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眠り勇者(凍結)  作者: KURA
テンプレ? と勇者と眠り勇者
108/129

稽古

こんにちは!

KURAです。

えー、寝落ちしてしまい……更新が遅くなってしまいました……。

深く、深く、お詫び申し上げます……。

奈 このグズが

カイトside


「……あ? オレの名?」

「あぁ、昨日に自己紹介したがお前の名前を聞いてなかっただろ?」

「……んー、オレの事はトゥイルニと呼んでくれ。エルフ名だと少し長すぎる」

「一応聞くがどのくらい?」

「んー、一分くらいは使うかな。ま、エマ達もトゥイルニって呼ぶからそれでいいぞ」

「わかった」


友好の証として握手を交わす。

……!

ふむ。


「良ければ俺に剣を教えてくれませんか」

「……聞くが、何故オレに?」

「手が豆で硬くなっていた。そしてリョウカの手と似ていたしな。剣のせいの豆かなとわかった。そして、歩き方だ。歩き方が明らかに素人ではなかった。だから前者も含めたら剣をやっているのかなってさ」

「ほう……で? 貴様にそこまでの覚悟は有しておるのか?」


トゥイルニから殺気とも言えるとんでもない圧力が出始めた。

そして、足がすくみそうになり、座り込んでしまいそうになる。

……だが。


「この程度で座るわけにはいかないんだよなぁ。剣を教えてもらいたい」

「……どうしてそこまで力に依存する。エマもいるし、タイルヘクトも居る。世界最強クラスの戦力だと思うが」

「……俺は……俺だ。力を持っていない俺だ。周りが強かろうが俺に力が無かったら俺は弱い。だから鍛える。かんたんだろ?」

「……気に入った! 二日であの嬢ちゃんと打ち合えるくらいにはしてみそよう。勝てるかどうかは知らんが」

「それは頼もしい」


このときの俺は知らなかった。

トゥイルニの特訓が地獄、またはそれすらも温いような物だと……。

振るのミスったらこうだ! といって斬りかかってくるわ、隙が少しでもあったら斬りかかってくるわ。

しかも俺は木刀に対して相手は真剣。

死ぬぞ。俺死ぬぞ。


「雑念は入れちゃいかんぞ! カイトォォォォォォォォ」

「だからって斬りかかってくんな! 木刀斬られない様にするの大変なんだぞ!」

「それが修行なんだろ。さて、太刀筋も良くなってきた。ただし、次流せなかったら……死ぬぞ」

「……どうせ拒否権ないんだろ? ならやるしかねーじゃねーか」


構える。

そして周りの音は葉の擦れる音と虫の音くらいになり響いていく。

俺の仕事は流すこと。

俺から動く必要はない。

そして両者の間に葉が落ちたとき、トゥイルニは動いた。

速い……っ!

縦に降られた剣を避けて剣の背を斬って押す。

これで戻しにくくなる。

そして回転してトゥイルニに刀を突きつける。

……っふぅ、あわよくばとやってみたが上手くいったな。


「ほう。流せと言っただけなのに反撃までするか。……まぁ合格だ。でも反撃するなら爪が甘い」

「……!? いつの間に……」


いつの間にか木刀は切り刻まれてみじん切りにされていた。

手を開いて見ると握ってあった所までみじん切りにされていた。

どう斬ったらそうなる!?


「ま、精進しな~」


そして笑いながら去っていった。

そして俺は座り込む。


「っはぁ~つっかれた~! 何か、稽古もあったけど力の差を見せつけられた気がするなぁ」


と、一人ごちるのであった。

えー、今日も更新する予定ですが……寝落ちしないようにします……!

奈 当たり前です。

はい。

それでは皆様!

また!

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