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マツバ

約3年前、宮に来たばかりの頃に比べて月子は随分と変わった


17になって、手足も伸びたし背も高くなった


髪型もあの頃と違って、長く伸ばした髪を、はなのように緩く後ろで結んでいる


昔ははなと並ぶとどちらがお付きか分からなかったが、今や誰がどう見ても姫らしい風格があった


マツバの腕の中でただただ可愛く思えた月子だが、今抱きしめたら抑えが効かないだろう


マツバは昔の月子を知っているからこそ、ふとした笑顔や仕草に幼い月子を重ねて自制ができている


けれどもし、今の月子しか知らなかったとしたら、マツバはすでにその魅力に陥落していただろう


現に月子が魅力的なのをマツバは十分分かっていて、いつの頃からか少々距離を取って、触れないように気を付けていた

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