表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

591/652

真菜と、

パパが帰国したら犬を考えてる、そうきいて、動物が大好きな妹の真菜は、毎日、毎日、


ーうるさいテンション。


めちゃくちゃうるさい。


図鑑やインターネットでたくさんの犬を調べたり、萌お姉ちゃんのデートに強引にわりこみ、彼氏さん運転で、ペットショップをまわってる。


パパのスタンス的には、どちらでもいいらしい。


保護犬も悪質なビジネス化していたりもするし、なんだかなあ?


って、私が寝てると思いこんでたパパとママの会話がウシ様からきこえた。


真菜はぐっすりだけど。私は起きていた。


大好きなパパのばあばのお家にも、ラッシーがいなくなってから、新しい家族が来てたけど、最初、ばあばはいくら真菜が頼んでも、画像を送ってくれなかった。


最近になって、尻尾をふりながら、玩具遊びをする小型犬の動画がきていて、とてもかわいい。


ばあばには、懐いてるけど、じぃじには、吠えるらしい。


じぃじがショックだけど、犬は思い通りにならないものだし?


って、真菜に言い聞かせてた。


いつでも尻尾ぶんぶんじゃないよ?ちゃんと気持ちがあるよ?


犬はぬいぐるみと違うよ?


そう繰り返しみんなから言われても、


ーわかってる!


…絶対にわかってない。


そう私でも思うけど、ばぁばに懐いてるその子はすごくかわいい。


ばぁばも笑ってる。ママが言うには、疲れちゃってたワンチャンを優しくばぁばやじぃじが見守ってくれたかららしい。


保護犬ってだけで、受け入れるにはまた違う気もする。ブームには、必ず闇が生まれるし?


ってあの子が言ってたけど、実はあの子も動物が好きだから、優しい眼差しでみていた。


あの子は私にはあんな眼差ししないのに。


いつか、優しい笑顔で私をみてくれるかなあ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ