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「ママ!パパの車、またジェットコースターになった!」
って、春馬くんとおでかけしていた真菜が興奮したように笑って帰ってきた。
うしろで、めずらしく海が見たいし。って言いながら一緒に行った陽菜も、
「また前の車みたいになってきたよ?」
って首を少し傾げてる。
うしろから、お魚屋さんで買ったらしい袋をもちながら、春馬くんが帰ってくる。
「たぶん1500キロ超えたから、少しずつなじんできたのか、俺が踏ん切りついたか?いや、ならしっ言葉あるし、前のデミオは中古だったけど、やっぱり動かしていまの距離から、まとまりなくなってきたしなあ?」
って、陽菜とは違う首の傾げかただけど。
「どっちだろ?」
って私にきくけど、陽菜があきれたように、
「両方だと思うよ?それにママには、わからないと思うよ?」
…最近、我が子がたまに冷たい。思春期だからかなあ。
陽菜は優等生だけど、たまにあの野良猫みたいな後輩が見え隠れする。
のは、いまも連絡くれて、たまに陽菜の相手をしてくれているからかなあ。
真菜の相手は基本的には、他の後輩たちがして、へとへとだから、かなあ。
とにかく元気な真菜を追いかけるのは、大変で、あの春馬くんすら、
ー娘でよかった。
ってへとへとになっていた。
私もよくお義母さんに相談しているけど、基本的に春馬くんはおじいさんが中心だったらしい。
運動神経はたぶん春馬くんゆずりかなあ。
陽菜はよくもないけど、悪くもない。
たまに真菜はいいなあ?って言うけど。最近はすこし思い悩んでる気もするけど。
どうやって話をきくんだろ?
もうすぐ一時帰国していた春馬くんは、またウシ様ごしになるけど。
不思議な気持ちにはなるよね。
だってもうすぐ、春馬くんとであった年齢に陽菜がなる。
不思議だなあ。って思いながら、私は春馬くんのことをお母さんには、相談してないかな?
かなあ、