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ある主人公の非日常  作者: 紅
4/17

3章、王都にて

意外と早くできました。

あいもかわらずgdgdです。


意外と見てもらえていたのですごく嬉しいです。

作者は嬉しさでもだえました(本当です)

今、俺は王様ににらまれています。

蛇ににらまれた蛙って感じです。

ああ、姫様お願いですから抱きつかないでください…

でも…女子の身体ってやわらか……じゃなくて、王様もにらみをきかさないでください。

しかも、王様以外の方もにらんでくるし……レナもにらんでるよ……レナが一番こえぇ。


……どうしてこなった……


~遡ること数時間前~


俺はレナの厚意により馬車に乗せてもらって街……いや王都に招待してもらった。

レナによると身分を確認する物がないと入れないらしい……よかった。

しかし、兵士の馬車と言うと何人も乗せるものである。

それは今、俺が乗っているものも変わらない。

つまり、兵士の皆さんと乗っているわけです。

にらんできます。つらいです。


「………」

「………」


き、気まずい。

レナは違う馬車に乗ってるし、誰も口きかないし。


「……くしゅん」


俺がくしゃみをすると、皆が一斉に剣に手を置く。

皆さん反応速いですね。

レナいわく、すぐに着くらしい…が、こんな状態だと身がもたない。


  ~数分後~


ようやく馬車が停まる。

もう……地獄でした……俺がね?少しでもね?動くだけでね?…皆、剣を抜こうとするんだもん。

もうやめて!俺のライフはゼロよ!


「ショウ?大丈夫ですか?」

「だ……だい…じょうぶ…だ」

「それならいいのですが…」


レナが心配してくれている。

素直にうれしい。


「あっ……!」

「どうした?」

「ショウ…すみませんが私達の王に会ってもらえませんが?」

「えっ?」


レナが言うには俺のことを報告したとき王は俺に会いたがっているらしい。

別に拒む理由はないので、


「いいよ」

「…!あっありがとうございます」


レナは美人だ。

これは客観的にみてもそう思う。

10人に9人は美人と答えるだろう。

身長は俺より低いので可愛くも思える。


「えーと……服はありますか?」


そこまでボロボロではないのだが、王様に会うとなると話は別だ。


「ないんだけど……どうしようか?」

「あっ…ないのであればお貸ししますよ」

「え?でも……」

「大丈夫ですよ。男性用はちゃんとありますから」

「そ、そう?」

「ショウは何を着ても似合いますよ」

「そ、そうかな?」

「はいっ!」


正面を向いて言われるとすごく照れます。

で、なんだかんだで服をもらいました。

自分で言うのもなんだけど、意外と似合ってたから驚いた。


「では、少々こちらでお待ちください」

「わかりました」


着替えを手伝ってくれたメイドさんがでていく。

なんだか耳と尻尾があったきがしたけど……気のせいか?


コンッコンッ


「はい」


ノックされたので答える。

すると…

またもや美女…美少女か?

とにかく可愛い子が入ってきた。


「誰?」

「他人に名を名乗るときはまず自分から名乗るもんじゃないの?」


少しきつい言い方だが一理ある。


「これは、失礼しました。私は天条章といいます。ショウとおよびください」


できるだけ丁寧に言ってみる。


「ショウ?……ああっ!レナが連れてきた人間ね!」

「は、はい……えっと?」

「あっ……私はセリーヌ・グランハーニットよ。セリーヌでかまわないわ。よろしくね」

「わ、わかりました」

「普通に話してくれてかまわないわ」

「わかった」


歳は……俺の少し下だろうか?

綺麗…と言うより可愛いほうが強い気がする。


「じー」

「ど、どうした?」

「貴方かっこいいわね」

「そ、そうか?」

「ねぇ?」

「なに?」

「貴方、私のフィアンセになりなさい」

「はっはい?えっ?え?」


今なんていった?

え?フィアンセって?

婚約者ってこと?


「いいのね!」

「え?、いや、ちょっと待って!」

「え?嫌なの?」


セリーヌはすごく悲しそうな顔をする。

潤んだ目に、上目ずかいは反則だと俺は思う。


「待ってくれ!嫌ってわけじゃないんだ」

「じゃあ…どうして?」

「あー…えっと…そのー…なんだ?…あのー…あんまり相手のことを知らないのにそんなことを言うのはどうかと思う」

「じゃあ、お互いのことを知ればいいのね!」

「え…そういうわけz…」


俺が言い終わる前に抱きついてくる。


「うわっ!?」

「なら、ずっとショウのそばにいてショウのことを知るわ!ショウは私がすっとそばいるからわたしのことを知ってね!」

「ま…まじですか」

「もちろんよ!」


で、抱きつかれたまま王様に会うことになった……ここでセリーヌはこの国の姫様だと知った。

王様は当然、娘がどこの馬の骨かわからないやつに抱きついているのだから殺気がもれる。

さすが、王様すごい殺気です。

いたのは、王様だけでなく隊長のような人や、お偉いさんのような人もいる。

当然、レナもだ。

皆が俺をにらむ。

もう……挫けそう。

助けて!神崎!


(それは…無理だ)


何か聞こえた気がした………。

気のせいだ。きっと空耳だ。でも俺に味方はいない。

俺は……激流に身を任せることにした………もう…どうにでもなーれ


~セリーヌサイド~


~時間は同じぐらい遡る~


「はぁ……どうにかならないかしら?」


私ことセリーヌは悩んでいた。


「お父様ったらお見合いのことばっかり……私は嫌なのに……」


私は男ではない。

だから王にはなれない。

伴侶つまり王になる人物をみつけなければいけない。

本当は恋をして、その人に添い遂げたい。

でも私は姫……恋をしている時間なんてない。


「はぁ……私の気に入るような人はいないのかしら」


そんなとき、兵士達が、


「おい知っているか?『あの』伝説が本当かも知れないって」

「ああ、伝説のとおりの人物が現れたって話だろ?」


『あの』伝説?その伝説って…まさか…


「その話詳しく聞かせなさい!」

「「ひ、姫様!」」


兵士達によると伝説のとおりの人物が現れたらしい。

そして、その人物はテンジョウ・ショウと言うらしい。

レナが連れてきているそうだ。


~章が部屋に一人になったころ~


私は、ショウが一人になるころを見計らい、扉をノックする。


「はい」


返事があったので部屋に入る。

第一印象はかっこいいと思った。

見たことのない黒髪に、整った顔。


「誰?」


声もかっこよかった。

私は冷静を装い、


「他人に名を名乗るときはまず自分から名乗るもんじゃないの?」


少しきつかったかもと思っていると、


「これは、失礼しました。私は天条章といいます。ショウとおよびください」


礼儀正しく、ちゃんとした言葉で返してくれた。


「ショウ?……ああっ!レナが連れてきた人間ね!」


会いにきた事を隠すように言う。


「は、はい……えっと?」


自分の紹介を忘れていた。


「あっ……私はセリーヌ・グランハーニットよ。セリーヌでかまわないわ。よろしくね」

「わ、わかりました」

「普通に話してくれてかまわないわ」

「わかった」


普通に話してくれたことが嬉しかった。

私に話しかけてくる人は、顔色を伺いながら話す。

だから、嬉しかった。


「じー」

「ど、どうした?」

「貴方かっこいいわね」


第一印象を言う。


「そ、そうか?」


照れた顔は可愛い。

私はこのとき、ショウに恋をしたのだと思った。

だから、


「ねぇ?」

「なに?」

「貴方、私のフィアンセになりなさい」

「はっはい?えっ?え?」


はい、と言ってくれた。


「いいのね!」

「え?、いや、ちょっと待って!」

「え?嫌なの?」


途端に悲しくなる。


「待ってくれ!嫌ってわけじゃないんだ」

「じゃあ…どうして?」


わけを聞きたかった。


「あー…えっと…そのー…なんだ?…あのー…あんまり相手のことを知らないのにそんなことを言うのはどうかと思う」

「じゃあ、お互いのことを知ればいいのね!」


私のことが嫌いでないだけで嬉しくなった。

だから、


「え…そういうわけz…」


抱きついた。そして、


「なら、ずっとショウのそばにいてショウのことを知るわ!ショウは私がずっとそばいるからわたしのことを知ってね!」


わからないのであれば、知ればいい。


「ま…まじですか」

「もちろんよ!」


         知らぬ内に沼にはまっていく章

                   章に明日はくるのだろうか?

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