夜中の悪夢
こんばんは!
KURAです!
まーた、夜中に書いたのでもう本編行って下さい……。
サイガside
さて、道化の所へ行くか。
俺は睡眠時間が減ったからあのあと三時間くらい寝たら起きてしまったんだ。
だから本気出したときに向かってきたピエロの所へ行こうかなって思って今気配と魔力探してるんだが……。
どうにも見つからん。
隠蔽でもしてるのか?
俺が気づかないほどに?
そうだとしたらそれでいい。
そこまでいっている強者ならば戦いたくないしな。
……いや、居た。
この国で一番大きい城の地下奥深くに居る。
……ん? これは……!
ふむ、追加で用事ができた。
急ぐか。
そして、自らの存在自体を隠蔽しながら……つっても手加減で気配とかオーラとか消して姿消せば存在が見えなくなるんだが。
城に忍び込み長い長い地下へと続く螺旋階段を降りていっていた。
「長いな」
ちなみに声も聞こえないように空気魔法で調整している。
だから熱唱したとしても響くことすらしないだろう。
それにしても長いな。
早く降りる方法などないだろうか。
そう思索していると、下の存在の気配が脆弱になる。
……こりゃあなりふりかまってらんねぇな。
後、地下五キロくらいか。
オーケー。
手加減部分解除。
そして、俺は螺旋階段に足を思いっきり叩きつける。
まぁ、簡単に言ったら足踏みだ。
すると、螺旋階段階段は音をたてて崩れて俺は自然落下を始めた。
さて、何があってんだ?
一体。
一分ほど経っただろうか。
いや、魔法で加速もしたしそんなに経っていないかもしれない。
ま、階段を砕きながら加速して降りてきたからあまり時間は経ってないんじゃないかな。
そして、お目当ての地下室へと降り立った。
「……うん。どういう状況だぁ? これ? そこの道化、もちろん説明してくれるよな?」
地下室には八人の男女がいたんだ。
一人は偉そうにしている馬鹿。
そして磔にされている男。
そして俺に似たような感じを感じる男と、何か見たことあるようで無いような女。
そして泣いている女。
と何か油断できない中年。
と道化。
そして、地に伏しているロクの姿だった。
ムクロside
俺達が雑談していると、ノーフェが駆け込んできた。
……何やらただ事ではなさそうだ。
「……どうした」
「リベが……リベがぁ!」
「嬢ちゃん、あいつが心配なのは分かるがさすがに偽名で呼ぼうぜ? なっ?」
「あっ……ヴルーが……さらわれたの」
落ち着きを取り戻したノーフェが放った言葉は衝撃的だった。
あいつがさらわれた?
……普通ノーフェじゃね?
普通女がさらわれるんだが……庇ったか?
でも……。
「相手は?」
「何か……ヴラッドと名乗ってたわ」
「……!」
おい、エマ。
誰だそいつは。しってんだろ。
《私としたことが……驚きを表にだすとは……。はい。知っています。この国の現国王であり。この国で最も強くズル賢く卑怯で最悪な男です》
へぇ、お前がそこまで言うってことは相当か。
《言っても無駄なことはわかってるが言う。ヴラッドは止めておいたほうがいい。あいつらは血から違う》
《そうです。真相の時代から混ざらぬように吸血鬼としか交わらぬ血族。所謂私の知り合いの子孫です》
……そか。
でもな、仲間がさらわれたら助けに行くのが筋だろう?
俺は立ち上がる。
「行くんでしょ?」
「あぁ」
「あはは、嫌いだった奴の助けに行くとか。そんなにヴルーを気に入った?」
「ま、そうだな。あいつの真っ直ぐな所は評価してやってもいい」
「素直じゃないんだから……」
「俺も行くよー。ま、こんなおっさん一人居たって何が出来るってことだけど。肉壁にはなれるよ」
「ふむ。ムクロが行くとならば私も」
「行って……くれるの?」
『当然』
ノーフェの声が震えている。
何をそんなに怖がっている。
飯一緒に食ったやつを見殺しにでもしてみろ?
胸糞悪すぎて白米すら不味く感じるわ!
「さて、行くか」
『だろうと思ってねぇ、用意しておいたよ。感謝したまえ』
『……っ!!』
ノーフェの髪の辺りから声が聞こえる。
こいつ……何かつけられたな。
盗聴器みたいなもん。
すると、景色が変わる。
「ようこそ。私の城唯一の秘密部屋へ」
「……あんたがヴラッドか」
「そうとも! 詳しくはヴラッド四世だがね!」
「へぇまだ四なのか」
「当たり前だろう? 何故ならば我等吸血鬼に寿命などない! あるとすれば……『死』だ。それも奪われてしか成立しない。ならば何故前国王が私に王位を譲ったか! わかるかい!?」
「殺した……か」
「そうとも。そして国王となってみたらどうだ? 子ネズミ達が忍び込んできた。ならば仲間を一匹捕まえて誘き寄せてから……殺すだろう?」
「ヴルーはどこだ」
「そうあせるな。焦るのは良くない」
男は指を鳴らすと何かが落ちてきた。
それは縛られたヴルーであり、それは俺達にとっての人質であった。
……エマ勝てる?
《勝てますが……貴方達を守れませんし、ここら一帯吹き飛びますが》
つまり俺達という足手まといがいる場合不可能……と。
なぁ、ブラック。
《なんだ》
俺さ、お前の使い方は頭に流れ込んできて知ってるんだよ。
《お前……まさか……!》
そう。
もしもの時は生命力取ってもかまわない。
お前がヤバいと思ったら容赦なく取れ。
俺が戦いの後死ぬ定めになっても。
《確約はできないが……約束しよう》
「おやおや? 何やら覚悟を決めているらしいが、この足置きは君達への人質ではないぞ?」
「……どういうことだ」
「ククク……そちらのお嬢ちゃんみたいに恐怖で固まれば扱いやすいんだが……。まぁいい。お前らは私には勝てん。だが! 人間の人質が効いて私に届きうる吸血鬼を討つためにこの足置きをさらってきてもらったのさ」
ヴルーに足を置き、ヴルーはぐっ……と苦悶の声をあげる。
するとまた誰かが召喚されてきた。
「……あ? 俺は自分の城で読書していた筈……てめぇかヴラッド」
「そうさ。コレを見たまえ」
「貴様……! 人間を人質にするか……!」
「そうさ。君は吸血鬼にしてはとても優しい。だから人間を見殺しにすることはできない。だって君の――――
「黙れ」
「何でだい? 君の良い子さを語ってるだけじゃないか! ねぇ今も母親の教えを守っているハーフ吸血鬼さん?」
「黙れって俺は言ったぞ。まぁいい。読書していたのに呼び出された恨み五倍にして返してやるよ」
「やれるのかい? 私が少し力を入れればこいつは死ぬよ?」
「ちっ……!」
「あぁ、そうだ! ねぇ君達コイツを殺せ。殺したら見逃してやってもいいぞ?」
「てめぇ……」
「良い。俺を斬れ。名も知らぬ人間よ」
「なんだと!?」
「良いから斬れ。こいつにだけは殺されたくない」
「分かった」
ブラックであの吸血鬼を斬った。
俺はこういう殺しはしたくないんだが……。
「フハハハハハハハハハッ! どうだ? 愛する人間に殺される気分は?」
「ちぃ……お前の声のせいで最悪だよ……!」
吸血鬼は倒れた。
ブラックを防御無しにくらったからだ。
だがこいつはどうせ俺らを見逃さねぇだろうな。
どうするか。
死ぬ気でブラック使うか……。
「……っ!!! ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ! ムクロ! 逃げますよ!」
「させるか! 『マジックジャミング!』」
「どうした!?」
「あいつが……あいつが来る……!」
エマがそういった瞬間天井が砕けた。
砕かれた。
天井は鋼鉄とも言えぬ謎の金属でできていて、とても俺では斬れそうになかった。
それが砕かれた。
そして、静かにこの部屋に着地した黒髪の青年は辺りを見渡すと濃密な殺気を出し話始める。
「……うん。どういう状況だぁ? これ? そこの道化、もちろん説明してくれるよな?」
普通の青年なのに何故か身の毛がよだつほど恐ろしかった。
本能が逃げろと警鐘を鳴らしているようだった。
眠い~。
もう4時です……。
私は寝ます……。
では皆様。
また今度!
修正しました!
明日→今度に。
次の日に弁当を作らなくてはいけなく、睡眠時間を削れないので。




