傍迷惑な大喧嘩
こんばんは。
KURAです。
すみません。先日は……。
やはり寝てしまいました……。
ドゲザー。
奈 グズが。
ちょ、貴方頭踏まないで……。
って! 頭! 潰れる!
死んじゃうから!
奈 チッ
殺す気ですか!?
奈 はい。
!?!?
あの稽古から数日経った。
あれからトゥイルニは稽古してくれないし、なにもすることがない。
そして気づくことがあった。
俺達はトゥイルニ以外のエルフと会ったことがない。
……まぁ別にいいんだが、やっぱ、会ってみたいじゃん?
なのでトゥイルニに聞いてみた。
他のエルフは居ないのか、と。
そしたら
「ん……会いたいの? もっと奥に行かなきゃ行けないし、あんまり歓迎しないと思うけど」
「そうなのか?」
「そりゃそうだ。ちなみにエルフはエルフ至高主義。……ま、簡単に言ったら自己中だな。種族ぐるみの。俺はエマ達が居たからよかったものの居なかったら」
「居なかったら?」
「こうだな」
一ミリでも動くと首が斬られる位置に剣があった。
首が飛んでたってことか。
「……あぁ、勘違いするなよ。俺は自己中じゃない。単純に人間にあんまりいい感情を持っていないからだ」
「……何かあったのか。まぁいい。……でもあんたの知り合いって言えばイジメはされないだろう?」
「……まぁそうだな」
「おっさんは反対だな」
纏まりかけていた話に刺さる声。
それはヘクトの声だった。
「それはどういう意味だ? タイルヘクト」
「俺としては未来ある若者にアレを見せたくないってことだ」
「みたいっていってるんだぞ!?」
「断ればいい話じゃないか」
「……つーかオレでも自分の種族を悪く言われるのは好きじゃないんだよ」
「はっ、事実だろう」
「腐れマイマイが」
「……」
「……」
『ぶっ殺す!』
け、喧嘩が始まった。
するとスタスタとエマが近付いてくる。
「……まーた喧嘩してるんですか」
「あ、エマ! 止めろ!」
「嫌です。下手したら殺されますし。で? 原因はなんだったんです?」
「いや、他のエルフに会いたいって言ったのが始まりで……」
「あー、何となくわかりました。どうせ若者にエルフを見せたくないとかいったりマイマイとか言ったんでしょう?」
合っているからとりあえずコクコクと頷いておく。
「……貴方たちどんだけ昔と変わってないんですか……」
「うるさい! オレと殺るか!?」
「腐れモスキート!」
「よろしい。喧嘩を買いましょう! 死ね虫けら! 腐れマイマイ!」
『……あ゛ぁ?』
あ、やっべこれ巻き込まれたら死ぬ。
とりあえず離れて森のなかを歩いているとリベとリョウカが将棋をしていた。
つかなんで将棋があるんだ?
「なんで将棋があるんだ?」
「私が作った。あ、王手」
「……これ無理じゃないか?」
「あ、詰んでる」
「じゃー、カイトやろーよ」
「んあ? いいぞ」
「じゃあ俺は見ておく」
「……あ。………………参りました」
「あ、やっぱり?」
勝負は俺が後攻で、リョウカが先攻になった。
そして俺は美濃囲いを使いリョウカは棒銀を使った。
そして、ざっくり言うが俺の負けだ。
俺がどうしようと最低でも5手先で負ける。
「……わからん。何でカイトは負けたんだ?」
「んー…………ほら、こうすると負ける。他の動かしかたでも負ける。詰んでる」
「ちなみに三手前から詰んでたよ。いやー、金取れたのは良かったなー」
「相変わらず棒銀使いで対策してても負けるな……」
「それ言ったらカイトだって美濃囲いじゃん」
「まぁな」
「……っ! あっぶねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「何あれ!?」
「はぁ……はぁ……多分……エマ達の喧嘩……」
エマ達の喧嘩場所から衝撃波が飛んできていた。
ブラックをすぐさま抜いて受け流したからいいが……ブラックが居なかったら死んでたぞ……。
ブラック……大丈夫か?
《あぁ……死ぬかと思ったが》
「あぁ! もう! とりあえずトゥイルニの家に戻ろう! このままだと殺される」
「だな」
「だね」
トゥイルニの家に戻ってエマ達が戻ってくるのを待っていたら……帰ってこなかった。
どんだけ喧嘩してるんだよ。
待つのも明日になってはいけないため寝たが……。
誰か死ぬんじゃないか!?
今日、または明日に更新します。
奈 当たり前ですよねぇ!?
タスケテ……コノヒトコワイ
奈落 ジー
……やりゃあいいんでしょうやりゃあ!?
明日までに二話やってやりますよ!
奈 あ、保険作った。
別にいいでしょう!?
では、皆様。
また明日




