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真相と和解と虐め

席替えをして1ヶ月が経った。


佐藤がそんな悪い人じゃないと思えてきた。


佐藤「やっと普通に話すようになったな」

「大っ嫌いだったからね」

佐藤「なんで!?」

「2年の時飛び降りようとしたでしょ。あの後飛鳥に背中殴らせたじゃん」

佐藤「あー。あれは俺じゃないのに疑われてムカついて。背中殴らせたのは気づいて欲しくて!」

「嫌いです」

佐藤「え!ごめんて!」

「はいはい笑」


?「なんで佐藤くんとあんなに仲良くしてるの。」


佐藤は学年1モテてた。かっこよく、運動神経抜群。

少女漫画男子だった。

私の中では運動神経は良いと思ったけどかっこいいとは思ったことなかった。

でも良い奴なのは分かった。

ある日から境に放課後毎日遊ぶメンバーになってた。

家も近く、帰り道もいつも一緒で。

自然に仲良くなった。

佐藤「またあとで!家に迎えに行く!」

「はーい!」

こんな日が毎日だった。


私はどちらかと言うと男友達が多い方だった。

女の子の友達も居たけど男友達の遊びの方が私には合ってて。

お絵描きとか着せ替え人形とか女の子の遊びはなかなか続かず…男子と外で遊んでた方が楽だった。


そんな感じだったから私は虐められ始めた。


靴に画鋲。学校の壁に悪口。聴こえるように悪口。

ノートに悪口。


女子「男子とばっかり。可愛こぶっちゃって」


飛鳥「うるさいなー。」


女子「え。」


佐藤「そうゆうこというからお前らと遊ばないの。友達のこと悲しませたら許さないから。」


2人が私の代わりに言ってくれた言葉が嬉しくて、初めて虐めに対して涙が出た。


「知ってたんだね」


飛鳥「気づかない奴はバカすぎる。笑」


佐藤「そんなにバカじゃありません。笑」



でもこの行動が虐めをエスカレートさせた。


悪口も増えて、落書きも増えて。


「もう、いやだ。」


逃げたかった。消えたかった。


?「いやなら学校休めば?」


その言葉を、言ったのはゆりちゃんだった。

「ゆりちゃん。」

ゆりちゃんが虐めのリーダーみたいなものだった。

ゆり「私が佐藤君のこと好きって知ってて仲良くして。大っ嫌い!」


ドンッ!!!!!


ゆり含めた数人に一気に押されて倒れた。


限界だった。


帰りの会が終わって皆が帰る準備をしてた時、教壇に佐藤が立った。


佐藤「人を虐める人にこんなの貰っても嬉しくないし、好きにならない。」


ゆり「えっ…」


近くに居たゆりの口から悲しそうな声が漏れてた。きっとゆりが佐藤に渡したラブレターだ。


佐藤は教壇でそのラブレターを破ってそのままゴミ箱に捨てた。


佐藤「帰るぞー」


「ちょっとやりすぎだよ?」


佐藤「うるせー。いい人過ぎなのあなたは」


飛鳥「帰ろーぜ」


「うん。」


こと日からかもしれない。佐藤の事を好きになったのは。


次の日


「はー絶対やばいな。」


昨日の出来事で虐めがエスカレートすると思って学校へ行くのが憂鬱だった。


しかし、その思いとは逆。全くの虐めがなくなった。

佐藤は学年のリーダー格だったし。

今思えばおかしな事じゃなかった。

当時の私はビックリするしかなかったけど。笑


その後の学校生活は平和に何事もなく終わって行った。

グダグダな小説ですみません。

今のところ実話のみで作成してます。

佐藤は本当に今思うとかっこいい事をしてくれました。

小学生なのにすごい勇気ですよね。

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