表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

540/652

SS 変わらないけど、変わるおもさ。


たまに春馬くんが飛行機のウッドパズルのオルゴールのネジをまいてく。


空ちゃんが安全に遊べるように、接着剤を覚えた春馬くんは、作りおわり、満足した動きができたら、安全に固定化してる。


とあるウッドパズルは輪ゴムだから、劣化したらつくりなおすから、接着剤はおすすめできない。


インテリアなら、たぶんいけるけど、輪ゴムの楽しさ減るから動かし続けてみたいらしい。


真央も似たようなことを話してた。まあ、その輪ゴムにイライラして違うウッドパズルを開発したのかなあ?


ー絶対に作ったからのイライラじゃね?リスペクトしながら、めちゃくちゃイライラしたのか、さらに難しくしたいのか?


って首を傾げてる。やすく、よりいいものへ、もたしかに?


けど、高いから価値がでる。希少だから、価値がでる?


たしかに?


とも思うらしい。わかることは、


ーまずこの地域では、見ない車。


そもそも人生で生で見ることないのでは⁈明日菜が大富豪と結婚したら、ありか?いや、まて?その場合、俺、生きてないから、無理じゃん⁈


いろんな意味でツッコミたいけど、やめた。春馬くんが存在しない世界をいまの私には、わからない。


このお腹に宿ったまだ姿を直に見てない宝物も、いずれは春馬くんと同じ強いなにかで、そう思うのかなあ?



…なんて、わりと健気に思ってたのに、今や,すっかり単身赴任でも大丈夫な私がいる。


さびしいけど、いまの私には違う重さの我が子たちがいる。


不思議と家族になってた。子供達が中心になってるけど。


「パパは変わらないね?妹もだけど」


って、リビングから賑やかにウシ様と笑う下の子をみながら、上の子があきれたように笑う。


最近は少し春馬くんから、はなれだした上の子と違って、下の子はまだまだ無邪気だ。


ー無邪気にへんな会話についていく。


私はあきれながらも、笑う上の子に、すこし昔の私を重ねて、そしてやっぱり笑うんだ。


ね?


ほんとうに些細な日常が幸せなんだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ