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ある主人公の非日常  作者: 紅
7/17

5章、決闘

つ、次こそ頑張ります!!

~イグニット王国・コロシアム内~


なんだかんだで、戦うことになってしまった…

目の前には、一国の王様。

まじで王様が戦うんですか!?

さらに、姫様いわく、


「遠慮はいらないから、やっちゃっていいよ。」


らしいです。

そして、


「もし、ショウが負けても私…ショウに付いていくから!」


決闘の意味がなくなります………


「それではこれより!決闘をはじめます!」

「「「「うおおぉぉ」」」」


皆さんこんなこと大好きですね……

ちなみに、決闘のことは姫様が兵士を使って公告したそうです。


「王様ー!こんなやつすぐに片づけください!」

「「「そうだー!!」」」


男性の皆さんから殺意がします。


「きゃー!(ショウ様)かっこいいー!」

「こっち向いてくださーい!」

「「「きゃー!」」」


王様モテモテですね。


補足:自分では並いっていたが、他人から見るといろいろとできる人物だった。

章は親がエリートでなんでもできる為、自分は全然、未熟であると思っていた。

元いた世界でも隠れファンが沢山いた。

というか、元の世界でもあんな感じだった。

章じたいは、自分のことではないと思っていた。

ようするに鈍感または、朴念仁である。

決して、この世界に来るときにもらった力のせいでもてているわけではない。


それにしても…相手は一国の王様……怪我なんてさせたら大変だよなぁ……


「小僧!!手加減なんぞしたら承知せんぞ!!」


逃げ場なし!!


「ちなみにルールは?」

「相手が気絶、または私が戦闘不能とみなした場合負けです」

「なるほど」


お互い死ぬまでとか言われたどうしよかと思っていた。


「では!両者とも準備はよろしいですね!?」

「もちろんだ」

「………」


遅かれ早かれ、俺は覚悟は決めなくてはならない。

自分は人をきずつけなくてはいけない。

もしかしたら、人を殺すかもしれない。

沢山の恨みをかうことになるだろう。

さっきまで普通の高校生だったのだ。

恐くて仕方ない。

だが、父さんは言っていた。


『人は決断しなくてはならないときが絶対にくる。だから、その時がきたら、お前は後悔しない決断をするんだぞ』


だから俺は…俺を助けてくれた…俺を信じてくれた…神崎との約束を守るため覚悟を決める。


「……大丈夫だ」

「それでは、両者とも!位置についてください!」

「覚悟しろよ!小僧!!!」


……大丈夫かな……?


「……試合、開始!!」


先に攻撃を仕掛けたのは王様だった。


「死ね!!小僧!!『フリーズランサー』!!」


王様の前に魔法陣がでてきて、氷柱がこちらに飛んでくる。

そして、氷柱はとんでもない速さで飛んでくる。

誰もが『終わった…』と思った。

王は『血』だけできまるものではない。

実力もいる。

王となったものはそうそうには負けない。

だから、皆は『終わった…』と思った。

姫でさえそう思った。


ドオオォォォン


氷柱は地面に刺さり、砂埃がまう。


「ショウーー!」


姫が叫ぶ。


「はっはっはっはー!」


笑いがとまらない王。


「伝説とやらも嘘だったらしいな!」


王が言う。

そして、砂埃が…


「お、おい!あれ!」


ひいたときには…


「なに…!?」


かすり傷さえない、章が立っていた。


「ばかな!直撃だったはずだ!」


あせる王様。

さらに、章の姿が消える。


「ど、どk……」


ばたっ!


気が付けば王が倒れて、近くに章が立っている。

誰もが唖然としていた。

王の魔法を避け、一瞬で王を倒したのだ。

皆は自分の目を疑った。


「審判……判定は?」

「はっ…!しょ、勝者!テンジョウ・ショウ!!」


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