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SS 野良猫の彼女


僕の彼女は、


ー野良猫だ。


そう友人や会社の同僚たちにいうと、お前に彼女なんかできないだろ?


って油混じりのにおいが染みついた指先に笑わられる。


僕は機械いじりがすきで、よくガラクタを集めては、とばしたり、はしらせたり、していた。


雨の河川敷。普通にガラクタ探しに行ったら、野良の子猫をみつけるように、電気屋のジャンク品で溢れたネオン街から、目当ての道に近道しようとしら、女の子がからまれていた。


腕には自信なかったから、アプリのパトカーサイレンと叫び声だした。


よくある、お巡りさんこっち!


だけど、絡んでる奴らはすぐ逃げたけど、彼女は僕にお礼がわりにブラック缶コーヒーをくれた。


梅雨入り間近のジメジメしたじきに。ふしぎとあうようになり、なんとなく気になってた。


ーもしかしてお礼言わなかったから?


彼女の耳があかくなり、ますます彼女はそっけなくなった。


彼女から彼女が有名なアイドルダンスグループだときいたのは、プロポーズのとき。


どんかんさに、彼女がはじめて笑ってた。

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