので使っちゃいますか。《血液掌握》《武血器》これ使うのも久しぶりですね~」
「おっさんも本気出すか~。腰やらないといいが。《鬼化》《再生》《半狂化》さーて、狂気に呑まれないようにしねーと」
エマは深紅の槍を構えて、ヘクトは額から二本の蒼い角を生やして拳を構える。
ヘクトは足が治っており、トゥイルニも治っている。
…………というかこれ巻き込まれると本気でヤバくないか……?
ではこれから書き始めるので……遅くなると思いますが……。
ではまた!




