宴
こんばんは!
KURAです。
奈 奈落ことアバドンです。
では本編どうぞ~。
夜に店で宴会をしていた。
何してんだって思われるかもしれないが、ロクと飯食ってたらたのしくなってきてな。
「サイガァ! 飲んでるかぁ!?」
「馬鹿! 俺はまだ酒飲めねぇよ!」
「そうか! 俺は普通に酒弱いから飲めねぇ! 飯食おうぜ飯!」
「おう! これ旨そうだぜ!」
「なに? 食わせろ!」
「おらよっ」
「投げるな! 落としたらどうするんだ!」
いやー、金あるから宴会するっていいな~。
楽しい。
「ねぇ、なんであいつらあんな仲良しなの? 今日あったばかりなんでしょ?」
「うむ。だけどサイガの事だ何かしら共鳴でもしたんじゃないか?」
「僕も食べる~」
「おう! 小僧食え食え!」
「旨いか?」
「うん!」
「なんか……親戚のおじさんが集まった時の子供みたいね」
「だな」
「いやー、楽しいな!」
「おう!」
「クハハハハハハハッ!」
「クーハッハッハッハッハ!」
楽しいな。
たまにはこうやってはっちゃけるのも悪くない。
そう思ったとき店の扉が吹き飛んだ。
「てめぇら! ここに居るらしいサイガって奴何処だ! 出てこねぇと店吹っ飛ばすぞ!」
後から聞いた話だがこの場に居た奴(俺とロク以外)全員がブチィッ! とちぎれるような音を聞いたらしい。
ま、空耳だろ。
「《奈落転移》」
「ど、何処だぁ!? ここ!?」
「魔力持ってけ。《眠れる魔神の目覚め》さてと、」
「《血帝具現》さて、」
『俺達のディナーを邪魔した罪は重い』
ちっ、九割ほど魔力持ってかれた。
ま、三秒あれば治るが。
さて、どう殺すか。
「な、何言ってやがる!」
「おい、サイガ。お前の威圧みてぇなのは発動してないのか?」
「してない。邪魔だろ?」
「確かに。さて、どうする?」
「俺にいい考えがある。《形状記憶》《魂記憶》おっけー。殺せ」
「あいよ。《血爆発》」
「な……!? ピャ」
男の体が爆発して血が爆散した。
ふむ、血が体を突き破ってきたのか。
「《復元》さぁ、次は俺だ♪」
「お、俺は死んだはずじゃ……」
「ドーン♪」
アザトースの翼で潰す。
あ、これ発見したことだけどコレで潰すと何故か発狂する。
だから魂まで記憶しておいたんだ。
「《復元》さて、ロクよ。拷問しようか」
「オッケー。楽には死ねないぞ?」
「やめ、やめて。やめてくれぇぇぇぇぇぇぇ!」
「クハハハハハハハッ♪」
「クーハッハッハッハッハ♪」
その奈落には絶望の悲鳴と、狂喜の声だけが響いている。
クハハッ♪
二時間ほどすると俺達は店に戻った。
理由は飽きた。
だから真っ白に設定した(何故か設定できた)奈落に何も置かずに放置しておいた。
「遅いわよ!」
「いやー、すまんすまん。ついつい楽しんじまった」
「じゃあ宿に行きましょ。あ、どのくらい稼いだの?」
「んー、一万ほど? クエストしたあとギルドからぼったくってきたから」
「だから俺と二分割で五千だ。俺はいらんって言ったんだがな……。宴会代は俺が出しとくよ。何ヴラド? 二千ヴラドか。ほらよ」
「有難うございます」
「五千ヴラドあればまぁまぁいいとこ泊まれるだろ」
「あぁ。あ、俺の城あれだから。暇になったり、クエスト行くときは言ってくれや。じゃあな~」
「おう。じゃあな」
「じゃあね~」
さて、泊まりに……いく……か……。
ね……む……い…………。
「はいはい。スイ、お兄ちゃんおぶってあげて」
「わかった~」
「じゃ、行くわよ」
「クハハッこれは傑作。普通逆なんだがなぁ」
おや……すみ……。
そういえば奈落って設定あるんですか?
奈 あるんです。ちなみに色、音楽、地形まで変えれますよ。
まじか。あ、あの置いてかれた人どうなりました?
奈 あのあとすぐ発狂して、死にました。
あらら。
では皆様。
お別れの時間です。
また明日~。
奈 それは明日更新する宣言ですか?
はい!




