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s 2


夫が連れてきた子は、ほんとうに、


ー無反応。


では、なかった。


次の日に少し指から水をのんでくれ、また次の日にフードを食べたけど、


ー動かない。


ずっと長年の姿勢なんだろうか?


癖なんだろうか?


そう考えてしまう。


ラッシーとは、あまりに違う、無感情な瞳に戸惑って、でも、わずかな反応が嬉しいのは、晩年のラッシーとおなじで、


けど、


「うちがラッシーをみとれたからかさ?」


って、夫は言ってだけど。


ラッシーは老いていくだけで、認知症や介護だけど、回復はだんだんとあきらめた。


でも、


まだまだ信用されてないし、目が見えてないのかしら?獣医さんはたぶん見えてそうだけど。


反応がうすいは変わらないけど、少しずつ、背伸びをしたり、お座りしたり、ゲージを出ようと顔をだしたり、


ご飯もらう時やトイレシートを交換すると、少しだけ尻尾ふってくれたり、わずかな反応が嬉しい。


老いていったラッシーと同じ瞳が、少しずつめせんがあう。


やわらかな毛並みをなでながら、


ーあと何年かわからないけど、うちでゆっくりしてほしい。


はやく立つ姿をみたいし、足にはたぶん問題ない。


いつか、歩く姿がみれるかなあ?


やわらかな毛並みをなでながら、ラッシーを思い出した。


ラッシーはたぶん幸せだったよね?


こんな瞳は高齢になってからだから。


ラッシーがこの子にあわせてくれたのかしら?


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