稽古
こんにちは!
KURAです。
えー、寝落ちしてしまい……更新が遅くなってしまいました……。
深く、深く、お詫び申し上げます……。
奈 このグズが
カイトside
「……あ? オレの名?」
「あぁ、昨日に自己紹介したがお前の名前を聞いてなかっただろ?」
「……んー、オレの事はトゥイルニと呼んでくれ。エルフ名だと少し長すぎる」
「一応聞くがどのくらい?」
「んー、一分くらいは使うかな。ま、エマ達もトゥイルニって呼ぶからそれでいいぞ」
「わかった」
友好の証として握手を交わす。
……!
ふむ。
「良ければ俺に剣を教えてくれませんか」
「……聞くが、何故オレに?」
「手が豆で硬くなっていた。そしてリョウカの手と似ていたしな。剣のせいの豆かなとわかった。そして、歩き方だ。歩き方が明らかに素人ではなかった。だから前者も含めたら剣をやっているのかなってさ」
「ほう……で? 貴様にそこまでの覚悟は有しておるのか?」
トゥイルニから殺気とも言えるとんでもない圧力が出始めた。
そして、足がすくみそうになり、座り込んでしまいそうになる。
……だが。
「この程度で座るわけにはいかないんだよなぁ。剣を教えてもらいたい」
「……どうしてそこまで力に依存する。エマもいるし、タイルヘクトも居る。世界最強クラスの戦力だと思うが」
「……俺は……俺だ。力を持っていない俺だ。周りが強かろうが俺に力が無かったら俺は弱い。だから鍛える。かんたんだろ?」
「……気に入った! 二日であの嬢ちゃんと打ち合えるくらいにはしてみそよう。勝てるかどうかは知らんが」
「それは頼もしい」
このときの俺は知らなかった。
トゥイルニの特訓が地獄、またはそれすらも温いような物だと……。
振るのミスったらこうだ! といって斬りかかってくるわ、隙が少しでもあったら斬りかかってくるわ。
しかも俺は木刀に対して相手は真剣。
死ぬぞ。俺死ぬぞ。
「雑念は入れちゃいかんぞ! カイトォォォォォォォォ」
「だからって斬りかかってくんな! 木刀斬られない様にするの大変なんだぞ!」
「それが修行なんだろ。さて、太刀筋も良くなってきた。ただし、次流せなかったら……死ぬぞ」
「……どうせ拒否権ないんだろ? ならやるしかねーじゃねーか」
構える。
そして周りの音は葉の擦れる音と虫の音くらいになり響いていく。
俺の仕事は流すこと。
俺から動く必要はない。
そして両者の間に葉が落ちたとき、トゥイルニは動いた。
速い……っ!
縦に降られた剣を避けて剣の背を斬って押す。
これで戻しにくくなる。
そして回転してトゥイルニに刀を突きつける。
……っふぅ、あわよくばとやってみたが上手くいったな。
「ほう。流せと言っただけなのに反撃までするか。……まぁ合格だ。でも反撃するなら爪が甘い」
「……!? いつの間に……」
いつの間にか木刀は切り刻まれてみじん切りにされていた。
手を開いて見ると握ってあった所までみじん切りにされていた。
どう斬ったらそうなる!?
「ま、精進しな~」
そして笑いながら去っていった。
そして俺は座り込む。
「っはぁ~つっかれた~! 何か、稽古もあったけど力の差を見せつけられた気がするなぁ」
と、一人ごちるのであった。
えー、今日も更新する予定ですが……寝落ちしないようにします……!
奈 当たり前です。
はい。
それでは皆様!
また!




